マリッジブルーはなぜ起きる?婚約破棄を防ぐ方法
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結婚前の幸せなはずの時期に突然やってくる「不安」。
これがいわゆる“マリッジブルー”です。
実は、このマリッジブルーがきっかけで、
婚約破棄につながってしまうケースも少なくありません。
「幸せなはずなのに、どうして?」
「気持ちが冷めたわけじゃないのに…」
今回は、そんなモヤモヤをほどくように、
マリッジブルーが婚約破棄に至る背景を、やさしく分かりやすくお話しします。
人生の大きな変化に対する不安や焦り
結婚は自分の意思で幸せになろうとするポジティブな変化ですが、それと同時に
「これからの人生はどうなるんだろう?」
「本当にこの人で大丈夫?」
という大きなプレッシャーも背負うことになります。
特に、結婚を境に環境が大きく変わりそうな人ほど不安は強くなりがち。
・配偶者としての責任
・引っ越し
・職場での立ち位置
・両家との付き合い
・経済的な責任
こういった現実的な問題が、急に重たく感じてしまうんです。
相手への不満ではなく、
“環境の変化に対する漠然とした不安”が心を揺らすことはよくあります。
本音を言えないまま気持ちが限界に達する
結婚準備中は、幸せムードや周囲の期待が大きいため、
「本当は不安がある」と言いづらいものです。
不安は材料は十人十色ですが
・式の準備がしんどい
・相手の家族との関係が気になる
・価値観が合わないところがある
・将来についての話し合いが十分できていない
・結婚について納得してないところがある
こうした気持ちを抱えていても、
「今さら言ったら迷惑かな」「嫌われたくない」
と我慢してしまう人は多いんです。
でも、本音を押し続けるほど心は疲れ、
最終的に“婚約破棄した方が楽かもしれない”という思考に追い込まれてしまうのかもしれませんね。
「違和感」が積み重なって膨れ上がる
マリッジブルーは、一時的だったり衝動的な不安であることがほとんどです。
ですが、
・小さなすれ違い
・価値観の差
・将来への不安
・結婚後の生活のイメージのズレ
・夫(妻)となる自覚が沸かない
といった“違和感”が重なると、
その不安がどんどん大きくふくらんでしまいます。
本来なら話し合えば解決することでも、
不安がピークに達すると“婚約破棄”という極端な選択に見えてしまうことがあるのです。
周囲の声に影響されてしまう
意外に多いのが、
親や友人の何気ない一言に引きずられるケースです。
「結婚、早くない?」
「その人、本当に大丈夫?」
「後悔するよ」
周囲から、これらの結婚に対するネガティブな言葉を浴びると
本人の気持ちは揺らいでいなくても、
不安を増幅させ、冷静さを失わせてしまうことがあります。
特に親からの反対は精神的負担が大きく、婚約破棄に繋がりやすい傾向があります。
マリッジブルーによる婚約破棄を防ぐ方法
マリッジブルーは多くの人が経験するものですが、実は“予防”することもできます。
「不安に飲み込まれないためにできること」を積極的に取り入れてみましょう。
現在過去に立ち返り将来の話をする
マリッジブルーの正体は“見えない未来への不安”です。
だから、未来を“見える形”にすると不安がやわらぎます。
そしてその前にしておくべきは、過去から現在に至るまでのバッググラウンドを明確にしておくことです。
過去があるから現在の自分がある、そして未来へと繋がっていくのです。
なるべく曖昧にせず具体的に話してみましょう。
相手と本音で向き合ってみる
“言えなかった気持ち”が積み重なることで悪化します。
本音や違和感を言えないまま、結婚へと踏み切ってしまうと結婚後の生活で軋轢を生みかねません。
些細なことでも、早めに相手と共有するだけで心はずっと軽くなります。
一度、腹を割って話合うことで気持ちがすっきりします。
相手がマリッジブルーを抱えている場合は、寛容な言葉と態度で聞いてあげましょう。
この人は誠実に自分の本音と向き合ってくれると感じることで、マリッジブルーはかなり解消されます。
ネガティブな情報に振り回されない
周囲の声に限らず、情報社会の中で結婚に関するネガティブなニュースは日常的に溢れています。
人の幸せなニュースよりも不都合な話題を好む人が一定数存在するからでしょう。
脚色やガセネタも多いので、できる限りマイナスな情報は耳に入れないことが重要です。
偶然、見聞きしたとしても、自分は自分、他人は他人と割り切るマインドがマリッジブルーの解消を促し婚約破棄を防ぐことにつながります。
まとめ:マリッジブルーは“悪い兆候”ではない
実は、マリッジブルーは決して特別なことではなく、
多くの人が通る「心の調整期間」のようなものです。
婚約破棄に至ってしまう背景には、
・不安を抱えやすい環境
・本音を言えない関係性
・周囲の影響
・将来へのプレッシャー
など、心が追い詰められる要素が重なっているだけ。
もし今、不安で押しつぶされそうになっているなら、
まずは「こんな気持ちになるのは普通なんだ」と思ってくださいね。
そして、1人で抱え込まず、
少しずつ相手に気持ちを伝えたり、誰かに相談することが大切です。
マリッジブルーは乗り越えられるものですし、
話し合いを重ねた分だけ、夫婦の絆はむしろ強くなります。