「条件を下げる」のではなく、「幸せの条件」を見直してみる
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「条件を下げる」のではなく、「幸せの条件」を見直してみる
婚活をしていると、一度はこんな言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
「もう少し条件を下げてみたら?」
年齢、年収、学歴、職業、身長、容姿……。
なかなか理想の相手に出会えないと、周囲からそう言われたり、自分自身でも「やっぱり私の理想が高すぎるのかな」と考えてしまったりすることがあります。
でも私は、「条件を下げる」という言葉には、少し違和感があります。
結婚は、この先の長い人生をともにする相手を選ぶこと。
大切にしてきたものを無理に諦めてまで、結婚を急ぐ必要はないと思うからです。
ただし――。
その条件が、本当にあなたを幸せにしてくれる条件なのか。
そこは一度、考えてみてもいいのではないでしょうか。
なぜ私たちは「条件」にこだわるのでしょう
仕事を頑張り、自分の力で人生を築いてきた女性ほど、結婚相手にも一定の条件を求めるのは自然なことです。
自分と同じくらいの学歴。
自分以上の年収。
安定した仕事。
社会的な信用。
決して、それが悪いわけではありません。
むしろ、自分が努力してきたからこそ、「同じような価値観を持つ人と人生を歩みたい」と考えるのは当然でしょう。
でも、ここで一つだけ考えてみてほしいのです。
あなたが求めているのは、その「条件」そのものでしょうか。
それとも、その条件の向こう側にある「何か」でしょうか。
年収を求めているのではなく、「安心」を求めているのかもしれない
例えば、「年収の高い男性がいい」と思っていたとします。
でも、本当に欲しいものをもう少し深く考えてみると、
「将来、お金のことで不安になりたくない」
「自分だけが家庭を支える状況にはなりたくない」
「お互いに自立した関係でいたい」
という気持ちなのかもしれません。
それなら、本当に大切なのは年収の数字だけではなく、
お金に対する考え方や、働く姿勢、将来についてきちんと話し合える人かどうかではないでしょうか。
学歴も同じです。
求めているのは学歴そのものではなく、
「話が合うこと」
「知的な会話ができること」
「お互いを尊敬できること」
なのかもしれません。
そう考えると、今まで見えていなかった人が、少し違って見えてくることがあります。
条件を捨てるのではなく、「理由」を知る
婚活では、条件を一つひとつ減らしていくことが「妥協」のように感じられることがあります。
でも私は、そうではないと思います。
大切なのは、
「なぜ私は、この条件を必要としているのだろう?」
と、自分に問いかけてみることです。
例えば、
「年収1,000万円以上」という条件の奥に「経済的な安心」があるのなら、安心を一緒につくれる人を探す。
「有名大学卒」という条件の奥に「尊敬できる人」があるのなら、肩書ではなく、その人の考え方や生き方を見る。
「大手企業勤務」という条件の奥に「安定」があるのなら、会社名ではなく、その人自身の仕事への向き合い方を見る。
そうすると、婚活は「条件を下げる作業」ではなく、
「自分にとって本当に大切なものを見つける作業」
に変わっていきます。
第4回でお話しした「安心できる人」
前回のブログでは、「尊敬できる人」と「安心できる人」についてお話ししました。
そして、
「その人と一緒にいるときの“自分”は、好きですか?」
という問いを投げかけました。
実は今回のお話も、その続きです。
プロフィールだけを見れば、理想とは少し違う。
でも、会っていると自然に笑っている。
仕事で疲れていても、無理をしなくていい。
自分の成功を喜んでくれる。
弱いところを見せても、変わらずそばにいてくれる。
そんな人に出会ったとき、
「でも、私が決めていた条件とは違うから」
という理由だけで、そのご縁を終わらせてしまうのは、少しもったいないように思います。
「条件に合う人」から「幸せになれる人」へ
婚活を始めた頃に作った理想の条件は、その時の自分が考えた「幸せになるための目印」です。
でも、人の価値観は、経験とともに変わっていきます。
仕事を経験し、人を好きになり、時には傷つき、自分自身を知っていく。
そうするうちに、「幸せ」の形も少しずつ変わっていくものです。
だから、最初に決めた条件を変えることは、妥協でも敗北でもありません。
むしろ、
「今の自分が本当に幸せになれる相手」を、もう一度考えられるようになった。
そう捉えてみてはいかがでしょうか。
最後に
婚活で大切なのは、条件をいくつ満たしているかではありません。
その人と一緒にいる未来を想像したとき、
安心できるか。
尊敬できるか。
自分らしくいられるか。
そして、二人で人生をつくっていきたいと思えるか。
その答えは、プロフィールの数字だけでは見つけられません。
条件を下げる必要はありません。
ただ一度、その条件の奥にある、
「私は、どんな結婚をしたら幸せなのだろう」
という気持ちに目を向けてみてください。
もしかすると、これまで探していた「理想の人」とは少し違う場所に、あなたが本当に幸せになれる人がいるのかもしれません。