成婚する人の共通点~お見合いを成功させる想像力の磨き方
- 自分磨き
はじめに:『マナー』という言葉の裏側にあるもの
婚活を始めると、必ずと言っていいほど耳にするのが『マナー』という言葉です。
「お見合いの10分前には会場に着きましょう」
「清潔感のある服装を心がけましょう」
「丁寧語で敬意をもって話しましょう」
結婚相談所のカウンセラーとして多くの方をサポートしていると、こうしたルールを『守るべき義務』として捉えている方が多いように感じます。
しかし、お見合いを見守り、交際が続く方の振る舞いを見ていると、ある一つの共通点に気づかされます。
それは、彼らにとってのマナーとは『ルール』ではなく、相手に対して想いを至らせる、深い『想像力』の表れであるということです。
先日、ある素敵なエッセイに目が留まりました。そこには、私が日頃から感じていた『成婚する人の共通点』の正体が、同じような文脈で綴られていました。
『待たせない』という覚悟~15分前の哲学
そのエッセイ(3/29付THE NIKKEI MAGAZINE掲載)の著者である松浦弥太郎氏は、礼儀とは何かという問いに対し、以前は言葉遣いや姿勢のことだと思っていたけれど、今はこう答えると記しています。
「相手の時間を大切にすること」だと。
エッセイには、著者が尊敬する年上の方々のエピソードが登場します。彼らは約束の15分前には、もうその場所に到着していて、それは決してせっかちなわけではなく、相手の大切な時間を守ろうという静かな意志があるからです。
これを婚活の現場、特に『お見合い』に置き換えてみましょう。
お見合いで時間ギリギリに到着する人は、決して生活がルーズなわけではありません。むしろ誠実で優しい方も多いのですが、時間に対して少しだけ『無頓着』なのです 。
自分の時間を効率よく使うために、到着時間を合理的に計算する。それは一見、自分のことを優先しているだけの人に見えますが、実は「相手が先に着いて待っているかもしれない」という『想像力』が少しだけ足りないのかもしれません。
交際がうまく続いていく方は、無意識のうちにこの『想像力』を働かせています。
「相手を不安にさせたくない」「落ち着いた気持ちで相手を迎えて差し上げたい」という思いやりが、結果として『早めの到着』という行動に繋がっているのです。
『急がせない』という、もう一つの思いやり
『待たせないこと』と同じくらいもう一つ大切なのが、『急がせないこと』だと記しています。
それについて、エッセイでは、ある人と食事をした際のエピソードが紹介されています。
その人は非常にゆっくりと、一口ずつ噛みしめて食べる方で、早く食べ終えてしまうことに居心地の悪さを感じていた著者に、その人は「急いで食べるのは、料理にも、相手にも、失礼だと思うんです」と言われたそうです。
婚活のデートでも、同じことが言えます。
自分の話したいことを一方的に話し、自分一人で店を決め、自分のペースで歩く。
それは相手を待たせてはいませんが、相手を「急がせて」はいないでしょうか?
相手の心の準備や、会話を楽しむリズムを無視して進めてしまうことは、相手の時間を奪うことと同義かもしれません。
「急がせない」とは、相手にプレッシャーを与えないことです。早すぎても、遅すぎてもいけない。その「ちょうどよい真ん中」を探り当てることこそが、大人としての、そして婚活における本当の礼儀なのです 。
礼儀の正体は『想像力』である
結局のところ、礼儀とは『想像力』そのものです。
「相手がどんな気持ちで、今日のこの時間を空けてくれたのか?」
「待ち合わせ場所で、どんな思いで私を待ってくれているのか?」
「私との会話の中で、どんな緊張や期待を抱いているのか?」
これらを深く思いやることが、すべての礼儀の始まりです。
成婚する人は、この想像力という筋肉が非常に鍛えられています。相手の立場に立って景色を見る力。それがあるからこそ、相手を待たせることも、急がせることもなく、心地よい『同じ時間』を共有することができるのです。
そんな気配りがある人と過ごした後は、不思議と心が整います。
「条件が良かったから」という理由だけでなく、「この人といると、なんだか自分が尊重されている気がする」「穏やかな気持ちになれる」という感覚。それこそが、成婚を決意させる決定打になります。
結び:Pacific Bridalで『心が整う出会い』を
婚活は時に、効率や条件だけで人を判断してしまいがちな場所かもしれません。
しかし、最後に出会いを手繰り寄せるのは、テクニックではなく「自分の時間を差し出して、相手を思いやる」という人間としての温度感です。
急がず、慌てず、それでいて相手を待たせない。そんな「ちょうどよい真ん中」の礼儀を、まずは次のお見合いから意識してみませんか?
あなたが相手に対して想いを至らせる想像力は、必ず相手に伝わります。そして、いつかあなた自身も、相手に対し同じようにあなたの時間を大切にしてくれるパートナーに出会えるはずです。
Pacific Bridalでは、そんな『心が整う出会い』を全力でサポートしています。あなたの新しい一歩を一緒に踏み出しましょう。
▶共感型カウンセラーによる無料相談受付中
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カウンセラーからの締めの婚活俳句
『ジャスミンや 名に負う想い 顔赤む』
ディナーのあと、そろそろ結婚を意識して、なんとなくまだ帰りたくないふたり、ゆっくり歩いているとジャスミンの香りが漂って来た。
女性が抱いている「あなたの優しさに惹かれています」という想いが、ジャスミンの花言葉と相通じ、「私の気持ちを今すぐ伝えて!」と願う女性の頬が少し赤くなっている様子を詠んでみました。
結婚相談所 Pacific Bridal
代表カウンセラー 佐野 利昭