幸せな結婚のために見直したいこと:合う事より譲れない事
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趣味の一致より大切:結婚相手と「許せないもの」を共有
「共通の趣味があると良い」とよく言われますが、実際の結婚生活ではそれだけが重要なわけではありません。ある既婚者の方から、「好きなものが違っても問題ないが、嫌いなものが一致していないと困る」との意見を伺い、なるほどと感じました。例えば、犬好きと猫好きの違いは些細なことですが、「動物を虐待することは許せない」という価値観は一致している方がよい、という話でした。
この視点で考えると、結婚生活において大切なのは「共通の趣味」よりも「譲れない価値観の一致」かもしれません。
○ 好きなものの一致は必須ではない
婚活では、共通の趣味があることが注目されがちです。確かに、共通の趣味があればデートが盛り上がりやすく、話も弾みます。しかし、結婚生活は何十年と続くものです。趣味が違っていても、お互いの違いを尊重し合い、新しいことを楽しむ関係の方が長続きすることが多いのです。
一方で、「これは絶対に許せない」というポイントが一致していない場合、どれほど趣味が合っていても関係がうまくいかなくなる可能性があります。
○ 嫌いなものの一致が結婚生活の安定につながる
具体的に、結婚生活で衝突を生みやすい価値観の違いを挙げてみましょう。
- 倫理観や道徳観の違い
例えば、「動物は家族」と考える人と、「動物は単なる道具」と考える人では、大きな溝が生まれます。これは動物に限らず、食事のマナーや金銭感覚、環境への配慮など、さまざまな場面で問題になり得ます。
- 生活スタイルの違い
「きれい好きな人」と「掃除に無頓着な人」が一緒に暮らすと、どちらかがストレスを感じることになります。また、「倹約家」と「浪費家」の組み合わせも、お金の使い方をめぐるトラブルを引き起こしやすいです。
- 人間関係に対する考え方
「家族を優先したい人」と「友人との時間を大切にしたい人」では、休日の過ごし方が合わないことがあります。また、「嘘をつくことを許せるかどうか」など、信頼関係に関わる部分も重要なポイントです。
このように、「好きなものが違うこと」よりも「嫌いなものが違うこと」の方が、結婚生活において大きな影響を与える可能性が高いのです。
○ 相手との価値観を確かめる方法
婚活中は、つい趣味の一致に目を向けがちですが、「譲れない価値観」についても確認しておくことが大切です。そのための方法をいくつかご紹介します。
1. 「何が許せないか」を話し合う
例えば、「浮気は絶対に許せない」「ギャンブルは嫌い」「お金の貸し借りは避けたい」など、自分が譲れない価値観を明確にし、相手と共有することが重要です。
2. 日常の行動から価値観を観察する
デート中のちょっとした行動にも価値観が表れます。レストランで店員に横柄な態度を取るかどうか、ポイ捨てを平気でするかどうかなど、細かい部分に注目してみるとよいでしょう。
3. 第三者の意見を取り入れる
結婚相談所を利用する場合は、カウンセラーに相談するのも有効です。客観的な視点で、「この人と価値観が合いそうか?」を確認してもらうことで、より自分に合った相手を見つけやすくなります。
○ まとめ
結婚相手を選ぶ際、「好きなものが同じかどうか」よりも「嫌いなものが同じかどうか」を重視することが、長い結婚生活の安定につながります。価値観の違いは、年月が経つほど大きな摩擦を生みやすくなるため、結婚を考える際には「どんなことを許せないか」を意識することが重要です。婚活では、表面的な相性だけでなく、長期的に幸せを築ける関係を見極めることが大切ですね。
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