仮交際で「なんか違う」と感じたら読んでほしい話
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目次
- 「違和感」の正体は、あなたの“脚本”かも
- 恋愛感情は“自分の演出力”に左右される
- それでも「違う」と感じたらどうする?
「違和感」の正体は、あなたの“脚本”かも
「なんか違うんだよね…」
仮交際中にそう思ったとき、たぶん周囲からはこんなことを言われるかもしれません。
「違和感は大事にして」
「直感は当たるよ」
「もっと合う人がいるかも」
……はい、全部いったん捨てましょう。
というのも、それ、“相手の違和感”じゃなくて、“理想の自分”とのズレに違和感を覚えてるだけかもしれないんです。
婚活をしていると、自分でも気づかないうちに「こういう人と、こういうふうに出会って、こうやって心が通じ合って…」という“頭の中の脚本”ができてしまいがちです。
例えば…
●初デートは自然に会話が弾んで
●お会計のときに「ここは僕が」とスマートに言ってほしくて
●帰り際には「またすぐ会いたいな」って言ってくれて…
それをちょっとでも外れた展開になると、「なんか違う」と感じるんです。
でも、それ、相手が悪いんじゃなくて、想像した“台本通りに進まない不満”かもしれません。
恋愛感情は“自分の演出力”に左右される
興味深いことに、「ときめく相手」って、必ずしも自分と合ってる人ではありません。
むしろ、「自分をよく見せたい」と思わせてくる相手に対して、人はときめきます。
つまり・・・
“気を抜ける相手”に対して「なんか違う」と感じるのは、むしろ相手が心地よすぎるサインかもしれない。
仮交際で緊張せずにいられる相手。
LINEで気を遣わずに送れる相手。
デートで会話が「沈黙」になっても、無理に埋めようとしない相手。
その人こそ、長く一緒にいてラクな“相棒”候補です。
でも、ここが落とし穴。
“居心地の良さ”に慣れてないから、それを「ときめかない=違う」と感じてしまうんです。
実際のところ、結婚相談所で長続きしているカップルの多くが、「最初はピンと来なかったけど…」パターンなんです。
それって、初期の違和感を“誤解”として処理できた人たちなのかもしれません。
・「会話が噛み合わない」→ ただの緊張だった
・「リードしてくれない」→ 自分の自由を尊重してくれてた
・「優しいけど物足りない」→ 実は感情の波が少ないだけの安定型
違和感の正体って、結構こういうものなんです。
それでも「違う」と感じたらどうする?
ここまで読んで、「いや、それでも私は何か引っかかるんです」という方へ。
その場合は、“違和感の中身”を一歩深掘りしてみてください。
違和感の正体が…
■「相手が受け身すぎる」→ 自分ばかり頑張ってるようで不公平
■「相手が真面目すぎて冗談が通じない」→ 自分の“楽しい”を共有したい
■「連絡頻度が合わない」→ 相手に大事にされていないと感じる
これらは、価値観のすり合わせで解決できる範囲かもしれません。
一方で、
◆会話していると人格を否定されてる気がする
◆自分の話をまったく聞いていない
◆「この人と家庭を築いたら孤独かも」と想像してしまう
こういう直感には、耳を澄ませてください。
それは“違和感”ではなく、“違和”です。
仮交際で「なんか違う」と思うのは、悪いことではありません。
むしろ、心のセンサーがちゃんと働いている証拠です。
でも、婚活のゴールは「理想の恋人に出会うこと」ではなく、一緒に“人生”をつくれる人と出会うこと。
そのためには、「ときめき」よりも、「安心感」「誠実さ」「話しやすさ」が大切です。
つまり、“派手じゃないけど、静かに心に残る人”に目を向ける視点が必要です。
仮交際で「なんか違う」と感じたら、もしかしたらそれは「違う」んじゃなくて、「新しい幸せのかたち」に戸惑ってるだけかもしれませんよ。