愛し合う＝何事も五分五分と思ってると、関係は早く壊れる。

「私はやってあげてるのに、あの人は！」文句の大半はこれ

婚活中の方も、これから婚活する方も、これを事前に理解しておく事は、人生で相当な違いを生むと思います。
少なくとも、限られた人生の時間の、相当な節約にはなりますよ。
男女関係が飛躍的に進みます。
パトナーシップの真髄（しんずい）ここにあり、と思っています。

私たちは、誰かと一緒に何かをやる時、平等と公平さが大事だと、教わってきました。
子供の頃からそうですよね。

こちらが50％提供したら、相手が50％返してくれる。
すべてが五分五分の関係。
それが当然だと信じています。

しかし、男女関係で、イマイチ幸せを感じられない原因が、ここにあるとしたらどうでしょう？

犠牲と搾取＝被害者と加害者が、不幸の源。

一時、社会現象とまでなったTVドラマ『逃げ恥』で、「好きの搾取」という言葉が有名になった事がありました。
搾取というのは、相手からしぼり取られるだけの一方的な関係性の事です。

婚活でも、お見合いで話しかけるのが自分、デートの働きかけがいつも自分、自分から送らないとラインの相手がメールしてこない、結婚話を切り出すのがいつも自分など、意外にに多い不満の正体が、この搾取感です。
特に女性が、男性の気の利かなさに、イライラを募らせる場面を多く見ます。

そのままの関係性で、結婚できたとしても、「自分はやってあげてるのに、あの人は何も返してこない」「家事と育児は対等にと言ってたのに、いつも自分ばかりが損している」そんな愚痴が聴こえてくるのは時間の問題です。
自分が被害者で、相手が加害者という構図になりがちです。

パートナーシップとは、五分五分の取引でなく100%の関係

「五分五分の取引でなく」とは、つまり本気を出せという事なんです。
人生に一度くらいは、本気を見せろよと。
特に結婚のような人生の幸せが掛かっている場面では、女性の側が、本気を見せない事には、責任を取りたがらない男性が逃げ腰で、なかなか関係が進まなかったりします。
成婚したものの、永すぎた春のまま、途中で破談になるケースなどはその典型です。

五分五分の取引だと、受け取る幸せの量も、そこそこでタカがしれています。
平穏無事をくれるかもしれませんが、いつか退屈になりセックスレスになったり、不満が溜まって別れるのは時間の問題な気がします。

100％与えてはじめて、「与えた」です。
100％与えてはじめて、与えた側も、同時に受け取れます。
与える＝受け取るが成立します。

100％を与え合うから、カップルの幸せは二倍にも三倍にもなり、不幸は半分になるわけです。
五分五分だと、足してふたりで100％にしかなりません。

愛しあうとは、お互いが100％を与え合うってこと。

つまり、見返りを期待しない、無償の愛が成立するわけです。
見返りを期待したって良いのですが。
聖職者じゃあるまいし。
ただ、与えると決めたら、100％与える。
そこに本気でコミットすると、関係性は変わってきます。
相手は、変わっていかざるを得ない。
あなたが今、何かで停滞感に掴まっているとしたら、実行してみて下さいね。

100％与えて、欲しい結果が出なかったとしても、あなたが損になる事なんか、一つもありませんよ。
自信になり、次のチャンスに必ず、つながります。
100％与えるという感覚を覚えておくと、人生が好転していきます。
あらゆる場面で、応用が効きますよ。
与える時は100％が、男女のパートナシップの原則です。
覚えておいて下さいね。

（つづきは次回）#344

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