“ありのまま”を受け入れて出会えた人──会員成婚事例から
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相手の欠点ばかりに目がいって婚活疲労に
今回は、由美さん(仮名・35歳・会社員)の婚活ストーリーです。30歳で婚活を始めた当初は、お見合い後の1〜2回のデートで相手の欠点ばかりが気になり、自分からお断りすることの連続でした。このままだと正に婚活疲労へ一直線でした。
投影・完璧主義・自己肯定感の低さ
心理学的に言えば、投影や完璧主義、そして自己肯定感の低さが影響していたのです。「相手に理想を求めすぎて、自分も苦しくなる」──そんな悪循環で、時間だけが過ぎていきました。
“問題は自分の心のクセかも”
転機は「問題は相手ではなく、自分の内側にあるのかも」と気づいたこと。心理カウンセリング重視の相談所に入会し、セッションを通じて自分でも直視したくなかったネガティブさや自己主張の強さを指摘され、涙することもありました。でも少しずつ「否定せずに受け入れてみよう」と思えるようになったのです。
カウンセラーの励ましが力に
カウンセラーからは「由美さんは一般受けしないかもしれない。でも、そんなあなたを“可愛い”と思ってくれる人は必ずいるよ」「自分で自分と結婚したいと思えるくらいになれれば大丈夫」という言葉をかけられました。正直ピンと来なかったけれど、今思うと、この励ましが少しずつ心を溶かしていきました。
弱さを分かち合えた出会い
年明けに出会った準司さん(仮名・38歳・会社員)は、3回目のデートで自分の健康上の悩みを正直に打ち明けてくれました。境遇を嘆かず努力する姿に、「人は弱さを隠さなくてもいいんだ」と由美さんは感動し、人として彼のことが大好きに。
恐れと共に一歩を踏み出す
そこから由美さんも、彼を信じて自分の欠点やネガティブさ──自己肯定感の低さ──を正直に伝えるようになりました。普通なら「嫌われるかも」と思う場面でも、準司さんは「率直で素敵だと思います」「由美さんは可愛い人ですよ」と受け止めてくれたのです。
その瞬間、由美さんは驚きと安心で胸がいっぱいになり、ますます素の自分を出すのが楽しくなっていきました。まさにアドラーのいう勇気──恐れをなくすのではなく、恐れと共に一歩を踏み出すことを実践できた瞬間でした。
“心通じ合う人”は必ずいる
二人は順調に関係を深め、成婚へ。由美さんは振り返ります。「私の性格を“可愛い”と言ってくれる人が本当にいた!と奇跡のように驚きました。プロフィールに書いた“心通じ合う人と一緒に生きたい”というビジョンを、今まさに叶えているんだと幸せを実感しています。」
自分自身の心と向き合う
このエピソードから学べるのは、相手を変えようとすることではなく、自分の心と向き合うことの大切さ。弱さをさらけ出すのは怖いけれど、それを含めて受け止めてくれる人こそが、本当に一緒に歩んでいける相手なのです。
婚活で立ち止まっている方へ
完璧に振る舞う必要はありません。不安や恐れを抱えたままでもいい。大事なのは、その一歩を踏み出すこと。そしてその一歩を支える場所として、私たちリアルラブはいつでもあなたをサポートします。