30代の女性からの質問
ピュアウェディングの鎌江春憲です。
今日は婚活している30代の女性からの質問に答えます。
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私は30代の女です。
婚活といっても、マッチングアプリに登録して少しずつやり取りしてるだけなのですが苦痛で仕方ないです。
将来のことを考えて活動してるだけであって、本当は男の人にあまり興味がありません。
自分の家族を持つことには憧れますが、恋愛感情が生まれません。
女性が好きというわけでもありません。誰のことも、恋愛的に好きになれません。
これって、病気ですか?無性愛者ですか?どうしたらいいのか、わかりません。
以前、無理して付き合った時はストレスが凄くて大変でした。
気持ちがあとからついてくるかな?と思って…
運命的な出会いをしてないだけでしょうか?
恋愛感情ないけど結婚した方っているんでしょうか?
結婚しない私を見る周りの目とか、色々と、辛いです…
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婚活は恋愛しなくても大丈夫
結婚するのに恋愛しなければいけないということはありません。ル
ロマンティック・ラブ・イデオロギーと呼ばれる考え方があります。
イデオロギーというのは「人間の行動を左右する根本的な物の考え方」のこと。
現代人はいつの頃からか、恋愛して結婚することが愛の理想形であるという考え方を持つようになりました。
ロミオとジュリエットがその代表です。彼らは、命をかけてまで「結婚」したかったのです。
1972年は日本の結婚組数が史上最高でした。今の倍以上の結婚数でした。
単に結婚適齢期の人口が多かっただけではありません。お見合いや紹介など、恋愛することなく結婚することが普通だったから、みんな結婚できたのです。
あなたのおじいさんやおばあさんの世代ですね。
今でも、お見合い結婚では恋愛感情を持たずに結婚する人たちはたくさんいます。
今、みんなが結婚しにくくなっているのは、「恋愛して結婚しなくては」というロマンティック・ラブ・イデオロギーに縛られすぎているからなのです。
恋愛できなくても問題なし
恋愛のドキドキはなぜ生まれたのか?
恋をしたからときめくのか?ときめくから恋をするのか?
これは定義の問題で、中野信子先生によると、「誰かを見たときに起こる胸の高鳴り(心拍数の変化)」など生理的な変化に伴う感情の変化を「ときめき」と呼び、それが特定の人物を対象にして起きる状態を「恋」と呼ぶとのこと。[1]
どちらが先、ということはないそうです。
なぜ恋をするのかというと、恋の対象を想起させる刺激が入る(目に入る視覚刺激、名前を見る言語刺激、声などの音声刺激、匂いなどの臭覚刺激)と、脳の報酬系と呼ばれる部分を中心にドーパミンというホルモンが放出されて、ときめきの気持ちを感じるのです。
恋しやすい人というは、このような「恋の対象を想起させる」刺激に敏感な人です。
男性は一目惚れしやすいと言われますが、この視覚刺激に敏感だからです。
あなたの友達のなかにも、こ恋愛体質の人が1人はいるでしょう。
その人は、「恋の対象を想起させる」刺激をつくる名人なのです。
あなたはもともと、恋の対象を想起させるような人に興味がないか、その刺激に対して鈍感なので、ドキドキしないというだけのことです。だから恋愛できなくても大丈夫です。
もしあなたが恋愛したいのであれば、「恋の対象を想起させる」刺激を探すことです。
つまり、自分が恋するであろう相手を探す「行動」に出ること。
それは「婚活」ではない方がよいかもしれません。
婚活は結婚が目的で、恋愛が目的ではないので。
なぜ恋愛のドキドキが必要なのか?
恋愛は脳の理性的な働きを麻痺させているような状態です。それが子孫を残すという行為に都合がよいからです。
特に女性にとって出産は肉体的負担が大きいので、恋=ときめきによって脳の働きを一時的に麻痺させてやらなければ、子孫をつくろうという方向へはなかなか脳が判断してくれないということです。
最後の「結婚しない私を見る周りの目とか、色々と、辛いです…」に関して言えば、それはあなたの錯覚ですから、周囲の目を必要以上に気にする必要はありません。他人はあなたが思うほど、あなたのことを見ていませんから。
結論としては、恋愛しなくても結婚はできる。
恋愛したいなら、恋愛対象となる人の刺激を受けることに敏感になること。
周りの目は気にしない。人は自分が思うほどあなたのことを見ていないから。
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