結婚相手と恋愛の相手の違い
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目次
- ごあいさつ
- 「好きなタイプ」は結婚相手には向かない!?
- マクドナルドでわかる!?「結婚相手の資質」
- 「恋愛対象じゃない人」が結婚相手かも
- 恋愛と結婚は「楽しみ方」が違う
ごあいさつ
こんにちは!群馬県高崎 前橋の結婚相談所 ブライダルPunonoの清水かなこです。
恋愛相手と結婚相手の違い、についてお伝えしたいと思います。
この記事をご覧くださっているみなさんは、「結婚をしたい」とお考えでしょう。
婚活のプロとしてしっかりお伝えしたいのは「恋愛の対象と結婚の相手は違う」ということです。
「好きなタイプ」は結婚相手には向かない!?
女性はみなさん恋愛が好きで、結婚相手ともしっかり恋愛をしてから結婚へ、と考える方がたくさんいます。
はっきり言いますと、女性が恋愛の相手として好きなタイプは、結婚相手には向かないことが多いです。
少女マンガによく出てくるような「俺様」タイプの男性は人気があります。どこか影のあるような、悪い男を好きという人も多いもの。
それらの男性はみなさん魅力的ですが、果たして結婚相手としてはどうでしょうか。
俺様な男性と結婚したある女性に、結婚後の苦労を聞きました。
「なんでも自分の思い通りでないと気が済まないから、私の意見は聞いてくれないし、家族や子どもに関する大事なことも、ぜんぶ勝手に決められちゃう。私は子どもを生んだあとは仕事に復帰したかったのに、『働いても家のことを今まで通りにできるならね』と反対されて、できなかった。だいたいなんで家のことはすべて私がやる前提なのよ。離婚したいとこれまでに1万回は思っている」
ある女性は「ダメな彼でも私が変える」と思って結婚したそうです。甲斐甲斐しくパートナーを世話をし、支えてあげました。
その結果どうだったかというと、彼は働いていた会社を辞め、学生の頃からの夢だったバンドを再開する、と言い出し、当然仕事もせず練習の日々です。
「家のことは、お前が頑張ってくれるからいいでしょ?」と言われたそうです。
バンドマンは女性に人気ですが、結婚相手にもっとも向かない職業でもあります。
マクドナルドでわかる!?「結婚相手の資質」
恋愛相手が結婚に向かないのは、どうしてなのでしょうか。それは、その2つは得るものが違うからです。
多くの人が恋愛に求めるのは「非日常」悪い男性が見せてくれる、これまで知らなかった世界。うまくいかない、結ばれないとわかっているから、恋の炎が燃える。
それに対し、結婚で得るのは「日常」です。
日本マクドナルドの50周年記念CMをご覧になった方はいらっしゃいますか?
宮崎美子さんが、50年前の中学生を演じているもので、実話から生まれた話だそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=WmYaiFBDbEU
中学生の少女がデートでマクドナルドに寄り、彼がビッグマックを買ってきます。しかし少女はビッグマックには手をつけません。「食べないの?」と聞く彼。その後、彼は人混みの中へと消えていってしまいました。
それから50年。宮崎さん演じる女性は、マクドナルドでそのことを孫に語っています。それを聞いた孫は、「ばぁばはさ、なんで食べなかったの?」と尋ねます。
女性の答えは「だって恥ずかしいじゃない!好きな人の前でこんなでっかいの!」大きな口を開けてハンバーガーを食べるのが恥ずかしかったからと語ります。
孫は「ふーん……。じゃあさ、じぃじの前では?」と尋ねます。すると、女性の答えは「ぜんっぜん平気!なんでだろ?」
このCMは、恋愛の相手と結婚相手の違いを説明しているようで、非常に面白い話だなと感じました。
恋愛の相手が「恥ずかしいところを見せたくない、いいところを見せたい人」ならば、結婚相手となる人は「無理をしないでいい人」と言えるかもしれません。
「恋愛対象じゃない人」が結婚相手かも
私たちの結婚相談所にお見えになる方がお相手として選ぶ方には、「恋愛の対象にはまずならない人」というケースも多いです。
あるドラマで、男性とのお付き合いをしたことのない資産家の令嬢が出てきました。好意を寄せてくれる男性はたくさんいましたが、いつも言いたいことが言えず、せっかくのお誘いも、本心では受けたいのにお断りしてしまう。
その彼女が結婚したのは、お世辞にもかっこいいとは言えない男性で、気も利かず、女性からしてみるとイライラするようなタイプの人でした。
その女性は、いろいろダメなところのある男性に対し、「それじゃダメですよ」と思わず口にしていたのです。
あんなに本心を言えなかった、自分から行動できなかった彼女がです。
ダメな人でも、その人に対してなら本音を言える。彼女にはそれがよかったようです。
「この人で本当にいいのかな?」と思うときは、結婚が決まるまでに何度もあるもの。結婚したあとでも、何度でもあります。
そう思ったときは「私、無理してない?」で考えていただくと、いいかもしれません。
「無理をせずに自然体でいられている」と感じるならば、結婚相手として必要な要素を満たしていると言えますから。
恋愛と結婚は「楽しみ方」が違う
ある女性は、独身時代に好きになるのはいつも悪い人でした。貸したお金は返ってこない、暴力まがいのことをされる。そういう人たちに散々振り回された末に「結婚相手は、絶対に普通の人!」と決めたそうです。
その後結婚したのは、年齢の割に頭髪の薄い男性でした。恋愛相手のワイルドな元彼たちと比べると物足りないところもあったそうですが、2人のお子さんに恵まれて、幸せだといいます。
「恋愛経験は長くても数年で、その間にそう大きく変わることはなかった。結婚生活はその後何十年と続くし、その間に子供が生まれ、大きくなってというように、どんどん変わっていくもの。新たな日常を共に歩んでいく、それが結婚相手だと思うんです」
彼女はそう語っていました。
子供が生まれれば生活は大きく変わりますし、もちろん子供がいなくても、パートナーとの関係は年齢を重ねるごとに変化していくので、結婚生活には、恋愛とは違う楽しみ方があると感じます。
最後に、パートナーに対しては「いいところを見つける」つもりで付き合っていただきたいと思います。
悪いところが目につく、気になる、いやだ、そう感じると、疲れてしまいます。日々一緒にいる相手ですから、悪いところを見るよりも、いいところを見ていただきたいと思います。
結婚生活の楽しみ方は「パートナーのいいところを見つけること」とも言えるかもしれません。
パートナーはもともとまったくの他人ですから、何年付き合っていても、新たな発見、今まで知らなかったいいところを見つけられるものです。
そのようなパートナーとの出会いを、私たちは応援します。