あなたには奢ってもらうだけの価値がありますか?
私が独身の頃、当時よく一緒に飲み会をしていた女友達が放った一言。
「これだけ私は(お金をかけて)オシャレをしてデートや飲み会に臨み男性を楽しませている訳だから、男性はその分奢って当たり前。」
・・・えー。その発想はなかったわ。
確かに、彼女はオシャレも含め、とてもかわいく、しかもどんな相手であっても態度を変えることなく、誰にでも平等に接して率先して場を盛り上げられる楽しい女の子で、いつも人気がありました。
「男性が奢って当たり前」という主張が正しいかどうかは別として、逆を返せば、
“奢ってもらう金額に見合うだけのホスピタリティーを、ファッションや会話等全面的に相手に対して私は常に提供している”
という意識と自負があることが、なかなかすごいな、と当時私は感心しました。
よくお見合いやデートで「割り勘だったんですよね・・・」という感想を女性からいただくことが多いですが、そもそも男性が奢ってあげようと思う程、その対価として自分が相手を外見や会話で楽しませていたのかどうか、という意識も大切です。
“相手が喜ぶかな”という意識も無くいつものように自分の好きな服を着て、会話も受身で、お相手に対し積極的に何の働きかけもせず、ただただ「さあ、私を楽しませてください」というスタンスでお見合いやデートにやってくる女性に対し、自分がその場を盛り上げ、さらにお金も多く支払わなければいけない男性って一体・・・。
きっと男の人も「この人は逃しちゃいけない!」と思えば、割り勘を言い出さない可能性大。
お相手にNGを出す前に、「それってもしかして私の態度がそうさせたのかも」と一度立ち止まって自分を振り返ることも大事かもしれません。