結婚に求めるもの、「居心地の良さ」で止まっていませんか?
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結婚に求めるもの、「居心地の良さと安心感」で止まっていませんか?
~結婚観をさらに具体化しよう~
「どのような結婚生活を送りたいですか?」
婚活中にこう聞かれて、
「一緒にいて居心地が良い人がいいです」
「安心できる家庭を築きたいです」
「自然体でいられる関係が理想です」
と答える方は少なくありません。
もちろん、居心地の良さや安心感は、結婚生活においてとても大切です。
ただ、その言葉だけで答えが止まってしまうと、あなたが本当に望んでいる夫婦関係までは、相手に伝わらないことがあります。
なぜなら、「居心地が良い」「安心できる」の意味は、人によって違うからです。
今回は、ぼんやりとした理想の結婚を、自分らしい結婚観へ具体化する方法をお伝えします。
同じ「安心感」でも、求める関係は違う
例えば、二人の人が同じように、
「安心できる相手と結婚したい」
と考えていたとします。
しかし、一人にとっての安心感は、
「毎日こまめに連絡を取り、いろいろなことを共有したい」
ということかもしれません。
もう一人にとっては、
「連絡を強要されず、一人で過ごす時間も尊重してほしい」
ということかもしれません。
どちらも「安心感」を求めていますが、理想とする関係はかなり違います。
「居心地が良い」という言葉にも、
* 沈黙があっても気まずくない
* 明るく会話を楽しめる
* 弱い部分を見せても否定されない
* 一人の時間や趣味を尊重してもらえる
* 疲れているときに無理をしなくてよい
など、さまざまな意味があります。
婚活で大切なのは、「安心感が欲しい」と伝えることだけではありません。
自分は、どのような関係に安心や居心地の良さを感じるのか。
そこまで考えてみることです。
婚活相談でも、よく出てくる言葉です
私は婚活カウンセラーとして、会員さまから結婚観を伺う機会が多くあります。
その中でも、
「安心できる人がいいです」
「自然体でいられる人がいいです」
という言葉は、本当によく出てきます。
ある会員さまも、最初は、
「穏やかで、居心地の良い家庭が理想です」
と話していました。
そこで、
「どのようなときに、居心地が良いと感じますか?」
と少しずつ掘り下げていきました。
すると、
「疲れているときに、無理に明るく振る舞わなくてもいい関係がいいです」
「困ったことがあったとき、すぐに答えを出せなくても、一緒に考えてもらえると安心します」
という具体的な思いが出てきました。
さらに、
「そのような関係を築くために、ご自身は何を大切にしたいですか?」
と伺うと、
「自分も相手の気持ちを決めつけず、まず話を聞けるようにしたいです」
という答えが返ってきました。
最初の「居心地の良い家庭」という言葉も、決して間違いではありません。
ただ、少し掘り下げることで、その方が本当に求めている夫婦関係が、はっきりと見えてきたのです。
※個人が特定されないよう、事例の内容は一部変更しています。
まずは「何があると安心するか」を考える
自分の結婚観が曖昧だと感じる方は、次の質問について考えてみてください。
* どのようなときに「大切にされている」と感じますか?
* 相手のどのような態度があると安心できますか?
* 反対に、どのようなことが続くと不安になりますか?
* 意見が違ったとき、相手にどう向き合ってほしいですか?
* 家庭では、どのような時間を大切にしたいですか?
例えば、
「安心できる人がいい」
という言葉を掘り下げると、
「困ったことが起きたときに、面倒がらず一緒に考えてくれる人がいい」
という答えが出てくるかもしれません。
「居心地の良い家庭がいい」
という言葉の先には、
「無理に会話を盛り上げなくても、同じ空間で穏やかに過ごせる家庭がいい」
という思いがあるかもしれません。
ここまで考えると、自分が結婚相手に何を求めているのかが、少しずつ見えてきます。
理想の関係をつくるために、自分にできることは?
