親への結婚挨拶について
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目次
- 結婚の挨拶のタイミング
- 挨拶の準備
- 挨拶当日の流れ
- この人となら結婚しても大丈夫!と思ってもらえるように
結婚の挨拶のタイミング
プロポーズ前
親への挨拶で最初に迷うのは、挨拶のタイミングではないでしょうか。プロポーズの前がよいのか、それとも後がよいのか? どちらのケースもありますので、正直なところ正解はありません。
プロポーズ前の挨拶の場合、親へのご紹介ということになります。プロポーズ前に挨拶をする理由で一番多く聞かれるのは「親を安心させるため」。「結婚を前提に真剣にお付き合いをしています」と、伝えておくことで結婚相手の人柄を親にも知ってもらい、不安要素が小さくなります。また親のほうもいきなり結婚の挨拶よりは、プロポーズ前の挨拶があれば、それで覚悟ができ、その後、結婚までスムーズにすすみやすくなります。
プロポーズ後
結婚相談所の進行でいうと、仮交際から真剣交際にすすみ、結婚の意思が固まったころです。このタイミングを選ぶ理由としては、結婚は家同士のつながりといっても、主役はあくまでも結婚する二人です。まずは二人の気持ちに揺らぎがなく、結婚への意思がしっかりと固まっている状況で親にも紹介したいと思うようです。
おすすめ親への挨拶をすませてから成婚退会
結婚相談所で知り合ったある男女二人の結婚が決まったものの、女性の親が遠方に住んでいるので、挨拶の日程をなかなか組むことができない…。そんななか、すでにプロポーズをして二人の気持ちも固まっているので、成婚退会させてください、というカップルがいました。
当サロンでは、「成婚前に双方の親の挨拶をすませること」は絶対の決まりではありませんが、よほどの事がないかぎりは挨拶をすませておくことを推奨しています。
成婚退会前に双方の親への挨拶を必要な理由
まず、挨拶するのとしないのでは、安心感がまったく違います。ある会員さんは成婚退会後、親に紹介したら「もっと条件のよい人はいなかったの?」言われて、その後破談になったケースがありました。
お相手の両親に気に入られないことには、その後の結婚生活がうまくいくはずがありません。これが成婚退会前でしたら、相談所が間に入り、気に入らない理由を聞き、改善していくことで破談を回避することもあります。
それ以外にもこんなケースがありました。結婚が決まり、成婚退会後に彼の親に挨拶に行ったものの、あることで意見がわかれてしまったとき、男性は親の言いなりばかりで女性を守ろうとしなかったことで、お互いの信頼関係が崩れてしまい、その後破談になったという話もあります。
親と一緒にいることで、お相手の素の部分を見ることもできるので、成婚退会前に絶対に挨拶をすませておくことをすすめています。
挨拶の準備
日程と場所はどうやって決める?
日程については、挨拶が決まってから2〜3週間後くらいを目安に決めましょう。急遽、今週末に挨拶します、なんて勝手なことはしないように、あくまでも親の意向や考えを聞いてから調整しましょう。
挨拶する場所については、家でもお店でも大丈夫ですが、こちらもまずは親のお考えを聞いてみましょう。もし、任せるということであれば二人で決めて提案してみてください。
家での挨拶となると、親が迎えるための準備などの負担が多くなりますので、最近はお店を提案するケースが多いようです。お店を選ぶ時は「駅から近いこと」「わかりやすい場所」などのポイントをおさえておくことが大切です。例えばホテルなら、駅から近くのわかりやすい場所にある場合が多く、館内も落ち着いていてゆっくりと会話ができるのでおすすめです。挨拶の時間帯は、食事の時間帯を避けるのが一般的です。
お店での挨拶の場合の支払いについて
二人が主催することが多い顔合わせについては、男性がお手洗いに立つふりをしてさりげなく支払うのがスマートです。さらに予約のときに自分たちが支払うことを予めお店のスタッフに伝えておき、他の人が支払おうとした時は「お代は頂いています」などと言ってもらえるように根回しをしておくと当日はスムーズですね。
服装はどうする?
