お見合い遅刻から学ぶ、思いやりと寛容性

”潔癖症”の人ほど寛容性を

今回ご紹介するのは、お見合い遅刻から見えてきた、人間性の奥深さについてのお話です。もう少し寛容性があったのなら・・・・。

結婚相談所会員であるBさん（40代 男性）は、真面目で誠実な方です。大学を卒業後、名門企業に勤め、現在は事務職に就いています。普段は礼儀正しく、落ち着いた印象のBさんですが、時に自己の期待に沿わない状況に直面すると、感情的になることも。そんなBさんにも、成長の余地があるという事例をご紹介します。

ある週末、Bさんは予定していたお見合いに向かいます。しかし、お相手のCさん（30代 女性）が15分以上遅れてしまいます。連盟にもよりますが、お見合いルールでは、15分の遅刻が一つの限界点とされています。遅刻を知ったBさんは、すぐに私たち結婚相談所へ連絡を入れました。

「15分経っても相手が現れないため、今回はここで終了します」と一方的な通知が・・・・。

しかし、そのタイミングでCさんから、場所を間違えていたという連絡が入りました。「急いで向かいますので、5分お待ちを」とのこと。この情報をBさんに伝えたところ、残念ながらBさんの態度はすでに硬化していました。

あの丁寧なBさんから、「なぜ遅れたのか」「時間とお金を無駄にした」「ここで終わりにしよう」といった反応が返ってきました。通常のBさんなら見せない、感情的な一面が垣間見えました。結局、取りつく島もなくBさんはその場を去り、お見合いは行われませんでした。

確かに、Bさんに非はなく、場所を間違えたCさんに原因があることは明らかです。しかし、もう少し待っていれば、二人は出会えた可能性がありました。この出来事から、もう少し心のゆとりと、相手へのリスペクトがあればどうだったでしょう。

潔癖症なBさんは婚活を3年間、一生懸命に取り組んでいます。悪い人ではありません。しかし、このような場面での心の余裕と寛容性が、Bさんのポイントはここです！

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