マッチングアプリと結婚相談所で結婚までの期間はどう違う?
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出会いの方法ごとに異なる結婚までの道のり
マッチングアプリや婚活パーティー、結婚相談所といった出会いの手段は、一見するとどれも同じように感じられるかもしれません。
しかし、結婚までの期間や成婚率には大きな違いがあります。
マッチングアプリは、利用者数が圧倒的に多く、気軽に始められる点が魅力です。
ただし、出会える相手の真剣度には幅があり、恋愛の延長として交際が長期化するケースが少なくありません。
婚活パーティーも同様で、一度に複数の相手と出会える効率性はあるものの、その場限りの出会いにとどまることも多く、結婚を前提とした関係に発展するまでには時間がかかりやすい傾向があります。
一方、IBJ成婚白書2024によると、結婚相談所の会員は活動開始から結婚に至るまでの期間が平均して1年弱、交際期間はおよそ4か月です。
一般的な恋愛結婚の平均交際期間が4年以上に及ぶという調査結果と比べると、極めて短いスパンで結婚を実現していることを意味します。
また、成婚に至ったカップルの多くは半年以内に結婚を決断しており、長く引き延ばすほど成婚率が下がるという傾向も明らかになっています。
つまり、結婚相談所は、結婚を意識する人にとって、最短ルートとなり得る仕組みを備えているのです。
成婚率と活動スタイルの比較
結婚までのスピードだけでなく、どの方法が結果につながりやすいのかを判断するには「成婚率」という指標が欠かせません。
IBJ成婚白書2024によれば、結婚相談所で活動した人の成婚率はおよそ40%前後と報告されています。
さらに、成婚者は退会者に比べて年齢が3〜4歳若く、在籍期間も約5か月短い傾向が見られます。
この違いの背景にあるのが、活動の量と質の違いです。
成婚者は退会者に比べて男性で約4倍、女性で約2.5倍ものお見合いを重ねており、積極的に出会いの場を広げています。
その結果、交際へと発展する確率がおよそ40%と安定し、多くの人が短期間で結婚につながる交際に移行できているのです。
一方、婚活パーティーやマッチングアプリは、出会いの母数こそ多いものの、結婚に至る確率は1桁%台と極めてわずかです。
恋愛的なつながりから成婚に至るまでの道のりが長く、また真剣度にばらつきがあるため、効率という観点では相談所に比べて明らかに不利と言えるでしょう。
アプリで2年以上活動していた方が、相談所に切り替えて8か月で成婚されたケースがあります。
毎月の面談で“相手の本気度”や“結婚の優先順位”を一緒に整理していったことが、迷わず決断できた大きな要因でした。
マッチングアプリと結婚相談所の真剣度の違い
マッチングアプリや婚活パーティーでは出会い自体は多いものの、参加者の目的意識はさまざまです。
恋愛の延長線上として活動する人もいれば、将来を見据えた人もいます。
そのため、交際が始まっても「本当に結婚を考えているのか」という不安が残りやすく、関係が長期化する傾向があります。
一方、結婚相談所では入会時点で「結婚」という大前提があります。
登録に独身証明や収入証明が必要で、活動開始の段階から結婚への真剣度が高い層に限定されるのもそれゆえです。
“何十人とやりとりしても進展しない…”――そんな疲れを感じている方こそ、相談所という“本気の出会いの場”が力になります。
心理学のコミットメント理論では、人は一度公言した目標に対して一貫した行動を取りやすいとされます。
たとえば“ダイエットする”と公言すると続けやすいように、『結婚を目指す』と宣言して活動するだけで、行動に一貫性が生まれます。
相談所は“宣言の場”があるからこそ、決断が早まるんです。
結婚相談所で「結婚を目指す」と明確に宣言すること自体が、行動を後押しする力になると言えるでしょう。
加えて、面談や定期的なフィードバックといった仕組みが迷いを減らし、意思決定を短期間で促す役割を果たしています。
結婚までの期間を短縮するために
婚活を続けていると、迷いや不安から行動が停滞しがちです。
限られた時間の中で前に進むには、心理学的な知見が役立ちます。
まず意識したいのが、選択肢の多さに振り回されないことです。
人は選択肢が増えると判断が鈍り、決断を先送りにしやすくなります。
