初回デートが“続かない人”に共通する落とし穴8つ
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なぜ初回デートは“失敗しやすい”のか?
マッチングアプリでも、IBJの相談所婚活でも──最も多い相談のひとつがこれです。
「初回デートが続かないんです…」
見た目の問題? 会話力? 条件? と思われがちですが、現場で感じるのは、ほとんどの場合は“技術や性格”ではありません。
実は、男女それぞれに共通するNG行動があり、それを避けるだけでデート成功率は一気に改善します。
この記事では、現場で繰り返し見てきた
・男性に多いNG
・女性に多いNG
・そしてデート後に重要な“フィードバック”の習慣
をまとめ、最後に読者が自分で確認できるチェックリストを用意しました。
男性に多いNGパターン(4つ)
① 会話が“説明”になる(インタビュアー化問題)
男性に圧倒的に多いNGがこれです。
・経歴説明
・仕事のプレゼン
・趣味の講義
・相手の発言を判断(ジャッジ)
自分では「誠実に話している」つもりでも、女性からすると“デートじゃなくて面談”に感じられます。特に40代以降の男性は職場で部下に説明する習慣があるため、知らず知らず出てしまう。コツはただひとつ、“説明より、気持ち(感情)”を一言入れること。
例)
「キャンプ好きなんです」ではなく、
「自然の中にいると、肩の力が抜ける感じがして好きなんです」
この“感情の一滴”で、一気に距離が縮まります。
② “気遣い”がただの段取りになる
「予約しました」「〇〇駅に集合で」など、段取りは丁寧なのに、どこか“機械的”。
女性が求めているのは、人としてのぬくもり(温度)です。
・仕事モードが抜けていない
・事務的
・返事が固い
こうなると、女性は“心が通わない人”と判断しがちです。
もうひとこと、「○○さんが好きそうかなと思って選びました」
この一言が入るだけで、段取りが“優しさ”に変わります。
③ リードしようとして“自分勝手”になる
よくあるのは、
・勝手にお店を決める
・歩くスピードが速い(後ろから付いてくるのはもっとNG)
・女性の意見を聞かない
「リード=主導権を握ること」と勘違いする男性が多いですが、正解は“相手の好みのペース”を感じ取ることです。
40代・50代の婚活では、優しさの質が問われます。
「歩くペース大丈夫ですか?」
この一言が、想像以上に効きます。
④ “距離の詰め方”が早すぎる
初回デートの女性は、あなたが思っている以上に慎重です。特に40代・50代の婚活では、「誠実さ」と「安全さ」が最優先。
・早い段階での下の名前呼び
・ボディタッチ(肩・腕・背中)
・外見ばかり褒める
これらは女性にとって、“この人、他の女性にも同じことしてそう…”と映りやすい。
実は、距離感とは“縮める”のではなく、“整える”ものです。
たとえば、店を出るときの「寒くないですか?」のひとこと。これは距離を詰める言葉ではなく、“整える言葉”。
自然にできる人ほど、次につながりやすい。
女性に多いNGパターン(4つ)
① “いい人”フィルターで全部ぼやける
「優しそう」「清潔感はある」「普通にいい人」──ここで評価が止まりがち。
“良くも悪くもない”は判断保留に見えて、実は感情が動いていないサインでもある。
👉 婚活は「0か100」ではなく“微差が命”。
笑ったときの感じ、話のテンポ、価値観の粒度…心のどこが微かに反応したのかを言語化できる人から決まっていく。
②相手のテンションに“乗れない”問題
女性側が落ち着いていると、男性が張り切って空回りし、温度差が発生する典型例。
本人は悪気ゼロでも、男性には「脈ナシ」に見えてしまう。
👉 婚活の初回デートは、“少しだけ明るい自分”を出すほうが吉。
自然体のまますぎると、場が硬くなる。
③“察してほしい”が多すぎる
言語化しないまま「気を利かせてほしい」期待が増えると、相手は混乱する。
例:
・「もっとリードしてほしい」
・「ゆっくり歩いてほしい」
・「適度な距離感でいてほしい」
👉 初回デートの男性は“緊張と混乱のかたまり”。
望むことは短く具体的に伝えたほうが、結局うまくいく。
④清潔感・マナーへのチェックが厳しすぎる
マナー違反は確かにNG。でも、
「鞄を床に置いた」
「歩く位置が数センチ違う」
「LINEの句読点」
「男性なのに絵文字」
みたいな細部チェックが始まると、誰とも合わなくなる。
👉 40代以降は「完全に合う人」を探すより、
“合わせられる二人”を作る婚活のほうが現実的。
デート後の“フィードバック”が成功率を分ける理由
初回デートが続かない人の9割は、「ただ終わらせるだけ」になっている。
でも実際、初デートは“素材”にすぎない。
良くも悪くも、そこから組み立て直せるのが結婚相談所での婚活の強み。
フィードバックのポイントは3つ。
① 自分の気持ちの“温度”を把握する
・どこで安心した?
・どこで疲れた?
・何が嬉しかった?
・何に引っかかった(違和感)?
👉 感情の微差を拾える人ほど、2回目がスムーズ。
② 相手の“努力ポイント”を拾う
・店を探してくれた
・会話で気を使ってくれた
・緊張しながらも話してくれた
・送迎や移動の段取りを工夫してくれた
👉 ここに気づける人は、男性から猛烈に好印象。
③ “続けるか迷う理由”を書き出す
「なんとなく違う」は一番危ないサイン。
迷いの正体を言語化すると、
・ただの緊張
・自分の不安
・過去の恋愛の投影
…が混ざってるだけのケースが多い。
👉 本当に相性が悪いのか、
ただ“心がほどけてないだけ”なのか。
ここを見極めると決まる。
読者用チェックリスト|初デートが続かない人のセルフ点検
□ 緊張を隠すために“喋りすぎ”ていないか
□ 無意識に相手を“採点”していないか(相手にはバレてしまう)
□ 良い人なのに、感情が動かない理由を言語化できているか
□ 温度差が生まれていないか(明るさ・声量・テンポ・リアクション)
□ 相手の努力や優しさに気づけているか
□ 小さな違和感を“全部ダメ”と混ぜていないか
□ フィードバックを次に活かす習慣があるか
最後に軽く背中を押すと──
初回デートは、
「好きかどうか」ではなく「もう一回会えるかどうか」だけで判断するのが正解。
恋愛感情の芽生えは、“2回目以降の安全地帯”で育つと割り切ったほうがよいです。