長期休みの帰省で感じる結婚プレッシャーの正体
長期休みの帰省時に感じる結婚プレッシャー
お盆、年末年始、ゴールデンウィーク——長期休みは家族や親戚と顔を合わせる機会が増える時期です。
久しぶりに実家に帰り、美味しいものを食べ、ゆっくり過ごす。
そんな癒しの時間のはずが、婚活中の方にとっては「結婚」や「恋愛」に関する話題が増えやすく、少なからずプレッシャーを感じるタイミングでもあります。
IBJ結婚みらい研究所では、婚活アプリ「ブライダルネット」の利用者929名を対象に、帰省と家族とのコミュニケーションに関するアンケート調査を実施しました。
そのデータから見えてきたのは、親の何気ない言葉や態度が、婚活中の本人に大きな影響を与えているという現実でした。
今回はそのデータをもとに、長期休みの帰省で感じる結婚プレッシャーの正体と、その向き合い方についてお伝えします。
半数以上が長期休みに帰省しない
調査によると、帰省すると回答した人は男女ともに約3割にとどまりました。
半数以上が「帰省しない」という選択をしています。
帰省しない理由としては、交通費の高騰や日程の問題もありますが、婚活中の方の中には「結婚の話をされるのが憂鬱」「プレッシャーを感じたくない」という気持ちが帰省を遠ざけているケースもあるのではないでしょうか。
実際にカウンセリングの場でも、「長期休みの帰省が憂鬱です」というお声を聞くことは少なくありません。
楽しいはずの休みが、婚活中の方にとってはストレスの場になってしまっているという現実があります。
最もしんどかった言葉は「いい人いないの?」
帰省中に家族や親戚からどんな言葉がしんどかったかという調査で、最も多かったのは「いい人はいないの?」という遠回しな質問でした。直接的に結婚を急かされるよりも、この何気ない一言が婚活中の方の心に刺さるようです。
さらに興味深いのは、「結婚の話題を避けている空気を感じる」という回答も多かったという点です。
直接言葉にされなくても、気を遣われている雰囲気そのものがプレッシャーになるケースもあるということです。
本人を思っての気遣いであっても、婚活中の人にとっては精神的な負担になってしまう。
この点は、家族側にもぜひ知っておいていただきたいことです。
婚活は話せても、アプリ利用は言いづらい
婚活状況については、正直に話しているという人が約半数という結果でした。
しかし、婚活の手段については事情が異なります。
マッチングアプリを利用していることを親に伝えていない人は、男性で73.4%、女性で63.3%にのぼりました。
背景には、親世代と現代の婚活スタイルとの価値観の違いがあると考えられます。
若い世代ではマッチングアプリでの出会いは一般化している一方、親世代にはまだ十分浸透していない部分もあり、「あえて言わない」という選択につながっているようです。
結婚相談所での婚活についても同様です。
「結婚相談所に入会している」と親に話すことに抵抗を感じる方は少なくありません。
しかし実際には、結婚相談所は真剣に結婚を考える方が集まる場であり、誠実な婚活の方法です。
親世代への理解を広げることも、婚活を取り巻く環境をよくする一歩だと感じています。
親の言葉で婚活意欲が下がる人も
帰省中にプレッシャーを感じた後、婚活へのモチベーションがどう変化したかを聞いたところ、「変わらない」という人が多数派でした。
しかし一方で、「婚活意欲が下がった」と答えた人は、男性で11.0%、女性では15.7%という結果でした。
特に女性では、「やる気が上がった」と答えた割合を「下がった」が上回っています。
家族としては励ましや心配のつもりでも、本人にとっては追い詰められている感覚につながってしまうことがある。
このデータは、そのことを如実に示しています。
婚活は、外からのプレッシャーで動くより、自分の意思で動く方が圧倒的にうまくいきます。
周囲のプレッシャーに振り回されず、自分のペースで進めることが大切です。
私自身が感じた、帰省のプレッシャー
実は私自身も、帰省のたびに親の姿を見て感じることがありました。
会うたびに少しずつ歳をとっていく親の姿を目にしたとき、「早く孫を見せてあげたい」「安心させてあげたい」という気持ちが自然と湧いてきたのです。
これは結婚へのプレッシャーというよりも、親への感謝と愛情から来るものだったと思います。
しかしそれが焦りに変わると、婚活の判断を誤らせることもあります。
大切なのは、その気持ちをエネルギーに変えること。
「親のために」ではなく「自分と親、両方が笑顔になれる結婚をしたい」という前向きな動機に転換できると、婚活の質が変わります。
正月明けの相談が増える理由
Bright Life Connectでは、年明け早々にご相談が増える傾向があります。
年末年始の帰省で親の姿を見て、「今年こそ動こう」と決意される方が多いのです。
プレッシャーではなく、大切な人への思いが婚活のきっかけになる——これはとても自然なことだと思います。
帰省をきっかけに婚活を始めた方が、成婚されるケースも数多く見てきました。
大切なのは、そのタイミングを逃さず、正しい方向に踏み出すことです。
婚活者が救われた言葉とは
調査では、「救われた言葉」についても回答が集まりました。
特に多かったのは以下のような言葉です。
「焦らなくていい」
「あなたらしく生きていい」
「結婚だけが人生じゃない」
これらに共通しているのは、結果を急かさないということです。
婚活中の人に必要なのは、結婚へのプレッシャーではなく、「自分の幸せを自分のペースで考えていい」と思える安心感なのかもしれません。
カウンセリングの場でも同じことを感じます。
焦りや不安から婚活を始めた方よりも、「自分らしいパートナーと出会いたい」という前向きな気持ちで臨んでいる方のほうが、成婚につながるケースが多い印象があります。
まとめ
IBJのデータから見えてきた、長期休みの帰省と結婚プレッシャーの実態をまとめます。
帰省するのは男女ともに約3割、半数以上が帰省しない
最もしんどかった言葉は「いい人いないの?」
マッチングアプリ利用を親に伝えていない人は男性73.4%、女性63.3%
帰省後に婚活意欲が下がった人は女性15.7%、男性11.0%
救われた言葉は「焦らなくていい」「あなたらしく生きていい」
帰省のたびに感じる結婚プレッシャー。
それは時に重荷になりますが、大切な人への思いをエネルギーに変えれば、婚活の大きなきっかけになります。
「今年こそ動こう」と思ったそのタイミングが、最大のチャンスです。
一人で悩む婚活には限界があります
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