恋人までの距離
恋人までの距離・・・という映画がありましたね。
イーサンホーク演じるアメリカ人の新聞記者が、フランスの女子大生とヨーロッパの電車内で出会い、2人でウィーンで降りて、一晩中デートしながら、いろんな話をして恋に落ちていく・・・というストーリー。
誰に会ってもピンとこないという方は、是非、観ていただきたい映画の1つです。
なんせ最初から、最後まで、何か事件が起こることもなく
ひたすら恋愛会話に始終する映画なので、勉強になります。
どんな話をして、その話の何にお互いが反応しているか。
同じ意見である必要は全然なくて、自分との違いを受け入れた上で、何に自分は共感するか。
結局、恋人でも友達でも、だれかを好きになるということは
相手の価値観をどれだけ認められるかが大きく影響しているので
視野が狭い、世界が狭い、経験が少ない人は
どれだけの人と出会っても、なかなか相手のことを好きになれないものなのです。
フランスの女子大生のセリーヌは、学生にしては大人びていて(さすがパリ女!)、自立した女性を目指している。そんな彼女がポツリというセリフが印象的なのです。
「私たちがする全てのことは、少しでも愛されるためにしているんじゃないかしら?」
全く、その通りですよね。
答えがない話を、ずーっと飽きずに語り合っていられる相手が欲しいと、だれでもが思うところでしょうが、そんな相手に出会う為には、まずこの女子大生のように、自分の想いを相手にぶつけないと始まらないのです。
相手が話題を振ってくれるのではなく、自分が先に話す。
それができる女性に、恋の神様は、きっと微笑んでくれるはずです♪