結婚、コスパ悪いって本当?
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愛を損益計算で語る時代
“結婚はコスパが悪い”──そんな言葉を耳にしたことはありませんか?SNSでは「お金も時間も自由も失う」と言われ、若い世代ほど共感が集まっています。でも本当にそうでしょうか。婚活メンター早川と32歳の婚活初心者・未帆との会話から、“幸福の計算式”を一緒にもう一度見直してみましょう。
「親がそろそろってうるさいの」
「ねえ、結婚ってコスパ悪いらしいよ」
その一言に、未帆は固まった。広告代理店で働く彼女は、日々数字と締め切りに追われる生活。休日は寝だめとNetflix、気づけば周囲は結婚・出産ラッシュだ。母のLINEにも“結婚”の2文字が増え、焦りが滲む。
久々に会った友人に相談したら、返ってきたのは「結婚?コスパ悪いよ」。
……コスパ。愛を損益計算で語る時代。ストローを噛みながら、未帆は思った。「あのスーパーで仲良く買い物してた夫婦も、あれコスパ悪いの?」
婚活メンター早川のひと言
数日後、未帆は母親から紹介された婚活メンター・早川のオンライン相談を受けた。
「結婚ってコスパ悪いって言われて、ちょっとショックで……」
早川は笑う。
「その友だち、何でもすぐ見切りをつけそうだね。でもね、そんな人、何人も見てきましたよ」
「以前“結婚 コスパ悪い”って言ってた女性がね、数年後に“思ったより結婚ってコスパ良かったです”って言ってた。家賃も光熱費も分け合えて、何より“ひとりで頑張らなくていい”って」
未帆が笑う。「でも自由が減るのも本当じゃないですか?」
「うん、孤独な自由と、誰かと生きる自由は違うんだよ。数字で測れば愛は赤字。でも心で見れば黒字なんだ」
「たとえばね、コンビニ弁当の方が“コスパ”はいい。でも誰かが作ってくれた味噌汁には、“手のぬくもり感”があるでしょ?」
婚活の“コスパ”は、コストを減らすことじゃなく、愛を循環させることだと早川は語った。
“効率”と“幸福”は、別のゲーム
今の婚活は“効率化された恋愛”だ。マッチングアプリで条件検索、即レスが常識。既読スピードに一喜一憂し、恋が業務チャット化していく。そんな現実に、心がすり減っている人は多い。
「人間関係って、効率化すると味がなくなるんだ」
未帆は思わずうなずいた。数字と成果ばかり追う毎日の中で、自分の心まで効率化していたことに気づく。
「恋愛も結婚も、数字では赤字。でも“おかえり”って待ってくれる人がいるだけで、人は明日も頑張れる。嘘だと思う?あれが幸福の本質なんだよ」
未帆は笑った。「効率ばかり考えると、人の存在まで“コスト”に見えちゃいますね」
「そう。婚活 コスパ悪い、って考え方は幸せを狭くするんだ。人は数字じゃなく感情で動く動物。誰かの笑顔のために頑張れるとき、人生は一番効率的になる」
その夜、未帆は久しぶりに自炊をした。コンビニより手間はかかったけれど、湯気の立つ味噌汁を見て少し笑った。キッチンの静けさが、なぜかやさしく感じられた。
「愛のコスパ」を取り戻すとき
ベランダで夜風に当たりながら、未帆は思った。──私はいつから“損しない恋愛”ばかり選んでたんだろう。
あの頃は、傷つくのが怖くて、正解ばかり探していた。でも今夜は少し違う。心がやわらかくなって、誰かと話したくなっている。
スマホを開き、婚活アプリの通知を一つ閉じる。代わりに、しばらく会っていない友人にメッセージを送った。「久しぶりにランチしようよ」。
まとめ
──あなたはどうだろう?“コスパ”ばかり気にして、心のやりとりを後回しにしていないだろうか。愛って、リスクもあるし、ちょっと手間がかかる。でも、その“非効率”が人生を豊かにする。それも本当だ。
早川のことばがよみがえる。「信頼おけそうな既婚者に取材してみるといいよ。親以外のね(笑)」
未帆は思う。損得で恋を測るより、誰かと笑い合える時間を選ぼう。
だって、たぶんそれがいちばん“コスパのいい幸せ”だから。
💡次回予告
「なぜ“損したくない”人ほど、愛から遠ざかるのか?」──“感情の投資”という視点で考察を加えます。
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