交際相手との距離を縮めるには「内輪ネタ」を作るべし
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婚活中の交際では、何度か会っているのに「なぜか距離が縮まらない」と感じることがあります。会話は続くし、嫌なところもない。それなのに、いつまでも少しよそよそしい。そんなときに役立つのが、二人だけに通じる「内輪ネタ」です。
内輪ネタといっても、大げさなものではありません。前回のデートで起きた出来事や、二人だけが知っている小さな笑い話で十分です。共有した出来事が増えるほど、「知り合い」だった関係が「二人の関係」に変わっていきます。
二人だけの話題を作る
共通の記憶が増える
交際初期の会話は、どうしても一般的な内容になりやすいものです。
仕事は忙しいですか。休日は何をしていますか。好きな食べ物は何ですか。もちろん、お互いを知るためには必要な会話です。
ただ、毎回こうした質問ばかりだと、いつまでもお見合いの延長のような空気が残ります。
そこで意識したいのが、以前二人で経験したことをもう一度話題にすることです。
前回入ったお店で、想像以上に料理が大きかったなら、「今日は普通サイズだといいですね」と笑う。道に迷った経験があるなら、「今日は迷子にならないようにしましょう」と軽く触れる。
こうした言葉は、他の人には意味が分かりません。でも二人には分かります。
この「二人には分かる」が増えるほど、関係に特別な輪郭が生まれていきます。
小さな失敗を笑いにする
完璧を崩すきっかけ
婚活では、相手に良く見られたい気持ちから、つい完璧に振る舞おうとしてしまいます。
店選びを失敗したくない。会話を途切れさせたくない。変なことを言いたくない。けれど、ずっと整った姿だけを見せていると、距離が縮まりにくいこともあります。
むしろ、小さな失敗を一緒に笑えたときに親しさが生まれます。
注文を言い間違えた。電車を一本乗り過ごした。辛くないと思って頼んだ料理が想像以上に辛かった。
そんな出来事があったら、後日軽く触れてみましょう。
「今回は辛さ控えめにしましょう」
「今度はちゃんと駅を確認しますね」
失敗そのものより、一緒に笑えたことが内輪ネタになります。
婚活では、ミスをしない人より、ちょっとした出来事を楽しく共有できる人のほうが、一緒にいて安心できることがあります。
相手の言葉を覚えておく
以前の会話を拾う
内輪ネタは、面白い出来事だけで作るものではありません。
相手が以前言っていた言葉を覚えておくことでも生まれます。
「朝がかなり苦手なんです」と話していた相手に、休日の朝早い予定を提案するとき、「これは早起きチャレンジですね」と軽く言う。
甘いものが好きな相手なら、「今日もデザート枠は残しておきましょう」と言う。
こうした一言には、「あなたの話を覚えています」という気持ちが含まれています。
人は、自分の何気ない発言を覚えてもらえていると嬉しく感じるものです。
ただし、何でも細かく記憶していることを見せすぎると、相手によっては少し驚くこともあります。大切なのは、記録しているように見せることではなく、自然に拾うことです。
「前にそんな話をしましたね」と笑える程度がちょうどよいでしょう。
LINEでも育てる
会っていない時間に使う
内輪ネタは、デート中だけでなくLINEでも活躍します。
たとえば、前回二人で猫を見かけて盛り上がったなら、街で似た猫を見たときに「この前の猫の親戚っぽいです」と送る。二人で食べた料理が印象的だったなら、「今日見かけて思い出しました」と送る。
ただ「お疲れさまです」と連絡するよりも、二人の記憶が入った一言のほうが親しみを感じやすくなります。
しかも、内輪ネタには返信しやすいという良さがあります。
相手も「懐かしいですね」「あれは面白かったですね」と返せるので、会話が自然に続きます。
婚活中のLINEは、毎日面白い話題を考える必要はありません。新しい話題を探すより、二人がすでに共有している出来事をもう一度使うほうが、関係を深めやすいことがあります。
定番ネタに育てる
二人の文化ができる
内輪ネタの面白いところは、繰り返すうちに「二人の定番」になることです。
たとえば、デートのたびにどちらかが道に迷うなら、「今日の方向音痴担当はどちらでしょう」と笑う。毎回デザートを頼むなら、「今日も締めは必要ですね」と言う。
こうした定番が一つあるだけでも、会った瞬間から会話を始めやすくなります。
そして、この積み重ねが「二人らしさ」になります。
交際が進んでいる人を見ると、必ずしも会話が特別に上手なわけではありません。二人だけに通じる言葉や空気が少しずつ増えているのです。
結婚生活でも、「あのときこうだったよね」と笑える共有記憶は、関係を温かくしてくれます。
内輪ネタは、その小さな始まりとも言えるでしょう。
やりすぎには注意する
相手が笑える範囲で
内輪ネタは距離を縮めますが、使い方には注意が必要です。
相手が気にしている失敗を何度もいじる、容姿や仕事の失敗をネタにする、本人が笑っていないのに続ける。こうした使い方は、親しさではなく不快感につながります。
内輪ネタの基本は、「二人とも笑えること」です。
自分だけが楽しい話では意味がありません。
相手が少し恥ずかしそうにしていたり、反応が弱かったりしたら、繰り返さないようにしましょう。
また、交際初期から無理に内輪ネタを作ろうとする必要もありません。
一緒に過ごした時間の中から、自然に生まれたものを少しずつ育てる。それくらいがちょうどよいのです。
まとめ
交際相手との距離を縮めたいなら、二人だけに通じる「内輪ネタ」を作ってみましょう。
前回のデートで起きた小さな出来事を振り返る。相手が以前話していたことを自然に拾う。LINEでも共有した記憶に触れる。そこから定番の言葉が生まれると、二人だけの空気が少しずつできていきます。
婚活では、会う回数だけ増えても、毎回同じような会話をしていると関係が深まりにくいことがあります。
大切なのは、会うたびに「二人の共通記憶」を増やすことです。
豪華なデートをしなくても、道に迷ったことや、変わった料理を食べたこと、思わず二人で笑った瞬間が、後から大切な思い出になります。
内輪ネタとは、相手を笑わせるテクニックではありません。
「私たちには、私たちだけが知っている出来事がある」と感じられる小さな合図です。
次のデートでは、新しい話題を必死に探すより、前回二人で笑ったことを一つ思い出してみてください。その一言から、よそよそしかった関係が少しずつ「二人らしい関係」へ変わっていくかもしれません。