「将来が描けない」と言われ続けた彼の成婚
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婚活の現場で最も多いお断り理由、それは…?
婚活のお断り理由ランキングで、ひそかに“常連”と言われているフレーズがあります。
「将来が想い描けませんでした」
多くの男性がこの言葉でサラッと断られます。
でも本音を言えば──初対面のお見合いで将来なんて描けるはずがありません。
宝くじ並みにレアです。
つまりこの言葉、ほとんどの場合は“遠回しなN G”。
でも、もし毎回のように言われ続けるなら…?
そこには確かな「理由」があります。
今日は、その理由を6年間見つけられなかった男性・勇輝さん(仮名・30代後半)の成婚ストーリーをご紹介します。驚くほど多くの人が、勇輝さんと同じ“落とし穴”にはまっています。
「将来が描けない」と言われる男性の“共通点”
勇輝さんは、穏やかで気配りが細やかで、話しやすく、女性ウケも悪くないタイプ。でも…
交際が深まらない。どの女性とも“友達のまま”止まり。
成婚できない理由として本人が挙げたのは、次の2つ。
・年収が同年代より低い
・容姿に自信がない
しかし、2年かけて気づいたのは、それは“表面的な理由”だったということ。
本当の理由は、もう少し奥に隠れていました。
「ホンネが言えない」
「相手のホンネも引き出せない」
この二つが絡み合い、関係の成長を止めてしまっていたのです。
優しさの裏にあった“傷ついた幼少期”
信頼関係が育ってきた頃、勇輝さんはぽつりと話しました。
「誰にも言えなかった悩みがあるんです」
お母さんはしつけに非常に厳しく、気に入らない答えをすると機嫌が悪くなる。
時には手が出ることもありました。
さらに姉は気が強く、ケンカのたびに一方的に負かされる。
味方であるはずの父は優しいけれど、守ってはくれない。
家庭という“もっとも安心できる場所”が、むしろ緊張の場だったのです。
その結果、彼が身につけた生き方は──
「上っ面だけ相手に合わせる」
「波風を立てないように、自分を消す」
これは、幼かった彼が必死に編み出した“生き延びるための方法”でした。
しかし婚活では、このクセが“芯がない”“自分の人生が描けない人”と誤解されやすいのです。
ここに、「将来が描けません」の本当の理由が潜んでいました。
彼を苦しめ続けた“未練”と自己否定の正体
勇輝さんには、忘れられない交際相手がいました。仮に **愛華さん** と呼びましょう。
成婚寸前まで行った女性です。
しかし、実はこの関係には“矛盾”がありました。
・彼女は勇輝さんに惚れていたわけではない
・スキンシップはほとんど拒否
・ただし、結婚への焦りや事情はあった(寿退社願望など)
勇輝さんは、彼女の未練を“恋”だと勘違いし続けました。
でも実際は違います。
未練の正体は、愛華さんではなく「自分が一番“結婚に近づいていた瞬間”への執着」
“あの時の自分”に戻りたい。
“あの失敗を取り返したい”。
これが、今目の前の女性との関係を曇らせていたのです。
「本当は結婚したくなかった」…その気づきが転機になった
ある日のセッションで、勇輝さんはこう言いました。
「恋愛は楽しいんです。でも結婚となると…怖いんです」
そう。
彼は “恋愛の気軽さ” と “結婚の責任” の間で揺れていました。
そして驚くべき本音が見えてきます。
「頭では結婚したい。でも心は“変わりたくない”“家から出たくない”まま」
実はこの矛盾、婚活ではごく普通です。
むしろ、“矛盾がない人のほうが不自然”。
大事なのは、矛盾を排除することではなく、矛盾を認められるようになること。
勇輝さんは、ここからゆっくりと歩みを変え始めました。
被害者ポジションを手放したとき、世界が変わる
最初の頃の勇輝さんは、いつも誰かの悪口を語っていました。
・上司は無能
・同僚は要領だけ良い
・母の厳しさ
・姉の暴力
その語り口の奥には、
「自分はずっと被害者だった」という世界の見え方がありました。
ある日、私は正直に伝えました。
「その“被害者の物語”を持ち続ける限り、人生は動きません」
勇輝さんはショックを受け、席を立って帰ってしまいました。
数回キャンセルも入りました。
でも──彼は戻ってきました。
それが転機でした。
そこから、彼は
“自分を責めずに、ただ受け入れる”
という初めての作業を始めました。
・自分のコンプレックス
・過去の傷
・家族との距離
・恋愛の失敗
どれも“変える前に受け入れる”ことからスタートしたのです。
「自分はちょっと変わってて、面白い」ここから婚活が回り出す
自己否定がゆるむと、人は不思議と“方向性”を見つけます。
勇輝さんの場合は──
「人ともっと打ち解けられる人になりたい」
という願いでした。
そこで、私は様々な機会を作りました。
・他の会員とのミニ交流会
・セミナー参加
・直感で答える自己紹介ゲーム
・女性目線のリアルなフィードバック
彼は最初こそ戸惑いながらも、次第にあることに気づきます。
「自分はちょっと変わってるけど、面白い人だ」
この感覚が芽生えたことで、彼は“合う人”を正しく選べるようになりました。
そして出会った“詩織さん”──互いの弱さが愛になる瞬間
彼が選んだタイプは、外向的でも派手でもありません。
・穏やかで、裏表がなく
・気持ちに寄り添う力があり
・批判的にならず
・彼を変えようとしない
つまり、彼の“芯”を育ててくれるような人でした。
詩織さんから見た勇輝さんは、こんなふうに映っていました。
・自分の話を“深めて”くれる人
・彼女の存在を大切に扱う人
・感情の動きを細やかに汲み取ってくれる人
・悩み事を秘密めかさずに分かち合ってくれる人
・ふたりの未来を真剣に考えようとしてくれる人
詩織さんは、勇輝さんの「人を大切にする優しさ」に、素直に癒やされていました。
そして勇輝さんも、詩織さんの「批判しない・比べない・求めすぎない」姿勢に、ゆっくり心を開いていけたのです。
プロポーズに向けての“静かな加速”
詩織さんとの関係が深まるにつれ、勇輝さんは次のステージへ進む準備を整えていきました。私が伝えたアドバイスは、とてもシンプルです。
・彼女の生活リズムや感情の動きを“尊重する”こと
・感謝は小さくてもいいから、毎回言葉にすること
・決断を急がせず、「待つ姿勢」を行動で示すこと
・彼女の悩みや不安を“解決しようとせず”、まず聴ききること
こうした積み重ねが、ふたりの間に“静かな親密さ”を育てていきました。
「自分を受け入れた瞬間に、道は開ける」
勇輝さんが成婚できた理由は、奇跡でも偶然でもありません。
自分を責める人生から、自分を受け入れる人生へ。
被害者の物語から、自分の物語へ。
「変わる怖さ」より、「幸せになりたい気持ち」を選んだから。
婚活は、相手探しに見えて、実は“自分探し”です。
どんなに優しい人に出会っても、どれだけ条件が整っていても、
自分の内側が曇っていれば、将来は描けません。
でも、あなたがあなた自身を受け入れ始めた瞬間──
“将来を一緒に描ける人”は、必ずあなたの前に現れます。
そしてその人はきっと、あなたの「ちょっと変で、面白い」ところを、
いちばん愛してくれる人です。
あなたの婚活にも、静かに幸せのハンドルが回り始めますように。