男性の晩婚はデメリットがだらけ?晩婚の失敗談もご紹介
男性も女性も25歳を超えたあたりから、周りの身近な人が結婚した話を、ちらほら耳にするようになるのではないでしょうか?
「仕事が落ち着いてから」「まだ自由を楽しみたい」――男性が結婚を後回しにする理由はさまざま。
でも気づいたら周りが次々と結婚して、自分だけ取り残された気分…なんてことはありませんか?
実は男性の晩婚には、実はさまざまなデメリットがあります。
ここでは晩婚のデメリット、そして男性が結婚を後回しにする背景とリスクを説明します。
男性が結婚を後回しにする5つの理由
30歳を超えたとき、男女間で明らかに結婚願望の温度差が出ると言われています。
男性が女性ほど結婚を急がないことには理由があります。
責任を負いたくない
「家族を養う責任」に対して精神的にも経済的にもプレッシャーを感じ、心の準備が整わない。
精神的に未熟だったり、自信のなかったりする男性は交際相手がいても、いざというとき責任から逃れたい心理が働くようですね。
今の自由を失いたくない
独身の自由気ままな生活を手放したくない、結婚して趣味や交友関係に使う時間を奪われたくないという人は男性に限らず女性にもいます。
特に周り親しい既婚者から「結婚して自由な時間が全く取れない」「結婚なんてしなきゃよかった」などの声を耳にすると、一層結婚にデメリットを感じてしまうんですね。
結婚観の変化
一昔前のように「男は結婚して一人前」「結婚=幸せ」という価値観が弱まり、独身でも十分充実できるという考えの人が増えています。
その結果、早めに結婚しなければならないと考える人が減少傾向に…
出会いの場の多様化
ネット社会になり、マッチングアプリなど出会いの場が豊富にあることで、「まだまだ出会いがある」という価値観の男性が増えたのは間違いありません。結婚への決断を先延ばしするのは、そのような意識からでしょう。
周囲の影響
同年代の友人や同僚に独身者や晩婚する人が多いと、自分もまだ大丈夫と、結婚を後回しに考えるようになりがちです。
交際相手がいるのにもかかわらず、結婚はもう少し先でいいという考えの男性が少なくありません。
20代男性の8割は結婚願望がある
ここまで、結婚から逃げている男性の傾向を話したところで意外かもしれませんが、20代の男性にアンケートを取ってみると、8割はいつかは結婚したいと答えています。
20代のころは、晩婚したいと考える男性は少ないのです。
恋人との結婚に夢を持っているうちに、結婚する男性も一定数いるのは確かです。
それが、30代に入り、独身生活が長引けば長引くほど、結婚を後回しにする傾向があるようですね。
男性の晩婚のデメリット
さてここから本題の晩婚のデメリットについてです。
妊娠出産などに年齢に制限がある女性とは異なり、たしかに男性は結婚を焦る必要性が明確にありません。
実際に、「結婚する気になればいつでもできる」というマインドの男性は少なくないからです。
しかしそこには盲点があります。
男性の晩婚のデメリットと、その根拠を以下に挙げてみます。
「子どもを持つハードルが高くなる」
近年、男性の年齢が高くなると精子の質が低下することが研究で示されています。
→ 流産率や先天的リスクが上がる可能性がある。
今の時代、家事育児も男性の期待している女性が多い世の中です。仕事だけではなく育児の体力・気力も必要なので、年齢が上がると負担が大きくなります。
「条件に合った相手と結婚する機会が減る」
若い世代ほど出会いの場に積極的で、晩婚になるほど選択肢が狭まりやすいのは男女で同様です。
婚活市場では、女性の多くが「同年代~少し年上」を希望する傾向があります。
40歳過ぎて理想の結婚相手が若くて綺麗だったとすれば、すでに難しいのが現状です。
「 経済的リスクが増える」
40代以降で結婚すると、教育費や住宅ローンなどの支出が「定年後」まで長引く可能性が高くなります。
「子どもが大学生のときに定年」というケースも多く、老後資金との両立に苦難するケースが増えています。
「 健康面の不安が増える」
加齢によって生活習慣病や体力低下のリスクが高まり、家庭生活や育児に影響します。
慢性疲労や体力が回復しないことで妻が不満を溜め離婚に至るケースも実際にあります。
