『時計仕掛けのマリッジ』なつえの婚約破棄
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なつえさんの婚約破棄は「もったいない」のか。違和感ですぐ冷めてしまうあなたへ
「時計じかけのマリッジ」6話、なつえさんの婚約破棄。
あんなに想ってくれていた相手を振るなんてもったいない。覚悟が足りない。SNSはほぼその論調一色でした。
でも私は、視聴者のみなさんと少し違う見方をしています。
違和感を覚えたまま進まなかったこと自体は、間違いじゃない。
婚活カウンセラーとして、違和感に蓋をして結婚し、数年後に苦しくなった人を何人も見てきました。「あのとき引っかかってたんです」と、みなさん口を揃えて言います。違和感は、無視していいものではありません。
じゃあ、なつえさんは正しかったのか。そうとも言い切れません。
問題は「切ったこと」ではなく、「違和感の正体を確かめる前に切ったこと」です。
「冷める」と「合わない」は別物です
ちょっと嫌な部分が見えた瞬間に、気持ちがすっと引いていく。
この感覚に覚えがある方、多いと思います。「私、好きになるのは早いのに、冷めるのも早いんです」という相談は、本当によく受けます。
ここで知っておいてほしいのが、冷めた=合わない、ではないということです。
冷める瞬間に起きているのは、多くの場合「相手の評価が下がった」ことではありません。「理想とのズレを見つけた」ことです。
100点の状態から始まって、ズレを見つけるたびに減点していく。これを私は減点方式の婚活と呼んでいますが、減点方式には致命的な欠陥があります。
どんな相手でも、必ず0点になる。
人間なので、ズレのない相手は存在しません。減点方式でいる限り、出会いの数を増やしても結果は同じです。相手の問題ではなく、採点方法の問題だからです。
違和感が出たときの、正しい扱い方
冷めやすい人に必要なのは、「我慢して付き合い続けること」ではありません。それは違和感への蓋であって、いちばん危険なやり方です。
必要なのは、違和感を分類することです。
違和感には2種類あります。
ひとつは、価値観の違和感。お金の使い方、家族との距離感、誠実さ。これは10年単位で効いてくるので、軽視してはいけません。
もうひとつは、理想とのズレの違和感。服のセンス、食事の仕方、LINEの文面。気にはなるけれど、結婚生活の幸福度にはほとんど影響しないものです。
冷めやすい人の多くは、この2つを区別せず、すべて同じ重さで減点しています。だから、本当は条件のいい相手まで切ってしまう。
違和感が出たら、切る前にひとつだけ自分に聞いてください。
「これは10年後の生活に関わることか?」
関わるなら、確かめる。本人に聞く、もう一度会って見る。関わらないなら、それは相手の欠点ではなく、自分の理想の輪郭です。
最後に
なつえさんの判断が正解だったかどうかは、番組の結末を見ないとわかりません。
でも、画面のこちら側で「私もすぐ冷めちゃうんだよな」と思いながら見ていた方には、伝えたいことがあります。
冷めやすいのは、飽き性だからでも、結婚に向いていないからでもありません。違和感の分類の仕方を、誰にも教わってこなかっただけです。
自分の違和感がどちらの種類なのか、ひとりで判断がつかないときは、第三者と一緒に整理するのがいちばん早いです。「この感覚、気にするべきですか?」という相談、いつでも歓迎です。
LINEからご相談いただけます。
ホームページ:https://mariad.net/