入籍時は無職の彼
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目次
- 価値観は合わないのではなく、合わせていくもの
- ~出会いのキッカケは?~
- ~結婚までの山~
- ~離婚を考えたことは?~
- ~結婚とは〇〇である~
価値観は合わないのではなく、合わせていくもの
毎週日曜日にゲストをお呼びしリアルな結婚生活の模様を中村とのトーク形式でお届けしている生放送番組「夫婦オデッセイ~泥と花」
第6回目のゲストは成瀬 ヒロ(なるせ ひろ)さん。
お仕事はファッションキュレーター、コサージュアーティスト。オシャレをテーマにお客様とつながりを持ち、オシャレで人生の後押しをされています。
2歳年下の旦那様と29歳の時にご結婚。現在はお子様が3人いらっしゃるヒロさんのお話を聞いてみましょう。
~出会いのキッカケは?~
当時、私は画廊の店長をしており、いらっしゃるお客様はそうそうたる方で、主人はお客様の秘書をしていました。華やかで大きなパーティーを開催する会社でしたが、とあるパーティーを合同企画しようとなり、一緒のメンバーになりました。主人は名古屋、私は東京の会社だったのでやりとりはいつもFAX。ある日、電話がかかってきて電話対応がさわやかだったのは今でも印象に残っています。プロジェクトを立ち上げ、本番を迎えて終わった時に「良かったらまた名古屋から東京に来たときに飲みませんか?」って名刺を渡されたんです。ただ仕事が立て込んでいて、2、3カ月たった頃に仕事の電話で「冷たいですね」と言われ、名刺をもらったことを思い出し、何人かで飲みにいき友達からスタートしました。
~どうやってお付き合いに発展?~
実はお付き合いは意識していませんでした。当時、名古屋に月1回程度定期的に出張に行っていましたが、友達を紹介したいと言われ、その時に「彼女の」と紹介されてびっくり。もう後に引き下がれない感じで、遠距離だし気軽にと思っているうちに彼の話を聞けば聞くほどおもしろいし生命力に溢れている人だったので、この人とだったら人生一緒でもいいかなと軽い気持ちでしたね。一度、名古屋で倒れてしまった時に会社を休んで病院に付き添ってくれたことがあり、その人の本質を知れたのは大きかったです。
~結婚までの山~
お互い結婚を意識するようになり名古屋に来なよと言われたんですが、私は仕事が天職だと思っていたので辞められないってなったんです。そうなると別れる人もいると思うんですが、主人は身一つで東京にやってきました。私が辞めるのではなく、主人が会社を辞めたんですね。ただすぐに働くのかと思いきやいろんな会社を見たいと言い出し、入籍したときは無職でした。
~無職での入籍に不安やご両親の反応は?~
以前お付き合いをしていた方たちは、結婚するときは家庭に入ってほしいと言っていました。そのため「ぜひ働いて、なんなら僕が主夫したい」と言われ「本当に仕事していいの?続けていいの?子供生まれてからもずっとだよ」って聞いても「全然良い」って言ってくれたことに不安より喜びを感じました。
私の両親は、考え方が古く固い家庭でいろいろ言われましたが、私も仕事ばかりしていたので結婚するのかという驚きと彼に会った瞬間に彼のペースに巻き込まれちゃったんです。未だにいろんな問題が起こってますが、いつも彼のペースにみんなが巻き込まれるんですよね。結婚してやっと就職して子供もできましたが、出産費用なども全部私が用意するようなスタートでした。それから両手両足たりないぐらい転職もしたんですよ。でもたぶん彼が何の仕事だったとしても一緒にいると思います。
~離婚を考えたことは?~
正直あります。実際に紙をもらいに行って書いて渡しても結局主人のペースに巻き込まれ今に至ってますが。年収が自分以上っていうのは、このご時世になると2人でいくらでいいんじゃない?とは思っています。家事も私が外で働いてる分はやってもらいましたね。私は自分自身がわがままと思いますが、価値観が合わないっていうのは合わせていくしかないと思っています。兄弟でも価値観が一緒とは限らないし、認め合っていくしかない。その方が結果オーライですよね。いまだに主人の年収とか給与明細は見たことがないですが、リモートになって仕事ぶりもみてると3人のお父さんだなとすごく思います。子供たちもパパ大好きなのでそれにも私自身救われてるしみんなが尊敬しています。
最初いろんなことがあってもそれぞれが良い景色になって来るのかなと今は思います。
~結婚とは〇〇である~
結婚とは雨奇晴好である。
人生は紆余曲折あって当たり前。18年間を振り返ってもいろいろな問題がありましたが、どのシーンもどの景色も後から見れば素晴らしい。お天気のように晴れの日もあれば大雨の日もあって大泣きすることもあると思いますが、のちのち素敵な景色になってすばらしく輝いて、かつ笑える。そういう意味ですね。
~最後に~
結婚は、機会があるなら1回してみると良いと思います。良くも悪くもその方次第でどうにでもなります。子供がいるいないに限らず家族っていいなってしみじみ思うんですよね。夫婦の形っていろんな形があっていいと思う。友達みたいな人でもいいし尊敬できる人でもいいし。一度お試しあれです。