子どもが小さいうちは体力勝負なので、若いパパとの年齢によるギャップを感じることになります。
「親の介護と家庭責任が重なる可能性」
晩婚で子育てが始まる時期と、親の高齢化・介護の時期が重なる可能性も無視できません。
経済的にも精神的にもダブルの負担になり、家庭不和を起こす原因にもなりかねません。
「孤独リスクが高まる」
晩婚どころか、出会いに恵まれない50代男性が近年急増しています。
未婚率が高いほど老後に孤独感を抱きやすく、健康や寿命にも影響するという調査結果が出ています。
また、晩婚でもパートナーと早くに死別する可能性があり、再び孤独になるケースも…
以上のデメリットをまとめてみると、思っている以上に深刻ですよね…
生物学的(子ども・健康)
社会的(出会い・婚活市場)
経済的(教育費・老後資金)
家族的(介護との両立)
など多方面に影響することを覚悟しなければなりません。
晩婚の失敗事例
ここで私の知人の夫婦のケースを紹介したいと思います。
私の友人(女性・以下Aさんとします)は、一回り年上の男性と結婚し、2人の男の子にも恵まれ、一見幸せそうでした。
しかし、私がこの仕事(結婚カウンセラー)を始めたことを知った時、彼女は大きくため息をついて「あーあ、私も婚活してちゃんと選ぶべきだった」と不満をもらしました。
ご主人は経済的にも豊かで、彼女もご主人を愛していると思っていたので、びっくりしました。
よく話を聞くと、彼女は以下のような悩みを私に話してくれました。
「結婚したとき彼は45歳だったでしょう?
まだ全然健康で元気だと思っていたしお金の心配もないし、不満なんかなかった。でも3年後、5年後に子どもが生まれてから、主人の年齢をマイナスに感じるようになったの。
2人の息子は、やんちゃで元気いっぱいで、当然土日も外で遊びたがるじゃない?
でも主人はは50歳を超えたあたりから、平日の会社勤めで疲れ切って体力も気力も沸かないらしくて、ソファに寝そべってばかり。
結局、私が公園でキャッチボールや鬼ごっこして子供の相手させられてばかり。家でもエネルギーの塊みたいな子どもの相手はできないみたいで
役に立たない。私が不満言うと、仕事して稼いでるんだから子どもの相手はお前がしろって!キレられるし。
先日、子どもの運動会の大玉転がしで、54歳のへっぴり腰の旦那の姿見て、なんかガッカリしちゃった。30代のパパもいるから猶更、悪目立ちするのよね」
晩婚への心構えが大切
彼女の言い分を聞いて、男性陣は、一生懸命に家族のために働いている夫に対してなんて横柄な言いぐさ!と怒りを感じたかもしれません。
もちろん晩婚には「経済的に余裕を持って結婚できる」「精神的に成熟している」などのメリットもあります。
しかし、これがリアルな歳の差婚の実態の一つであることも知っておいてほしいのです。
現実的には、事例のような事態に陥るリスクも孕んでいることを自覚し、それを踏まえて準備することが大切です。
デメリットを乗り越えて晩婚で幸せになるには?
さて、ここまで読んでいただいた方は、晩婚のデメリットやリアルを正しく理解していただけたのではないでしょうか。
男女共に晩婚が増えている、このご時世ですから致し方ない側面ももちろんあります。
しかし、男性でもデメリットを意識して、できるだけ20代30のうちに、この女性!と思える方と結婚したほうが、有利であるのは事実です。
一生独身を目指すのなら、もちろんデメリットなど関係のないことですが…。
晩婚できれば、まだ運がいいほうです。
結婚はそのうちでいい、晩婚でいいと根っから考えている方が、結局は生涯未婚だったという話はいくらでもあります。
その考えが昨今の未婚率を急上昇につながっていること、ひいては少子化を招いていることを知ってほしくて、今回お話しさせていただきました。
ベルアヴァンセなら晩婚を成功させます
ここまで危機感を与えるだけ与えて終わりではありません。
幸い私は婚活のプロです。
40歳を超えたからと言って、結婚に希望を持つなとは絶対言いません。
可能な限り、条件に沿った価値観の合うお相手を紹介します。
それを可能にするのが、結婚相談所であり、弊社ベルアヴァンセなのです。
20代男性の8割は結婚願望がある