出会いの数を追い求めるよりも、初期の段階で基準を決めて候補を絞ることが、早い結婚につながるでしょう。
次に重要なのが、見切りの早さです。
これまでのやり取りや時間を惜しむ気持ちから、合わない相手との関係をだらだら続けてしまうのはよくあることですが、心理学で言うサンクコストの罠に陥ると、結婚に進展しないまま消耗してしまいます。
婚活では、これまでのやり取りや一緒に過ごした時間が長くなるほど、「ここまで頑張ってきたのに、やめるのはもったいない」と思ってしまいがちです。
これは心理学で「サンクコストの罠」と呼ばれる現象ですが、簡単に言えば「これまでの時間がもったいない」と感じる気持ちが、正しい判断を鈍らせるということです。
しかし、婚活で大切なのは「今後一緒に歩んでいけるかどうか」。過去の努力よりも、未来を見据えた決断が何より重要です。
相性に疑問を感じた時点で潔く区切りをつける勇気が大切です。
私たちは、15年以上、カウンセラーとして、多くの会員様をサポートしてきましたが、「決断の早さが未来を変えた」ケースを何度も目にしてきました。
ある40代男性は、マッチングアプリで2年以上活動してもなかなか交際が進展しませんでした。
しかし、結婚相談所に入会してからは、「出会う人の真剣度が違う」と感じるようになり、活動開始からわずか7か月でプロポーズに至りました。
一方、30代女性のケースでは、「条件が良い人だから」と迷いながら関係を続けていた相手との交際を見切り、「一緒にいて落ち着ける人」を基準に考え直したことで、3か月後には運命のパートナーと出会いました。
このような事例は珍しくありません。
“選択肢を減らし、相手との未来を早めにイメージする”という意識が、結婚までの時間を大きく縮めてくれるのです。
今日からできる結婚までの期間を縮める工夫
今日からできる一歩ですが、一つ目は、「“半年以内に決断できる相手像”を紙に書き出す」
条件を明確にしておくと、出会ったときに迷わず判断でき、時間を無駄にしません。
もう一つの目の一歩として、「“譲れない条件”と“妥協できる条件”を3つずつ紙に書き出す」ことをおすすめします。
条件を頭の中だけで考えると、出会うたびに迷ってしまいますが、文字にすると優先順位が明確になり、「今の交際を続けるべきか」「次に進むべきか」を冷静に判断しやすくなります。
この整理ができている人ほど、出会いのたびに迷わず前へ進めている印象があります。
まとめ
「結婚相談所」というと、「紹介して終わり」と思われがちですが、実際はそれ以上にきめ細かなサポートがあります。
例えば、Bridalチューリップでは、忙しい方でもスムーズに活動できるよう、お見合いの日程調整や場所の提案、当日のマナーやアドバイスまで私たちがサポートします。
交際が始まった後も、LINEのやり取りのタイミングや、初デートでの会話内容の相談など、具体的なシーンごとの伴走が可能です。
「一人では不安だった活動が、伴走者と一緒ならこんなにも前に進めるんだ」と言ってくださる方が多いのは、こうした実践的な支援があるからこそです。
婚活の方法はさまざまですが、結婚を真剣に考える人にとって大切なのは、確実に前に進める環境を選ぶことです。
マッチングアプリや婚活パーティーは気軽に始められる一方で、結婚を前提にした出会いには至りにくい面があります。
その点、結婚相談所は最初から結婚を目的とする人が集まり、第三者のサポートを受けながら短期間で決断できる仕組みが整っています。
婚活は「自分との対話の時間」でもあります。これまでの経験や迷いを否定する必要はありません。
大切なのは、これからどう歩んでいくかです。
私たちは、その一歩一歩を一緒に考え、支え、背中を押す存在です。
もし今、「少しでも未来を変えたい」と思われたなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。きっと、これまでとは違う景色が見えてくるはずです。
Bridalチューリップでは、条件整理・プロフィール戦略・初デートのサポートまで一緒に伴走します。
一人で頑張る婚活”から、“伴走者と進める婚活”へ。あなたのペースで未来への一歩を踏み出しましょう。
あなたの希望や状況を丁寧に聞き取り、一人一人に合わせた活動プランをご提案しています。
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