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優しさが愛に変わるとき──シャイな2人の成婚プロセス

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婚活カウンセリングのリアルラブ「優しさが愛に変わるとき──シャイな2人の成婚プロセス」-1

「婚活女性必読!“誰にでも優しい男”をゲットする方法」シリーズの最終回・第5話です。

第1話「誰にでも優しい男って?」/第2話「優しい男の3パターン」/第3話「本命になるにはどうしたら?」/第4話「優しい男の心理の奥にある孤独」をテーマに一緒に考えてきました。


ここまで読んでくださったあなたはもう気づいているはず。優しさとは、ただ気づかうことではなく、“不器用でも関係を前へ進めようとする勇気”のこと。実際にあった“内気で誠実な二人”の成婚エピソードをもとに、“支え合う関係”が生まれるまでのリアルな心理の揺れを描きます。


最終回は複数の実話に基づき、シャイな2人が出会ってしまったケースに学びながら、成婚までのプロセスを辿ります。“優しい彼”との関係を結婚へとつなげるための実践編です。



成婚エピソード:

紗季さん(36歳・看護師)と悠人さん(38歳・公務員)

ふたりの出会いは穏やかで、第一印象は「安心できそう」。ただ、どちらも慎重で、人の顔色を見てしまうタイプ。関係を壊したくなくて、つい本音を飲み込んでしまう──そんな似た者同士の出会いでした。


初デートから3回目までは、丁寧で優しいけれど“静かな平行線”。会話は途切れず続くけれど、どこか探り合いのような空気。相手を気遣う優しさが、距離を近づけるよりも守りのバリアになっていたのです。


そして4回目のデート。港の見える夏祭り。屋台の灯りが海風に揺れ、遠くで花火が上がっていました。帰り道、悠人さんは少しの沈黙を破って、勇気を出しました。


「……手、繋いでもいいですか?」


その瞬間、紗季さんの頭が真っ白になりました。彼が嫌ではない。けれど、これまで誰かと手を繋いだのは何年ぶりだろう。頭の中に“周りにどう見られるか”という不安がよぎり、思わず「今日はまだ…」と微笑んで断ってしまいました。


悠人さんの胸の奥で、何かがストンと落ちました。断られたというより、自分の想いが“届かない”感じ。その夜、彼は家でスマホを握りしめたまま、何度もLINEを開いては閉じました。「また会いたい」と打ちながら、消して、送れなかったのです。


一方、紗季さんも眠れない夜を過ごしていました。「どうして、素直に嬉しいって言えなかったんだろう」。胸の中に残るのは、彼の少し寂しそうな笑顔。その優しさが、かえって自分の臆病さを照らしているようで、苦しかったといいます。


数日後、彼女は小さく息を吸い込み、勇気を出してメッセージを送りました。

「この前はごめんなさい。びっくりしてしまって。でも本当は、あなたの優しさにすごく安心していました。」


その一言で、悠人さんの胸の中にあった“沈黙の重さ”がほどけていきました。彼はしばらく文面を見つめたあと、心の奥から浮かぶように返信しました。

「嬉しいです。こっちこそびっくりさせてごめん。君のペースで良いので、ゆっくりじっくり進みましょうね。」


その言葉が、ふたりを“恋人未満”から“パートナー候補”へと変えた瞬間でした。


次のデート。夏の終わり、静かな海辺のカフェ。会話の合間に沈黙が訪れても、どちらも気まずくなりませんでした。ふとした拍子に、彼の手が触れたとき、紗季さんは今度は逃げませんでした。手を重ねながら、心の中でこう思ったそうです──“ああ、この人となら、不安を隠さなくてもいいかもしれない”。



シャイな“優しい人同士”がうまくいくために


二人のような内気で誠実なカップルが、恋を越えて結婚に辿り着くには、“自分の中の恐れ”と向き合うことが不可欠です。優しさの中には、いつも少しの恐れが隠れているのです。


① 「期待」と「恐れ」は表裏一体


優しい人ほど、期待の裏に恐れを抱えています。好かれたい、嫌われたくない、失いたくない──そのどれもが、相手を大切に思う気持ちの証。でも、それが過剰になると、相手を信じる力を奪ってしまう。勇気とは、恐れを感じながらも“関係を信じて一歩踏み出す力”なのです。


② “沈黙”は拒絶ではなく、戸惑いのサイン


紗季さんの“沈黙”は、心の整理が追いつかなかっただけでした。多くの女性がそうです。すぐに答えを出せないだけで、触れ合いたい気持ちは確かに存在している。大切なのは、“その後に伝える”誠実さ。沈黙を言葉に変えることが、関係の回復ではなく“信頼の構築”につながります。


③ “支える”とは“我慢する”ことではない


優しさを“耐えること”と混同してはいけません。本当に優しい関係とは、“言わない優しさ”ではなく、“話し合える安心”。我慢は関係を静かに傷つけるけれど、正直な言葉は関係を育てます。支え合うとは、互いの不安を預け合うことです。



男性へのヒント:


悠人さんのように、“一度の拒否”で引いてしまう男性は多いです。でも、彼のようにもう一度会いに行けた人が、最後に結婚の幸せを手にします。恐れを消そうとしなくていい。優しさは、恐れを抱えたままでも続けられるものです。完璧なリーダーでなくてもいい。女性が求めているのは、“強さ”よりも“揺れながらでも、一緒に歩ける誠実さ”です。


カウンセラーからのアドバイス:


小さなプライドから怒って断ってしまう男性もいます。けれど、結婚相談所で活動する婚活女性の中には、フィジカルな接触が苦手だったり、奥手だったり、自分の中の感触を確かめながら一歩一歩前に進めたいと願う方も少なくありません。大切なのは、“自分のスピード”と同じように、“相手のペース”を尊重すること。そのゆとりが、最終的に二人の信頼を育てます。



婚活で、”シャイを卒業する”今日のステップ📝:


「恐れを少しずつ手放していく、優しさの練習」


1️⃣ もし“あのとき言えなかった一言”があるなら、今日伝えてみよう。少し勇気が要る言葉ほど、相手の心に届くから。

2️⃣ 「ありがとう」や「ごめんね」を、形式ではなく“気持ちの温度”を込めて伝えてみよう。その一言が、相手の恐れをやわらげる。

3️⃣ “怖さ”を感じたら、それを隠さず共有してみよう。完璧でなくていい。二人で“怖さごと優しく抱きしめる関係”を目指してみよう。\


結婚は、完璧な二人が出会うことではなく、臆病な二人が“安心”をつくる物語。二人の沈黙が優しさに変わったとき、それはもう“恋愛”ではなく“夫婦”の始まりです。


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