成婚間際で立ち止まる二人が見つけた“熟す瞬間”
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未経験ゆえのプロポーズ前の足踏み
婚活中に、こんな悩みはありませんか?
こんばんは。婚活メンターの早川です。
今日は、プロポーズを前にしながらも立ち止まってしまう二人の物語を通じて、“勇気”と“機の熟し方”を一緒に考えてみたいと思います。ただの勇気不足ではありません。互いに経験が少なく、進み方がわからないまま同じ場所に立ち尽くしている。けれど「別れたい」とは思えない。お互いに「この人となら」と確信しているのに、未来の扉が開かない──そんなカップルです。読んでいて「これ、私たちかも」と思う方も少なくないでしょう。
ふたりの心理──翔太さんと麻衣さんのケース
翔太さん(36歳・会社員・婚活歴4年目)と麻衣さん(33歳・会社員・婚活歴3年目)。
二人は真剣交際に入り、手を取り合ってきました。信頼も育ってきましたが、いざプロポーズとなると踏み出せない。翔太さんは「彼女を絶対に失いたくない」という気持ちが強すぎて、まるで妹を守るように大切に接してしまうのです。優しさの表現としては美しいのですが、そこには恋人としての親密さや未来への推進力が足りない。
一方の麻衣さんは、「私は妹じゃない。生身の女性として、もっと心を開いて、もっとリードしてほしい」と心の内で叫んでいる。互いに大切に思い合っているからこそ、少しずつ生まれた温度差が、二人を足止めしているのです。
すれ違いの正体──なぜ前に進めないのか
経験の少なさゆえに、“次の段階に進む感覚”をつかめていない。会話は浅く、当たり障りのないやり取りで終わってしまう。麻衣さんが「もっと一緒に未来を考えたい」と勇気を出しても、翔太さんは「でも嫌われたらどうしよう」と自意識に捕まってしまう。その結果、時間だけが過ぎていくのです。
実際に「デートでは楽しいのに、深い話になると途端に沈黙してしまう」という声は、婚活現場でよく耳にします。結婚は自然に熟すのを待つものではありません。二人で温め、火を入れていくもの──それが「機を熟させる」ということなのです。
プロのカウンセラーが伝えたいこと──機が熟すための3つの勇気
ここで少し“勇気”の定義を整理しておきましょう。アドラー心理学では、勇気とは恐れを消すことではありません。恐れを抱えながらも一歩を踏み出すこと──これこそが勇気です。
・素直な気持ちを言葉にする勇気
「会えないと寂しい」「一緒にいると安心する」といった想いを、当たり前だからこそ口に出す。小さな言葉が、関係を温める火種になります。
・未来を軽やかに描く勇気
いきなり結婚の話をするのではなく、「今度IKEAに行って、二人の部屋を想像してみない?」といった日常の延長で未来を描く提案を。未来を語ること自体が、二人の距離を近づける練習になります。
・弱さを共有する勇気
「不安もあるけど、君とならやっていける気がする」と本音を打ち明けること。完璧ではない姿を見せることで、むしろ相手の信頼と安心が深まります。
実際に翔太さんが勇気を振り絞ってそう伝えたとき、麻衣さんは「そう言ってくれて嬉しい」と涙を浮かべました。その瞬間、二人の時間はようやく前に進み始めたのです。読者の皆さんも「これは自分の関係でも試せそう」と思えるのではないでしょうか。
結びに──未来を変えるのは二人の選択
結婚の分かれ目は、偶然のタイミングではありません。二人で“機を熟させる”選択ができるかどうか。大切なのは、相手を想う気持ちを勇気をもって伝え合うこと、そして──「ベランダに小さな菜園を作りたい」「猫を飼いたい」「東北の秘湯に行ってみたい」あれをして、これをして、二人ならできること──未来を一緒に想い描くことです。あなたも同じ場所に立ち止まっているなら、小さな勇気をひとつ積み重ねてみてください。その一歩が、確かに未来を変えていきます。
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