婚活寓話「被害者をやめる勇気」
- 婚活のコツ
- 婚活のお悩み
- 自分磨き
目次
- 婚活でも、誰からも選ばれない
- 婚活心理カウンセリングで「被害者意識」に気づく
- 婚活で、自分を選ぶことから始める
- 婚活でのプロセスを楽しむ
- 結婚に向かって、被害者をやめたその先に
婚活でも、誰からも選ばれない
カスミは32歳。都会の郊外で、事務職として働き、休日には趣味を楽しむ、ごく普通のOLです。婚活にも真剣に取り組み、これまでに何度もお見合いを重ねてきました。でも、どんなに努力をしても結果は同じでした。「なぜ私は、誰にも選ばれないんだろう?」お見合いの後、連絡が来ないたびに、自分の価値を疑ってしまう。「私には魅力がないのかも」「何かが足りないのかも」――そう思い続ける日々に、カスミの心は少しずつ疲れていきました。婚活心理カウンセリングで「被害者意識」に気づく
ある日、カスミは婚活カウンセラーの早川を訪れました。早川は穏やかに話を聞きながら、こう尋ねました。 「カスミさん、婚活の場で、どんな気持ちで相手と向き合っていますか?」 カスミは少し考えて答えました。 「正直、相手が私をどう思っているのかばかり気にしてしまいます。結果が悪いと、何もかも自分が悪い気がして……。」 早川は頷きながら静かに言いました。 「それは、カスミさんが『被害者』の立場で恋愛を捉えているからかもしれませんね。」 カスミは戸惑いました。 「被害者……ですか?」 早川は続けました。 「たとえば、選ばれないことで傷つき、『私は魅力がない』と自分を責めるのは、“被害者”の視点です。でも、相手が自分をどう思うかは、カスミさんにはコントロールできません。大事なのは、カスミさん自身が『自分をどう捉えるか』なんです。」婚活で、自分を選ぶことから始める
早川はカスミに、こう提案しました。 「まず、自分を選ぶ練習をしてみましょう。『私は価値のある人間だ』『私は良いパートナーになる価値がある』と、自分にポジティブな言葉をかける習慣をつけてください。」 カスミは半信半疑でしたが、試してみることにしました。毎朝鏡を見ながら「私は私を選ぶ」と心に言い聞かせます。最初はぎこちなく感じました。でも、続けていくうちに少しずつ心が変わっていくのを感じました。 「私は自分の味方でいられるかもしれない。」 そう思える瞬間が増えていきました。
カスミにはもう一つ悩みがありました。お見合いではいつも相手に合わせてしまい、自分の気持ちを伝えられないのです。
婚活でのプロセスを楽しむ
カスミは「結果に囚われない」ことにも挑戦しました。選ばれるかどうかを気にするのではなく、相手との会話や時間を楽しむことに集中する。それが、カスミにとっての新しい目標でした。ある日の婚活イベントで、カスミはタケシという男性と出会いました。彼は穏やかな性格で、カスミが理想としていた「頼り甲斐がある男性」とは少し違いました。以前なら「合わない」と切り捨てていたかもしれません。でもその日は違いました。「自分がこの人といて心地よいかを感じてみよう。」そう思いながら話していると、タケシの誠実さや親しみやすさに気づきました。会話が進むにつれ、カスミは少しずつ自分の気持ちを素直に伝えることができました。
後日、タケシから「また会いたい」と連絡がありました。カスミは嬉しさを感じながら、同時にこう思いました。
結婚に向かって、被害者をやめたその先に
婚活において、「選ばれない」ことを引きずると、自分を責めてしまいがちです。でも、結果ではなくプロセスを大切にし、自分を肯定することで、愛される自分を受け入れる準備が整います。「被害者をやめる」という決断は、自分を選ぶ一歩でもあります。もしあなたがカスミのように迷っているなら、リアルラブのカウンセリングを受けてみませんか?被害者の立場を手放し、主体的に愛を築く力を一緒に育んでいきましょう。その先には、きっと新しい未来が待っています。*東京・恵比寿 婚活カウンセリングのリアルラブでは、今回お伝えしたような、少しディープな心理分析をテーマに動画を毎週投稿しています。興味のある方はぜひ訪れてみてくださいね。
*Youtube「自分を好きになる 婚活・結婚相談」チャンネルで検索。