男性は、やはりスーツが基本です。もし事前に「そんなにかしこまらなくてもいいから」と言われていたとしても、カジュアルはNGです。また男性は服装も大切ですが、それ以上に気を付けなくてはならないのは「清潔感」です。靴は綺麗に磨いておき、またシャツにはアイロンをかけて無精ひげもちゃんと剃って、身だしなみを整えるようにしましょう。
女性は、フェミニンな印象のワンピースがおすすめです。ナチュラルメイクにしてアクセサリーも小ぶりで控えめにして、上品なファッションを心がけてください。
手土産の用意を忘れずに
忘れてはいけないのが手土産の用意です。予め、ご両親の好みを聞いておいて喜んでもらえそうなものを用意してください。多くの人から選ばれているのは、日持ちのするお菓子や、日本酒やワインなどのお酒類など。手渡すときに「お好きだと伺ったので」と選んだ理由を添えて、心を込めて選んだことを印象づけましょう。
挨拶の目的は結婚の承諾
今回の挨拶の最大の目的は「結婚の承諾」です。仮にプロポーズ前だとしても結婚を前提に真面目にお付き合いtをしています、ということを伝えるための挨拶です。
緊張してしまって、肝心な話をしそびれてしまった…、あるいはただの雑談ばかりで気が付いたら終わっていた…なんてことのないように、二人の間で挨拶の目的と話を切り出すタイミングを確認、相談しておくとよいでしょう。
挨拶当日の流れ
まずは自己紹介から
「はじめまして。奈美子さん(仮名)とお付き合いさせていただいております、中田健斗(仮名)と申します。本日はお時間を作っていただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」
男性が女性の親に挨拶をする想定です。この場合は女性は男性に自分の両親を紹介してください。
自己紹介が終わったら、紙袋から手土産を出し、両手を添えて渡しましょう。手土産を渡したところで、歓談がはじまります。
結婚の話を切り出す
親も今回の挨拶の目的はわかっているはずです。話が途切れたタイミングで上手に切り出してみましょう。奈美子さんと結婚したいという一途な気持ちを心を込めて伝えましょう。
◎伝え方例
「本日は、奈美子さんとの結婚をお許しいただきたく、お伺いしました。奈美子さんとは
出会ってから、結婚を考えて真剣にお付き合いをさせていただき、先日、私からプロポーズしまして、奈美子さんから了解をいただきました。絶対に奈美子さんを大切に幸せにします。どうか私たちの結婚をお許しください。お願いいたします」
頃合いをみてお開き
結婚の許しを得たら(反対される場合もある…)、再び歓談に戻ります。最大の目的を果たしたところで、頃合いを見て切り上げましょう。全体2〜3時間くらいがちょうどよいとされてますが、結婚の許しを得た男性から「そろそろ…」と切り出しづらい場合、女性のほうから切り出してもらうようにするのもよいかもしれません。
言葉遣いに気を付けて
普段、お互いを呼ぶときに、「奈美子ちゃん」「健斗くん」だとしても、親が目の前にいるときは、「奈美子さん」「健斗さん」にしておいたほうがよいでしょう。
またお相手の両親を「お義父さん」「お義母さん」と呼ぶのは、この段階ではよくありません。まだ結婚前なので「奈美子さんのおとうさま」「奈美子さんのおかあさま」などのほうがよいでしょう。
座る席の位置にも気を付ける
レストランなどのお店でのご挨拶の場合です。外食の場合は二人がホストになりますので、待ち合わせには二人そろって、親よりも先に到着しておくようにしておきましょう。
また席に座る際の場所にも注意してください。ポイントは上座、下座の位置を確認しておくことです。入口から遠いほうが上座、近いほうが下座になります。もしお相手の親から「こちらにどうぞ」と上座をすすめられることがあっても、素直に受けとらないようにしてください。「いえ、本日はご挨拶に伺ったのでこちらで結構です」と丁重にお断りして、下座に座るようにしましょう。
この人となら結婚しても大丈夫!と思ってもらえるように
いかがでしたでしょうか。結婚の挨拶がきっかけで破局してしまうケースもゼロではありません。そんな悲しいことは避けるためにも事前準備をしっかりとしておいてください。
日程、場所の調整、手土産の用意、当日の話内容のすり合わせ、万全の準備をして臨みましょう。お相手の親から「この人となら安心」と思ってもらえることが大切です。もし、不安なことが出てきたら、いつでもカウンセラーに相談してください。
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