結婚観について考えるとき、
「相手に何をしてほしいか」
ばかりに意識が向くことがあります。
しかし、結婚生活は、どちらか一方が与えてもらうものではありません。
二人で少しずつつくっていくものです。
そのため、
理想の関係を築くために、自分には何ができるだろう
という視点も大切になります。
例えば、
「何でも相談できる夫婦になりたい」
のであれば、
「自分も相手の話を決めつけずに聞く」
「不満をため込まず、落ち着いて伝える」
という行動が必要です。
「感謝を感じられる家庭にしたい」
のであれば、
「してもらったことを当たり前にせず、言葉で伝える」
ことが大切でしょう。
「お互いに自然体でいられる夫婦になりたい」
のであれば、
「自分の考えを押しつけず、相手の一人の時間も尊重する」
という姿勢も必要です。
「どのような相手がいいか」だけでなく、
「自分はどのような夫や妻でありたいか」
まで考えられると、結婚観はぐっと深くなります。
居心地の良い夫婦は、最初から完成しているわけではない
婚活では、「最初から居心地の良い相手」を探そうとする方も多いです。
もちろん、一緒にいて無理をし過ぎないことは大切です。
ただ、夫婦の居心地は、現時点の相性だけで決まるものではありません。
一緒に生活すれば、連絡の頻度、お金の使い方、家事のやり方、休日の過ごし方など、さまざまな違いが出てきます。
その違いを、
「自分とは合わないから終わり」
とするのではなく、
「お互いが無理なく過ごせる形を探してみよう」
と話し合えることが、結婚生活では重要です。
例えば、
「毎日長く話すのは難しいけれど、夕食の時間はなるべく一緒にしよう」
「休日は一緒に過ごす日と、それぞれ自由に過ごす日をつくろう」
と、二人に合った暮らし方をつくっていく。
その積み重ねによって、安心できる関係は育っていきます。
結婚観は、すべて同じ人を探すためのものではありません。
違いがあったときに、
「この人とは話し合えそうか」
「お互いの考えを尊重しながら調整できそうか」
を見極めるためのものでもあります。
婚活では、自然な言葉で伝えればいい
「理想の結婚生活は?」と聞かれたとき、難しく考え過ぎる必要はありません。
最初は、次のような答えでもよいでしょう。
> 一緒にいて無理をしなくていい関係が理想ですね。毎日ずっと一緒でなくても、何かあったときには自然に話せる夫婦がいいなと思っています。
少し詳しく伝えるなら、
> 家に帰ったときに、ほっとできるような関係がいいですね。困ったことがあったら一人で抱え込まず、二人で話せる夫婦が理想です。私も、気持ちをため込まずに伝えるようにしたいと思っています。
このような言い方であれば、かしこまり過ぎず、普段の会話の中でも自然に伝えられます。
大切なのは、きれいな模範解答を話すことではありません。
自分の感覚に近い言葉で、
* どのような関係を望んでいるのか
* 何を安心だと感じるのか
* 自分はどのような関係をつくりたいのか
を伝えることです。
結婚観を考えようとしても、言葉が出てこないときは
いざ自分の結婚観を考えようとしても、
「何が理想なのか分からない」
と悩む方もいます。
それは珍しいことではありません。
ここでは、よくあるつまずきと、その考え方をお伝えします。
正解を出そうとし過ぎる
「一般的に正しい答えは何だろう」
と考えると、自分の本音が見えにくくなります。
結婚観に、全員共通の正解はありません。
立派な答えをつくろうとせず、
「どのような家庭なら、自分はほっとできそうか」
と考えてみてください。
条件ばかりが浮かんでしまう
年齢、年収、住む場所、子どもの希望なども大切です。
ただ、条件だけでは、夫婦としての関係性までは見えてきません。
「その条件がかなったら、自分はどのような気持ちで暮らせそうか」
まで考えてみると、自分の本当の希望が見えやすくなります。
自分の経験が少なく、想像できない
交際経験が少ない方ほど、
「結婚生活を想像してください」
と言われても、難しく感じるものです。
その場合は、いきなり理想の夫婦像を考えなくても構いません。
身近な夫婦や家族、友人関係などを思い出し、
「この関係は素敵だな」
「これは自分には合わなそうだな」
と感じたことから考えてみてください。
好きな休日の過ごし方や、疲れたときにどう接してもらいたいかなど、日常の小さなことから考えてもよいでしょう。
結婚観は、机の上だけで完成させるものではありません。
人と出会い、会話をし、自分の気持ちを振り返りながら、少しずつ見つけていくものです。
結婚観は、婚活をしながら育てていけばいい
婚活を始めた時点で、すべての結婚観が固まっている必要はありません。
人と出会い、いろいろな考えを聞く中で、
「これは自分にとって大切だ」
「ここは相手と相談できそうだ」
「以前は気にしていなかったけれど、実は重要かもしれない」
と気づくこともあります。
「まだ分からないので、相手と話し合いながら考えたい」
という答えも、今の時点での立派な結婚観です。
大切なのは、何となく結婚を目指すのではなく、自分がどのような生活や関係を望んでいるのかを少しずつ知っていくことです。
まとめ
「居心地の良さと安心感を大切にしたい」という考えは、素晴らしい結婚観の入口です。
ただ、その言葉だけで止まらず、もう一歩深く考えてみてください。
自分にとって、安心とは何なのか。
どのような関係なら、自然体でいられるのか。
その関係をつくるために、自分は何を大切にしたいのか。
ここまで言葉にできると、理想の結婚生活が具体的になり、婚活でお相手を見る視点も変わってきます。
まずは、
「私にとって安心できる関係とは、どのような関係だろう?」
と自分に問いかけてみてください。
その答えの中に、あなたが本当に望んでいる結婚の形が隠れているかもしれません。