“誰にでも優しい男”の3タイプ──結婚に近いのはどれ?
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「婚活女性必読!“誰にでも優しい男”をゲットする方法」を紹介するシリーズの第2話をお送りします。
「優しい男性に出会えて、交際しても、なぜか結婚につながらない」──そんな声を、私は数えきれないほど聞いてきました。彼らは決して悪い結婚相手ではない。むしろ、人として尊敬できる。けれど、“誰にでも優しい”がゆえに、恋愛が前に進まないのです。
今回は、婚活現場で本当によく出会う“みんなに優しい男”を3つのタイプに分け、それぞれの特徴・心理・見分け方、そしてどう関われば関係を前進させられるかを、具体的な実例を交えてお話しします。
男性の方へ:
あなたがこのタイプの男性なら、自分が“場を明るくする役”に徹しすぎていないか振り返ってみてください。ときには、空気よりも目の前の一人に意識を向けるだけで、関係がぐっと深まります。
タイプ①:社交的で楽しい「世渡り上手」タイプ
例えるなら、合コンや婚活パーティで場の中心にいるタイプ。たとえば、英司さん(33歳・営業職)。どんな相手にも感じよく振る舞い、初対面の女性にすぐあだ名をつけて場を和ませる。デートでも冗談を交え、常に明るく楽しいムードを作ってくれる人です。
見分けるポイント:
ただし──彼の優しさの中心は「場の調和」。あなた個人を大切にしているようで、実は“空気”を優先しています。たとえばあなたが少し落ち込んだ日も、彼は冗談で笑わせようとする。「元気出して」ではなく「気にしない気にしない!」。その軽やかさが時に、女性の心の奥に届かないのです。
関係を深めるヒント:
彼の明るさに合わせるより、“静けさ”を共有してみること。帰り道の沈黙を怖がらず、「今日、少し疲れてたけどあなたといて楽だった」と素直に言える女性は、彼にとって“空気の外側”を見せてくれる存在になります。彼が「この人といると、自分のテンションを作らなくていい」と感じた瞬間、恋が始まります。
タイプ②:誠実で頼られる「チームの調整役」タイプ
このタイプの代表は、新一さん(36歳・公務員)。職場では後輩の相談にのり、飲み会の幹事も引き受ける。お見合いでも穏やかで誠実、まるで“安心”を体現したような人。けれど、交際が進むと多くの女性がこう言います。「すごくいい人なんです。でも、恋愛感情がよくわからない」──。
見分けるポイント:
彼の優しさの核は「調和」と「義務感」。誰に対しても公平であることを自分に課しています。デートの帰り道に隣を歩くあなたより、通りすがりの高齢者に先に道を譲るような人。もちろん、それ自体は美徳。けれど、恋愛では“特別扱い”の欠如に映ります。
関係を深めるヒント:
彼に“感情を動かす経験”を与えること。たとえば「あなたが隣にいると安心する」と素直に伝えてみる。彼は論理やルールで動く人ですが、感情を受け取るとき初めて“恋”を意識します。あなたが彼の世界に“例外”をつくることが、心を開かせる鍵です。
タイプ③:結婚に覚悟を持った「コミット型」タイプ
このタイプの男性は、会った瞬間の印象が静か。派手さはないけれど、言葉の一つひとつに“芯”があります。たとえば、裕介さん(38歳・エンジニア)。一見無口ですが、デートで「仕事が落ち着いたら、誰かと丁寧に暮らしたい」と穏やかに語る。そんな男性です。
見分けるポイント:
彼の優しさの裏には、“孤独の理解”があります。人に対して期待しすぎない代わりに、自分ができることを誠実に積み重ねる。相手を喜ばせたいというより、“支えたい”という静かな意志で動く人。だから、恋愛初期では少し遠く感じられるかもしれません。
関係を深めるヒント:
彼には“尊敬と信頼”のメッセージが何より響きます。「あなたの考え方、好きです」「そう言ってくれると、安心します」──そう伝えた瞬間、彼はあなたを“理解してくれる人”から“生涯のパートナー”候補として見始めます。優しさを“評価”でなく“感謝”で受け止めることが、唯一の近道です。
3タイプ比較:結婚に一番近いのは?
結婚に最も近いのは③コミット型。優しさを“意志”として行動に変えられる男性です。ただし、①や②の男性も決して遠くはありません。彼らは“関係を深めるきっかけ”を待っているだけ。あなたがそのスイッチを押せば、彼らの優しさは一瞬で恋心に変わります。
“優しい男性”は多い。でも、“優しさを選びとる男性”は少ない。あなたが見るべきは、“どんな場面でその優しさが発揮されるか”。たとえば、あなたが風邪を引いたときに薬を買ってくれるのは、わかりやすい思いやり。でも、仕事で落ち込んで黙り込んでいるときに、何も言わず静かにお茶を差し出し、あなたの呼吸に合わせてくれるような優しさ──それは“気づかいの質”が違う。行動の派手さよりも、心の温度が伝わる瞬間を見極められるかどうかで、恋の行方は変わります。
今日のステップ📝:
「“優しい”の正体を一つ、見極めてみよう」
1️⃣ 今日のLINEや会話の中で、彼の優しさが“誰にでもできる気づかい”か、“あなたに向けた意志”かを観察してみてください。
2️⃣ もし彼の優しさが表面的に感じたら、「ありがとう」よりも「それ、嬉しかった」と感情で返してみましょう。
3️⃣ その反応で、彼があなたを見る目が少しでも変わったなら──それが“誰にでも”から“あなたにだけ”へ変わる最初のサインです。
小さな一言でもいい。“優しい人”を選ぶのではなく、“優しさが育つ関係”を選んでください。それが、婚活を前に進める一歩になります。
男性の場合は、「どんな場面で“優しさを見せたい”と思うか」を書き出してみましょう。自分の中の優しさの動機を知ることが、相手との距離を縮める第一歩になります。
あなたがどんな“優しさ”に惹かれてきたかを知ることは、未来の選択の第一歩です。優しい彼に惹かれるのではなく、“優しさの奥の意志”を愛せるようになると、婚活は静かに、でも確実に変わり始めます。
次回は、第3話「本命になる女性の条件──“誰にでも優しい男性”が心を開く瞬間」をお送りします。彼の“誰にでも優しい”を超えて、“あなたにしか見せない優しさ”を引き出す方法をお伝えします。