京都わらび餅調査報告
- カウンセラーの日常
京都で出会った、三者三様のわらび餅体験記 🍡
仮交際デート場所の調査として、京都に行ってきました。
今回のターゲットは、「わらび餅を食べ比べデート」です。
同じ“わらび餅”でも、お店ごとにまったく違う表情を見せてくれるのが面白いところです。
今回立ち寄ったのは、個性豊かな3軒。それぞれの魅力を振り返ってみます。
茶寮 宝泉(左京区)
庭園を望む静かな座敷でいただくわらび餅は、まさに別格。
注文を受けてから作られるため、口に入れた瞬間の弾力とやわらかさに驚かされます。
まずは何もつけずに味わい、その後に波照間産の黒蜜をかけると、味の奥行きが一気に広がるのが印象的でした。
さらに季節限定の「生栗きんとん」も登場。
栗そのものを食べているような上品な甘さで、思わずため息が出るほどの逸品でした。
ぎおん徳屋(東山区)
祇園の街並みに溶け込む甘味処。
看板のわらび餅は、本わらび粉ならではのとろける口どけが特徴です。
「まずはそのままで」というおすすめ通り、何もつけずに口に運ぶと、素材の持つやさしい甘みがじんわり広がります。
シンプルながらも、丁寧な仕事ぶりが伝わる一皿でした。
加茂みたらし茶屋(下鴨神社近く)
こちらのわらび餅は、ぷるぷると揺れる大ぶりサイズ。
たっぷりのきな粉に包まれて登場する姿は迫力満点で、香ばしさと食感のコントラストが楽しい一品です。
気取らずに楽しめる“庶民派の美味しさ”があり、ほっとする味わいでした。
まとめ
今回の食べ比べで気づいたのは、「わらび餅=黒蜜+きな粉」という固定観念が覆されたこと。
出来立てのわらび餅は、まず“そのまま”で味わうのが新しい発見でした。
喉越しの良さ、素材の違い、そしてお店の雰囲気まで含めて、わらび餅はまさに“体験する和菓子”。
京都の甘味文化の奥深さを改めて実感した一日でした。