男性が結婚を決断する決め手とは?
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give and take の法則!
こんにちは。心理カウンセラーの高山です。
いよいよ講座も今回が最後となりました。本講座の締め括りとして、婚活で最も重要な内容になりますので、しっかり自分のものにしていただければと思います。
婚活男性も、女性と同じように、過去を振り返れば、それなりに何人かの異性とお付き合いの経験がありますが、では、何がきっかけでその女性と結婚したのか?ということです。少々気になりますよね!
実際の既婚男性のアンケート調査では、そこが明確になっています。
例えば、今現在、既にご結婚をされている男性は世の中にたくさんいますが、その男性も、過去に何人かの女性とお付き合いしていく中で、最終的に現在の奥さんとご結婚をしたということになります。仮に、その男性が婚活中の過去5年程度の間に、3人の女性とお付き合いしていたとします。お付き合いする時は、頭のどこかに結婚を意識していますから、遊びのお付き合いではなく、それなりに真剣に考えた上で、お付き合いということになります。
しかし、残念ながら最初の二人の女性とは最終的にゴールすることができず、三人目の女性と結婚されました。
ここが重要なポイントなのですが、なぜ三人目の女性だったのでしょうか?ということです。
結婚を意識するような状況の中で「間違いない」と判断して、それでお付き合いをしていたわけですから、現在の奥さんと結婚しなくとも、最初の女性と結婚しても良かったですし、二人目の女性と結婚しても良かった。
でも、結果として、男性は三人目の女性を選んで結婚しました。
その差は何だったのか?という疑問が生じます。
明らかに、一人目、二人目の女性にはないものを、三人目の女性は持っていた。ということになります。
それが、男性が結婚を決断する決め手ということになります。
婚活とは、結婚をしたいと思う男女が、結婚に向けて活動することを意味しますが、
これまでの講座でもお伝えしたように、男女の考え方は基本的に異なる性質があります。
そして、婚活には、早期のご成婚に繋げるための方程式というものが存在します。
それが、give and take の法則となります。
言葉の通り、give とは(与える)。take とは(もらう)という意味ですが、どちらかと言えば、(欲しい)という意味が近いのかもしれません。
この方程式にどんな意味が含まれているかですが、例えば、女性に理想の男性像を聞いてみると、いろんな条件が出てきます。中でもいちばん多いのが経済力となります。結婚したら子育てをしたいと思う女性は多いですし、
ご結婚後、ご主人が病気なったりするかもしれません。一家の大黒柱が途中でいなくなる可能性もあるわけですから、要するに、将来に対しての不安が常に存在し続けるということになります。何かあっても大丈夫なように、ということを考えていけば、女性にとっては、まずは経済力を確保しておいきたい。という思いに駆られるのは自然なことでもありますね。
ですから、そういう思考が無意識にはたらくこと自体は問題ないのですが、これを方程式に当て嵌めると、take(欲しい)の部分になります。
しかし、結婚は give and take の法則で成り立っているわけですから、take だけでは成立しません。
必ず、give という部分が必要になってきます。女性の場合、この give(与える) の部分が欠如している人が意外に多いのです。女性自身も、人から言われなければ自分でも気づかない。そういう潜在意識があります。
条件として欲しいものは明確になっている。では、何を与えますか?(give)と聞かれると、
「・・・・・・・」というふうに、すぐに言葉が出てこない。
そういう女性は意外に多いのです。
結婚の条件として、例えば、大企業に勤務している人がいい。年収は〇〇〇万円以上の人が理想。背は170センチ以上の人がいい。体型はあまり太っていない人がいい。
自営業者はなるべく避けたい。などなど、要求する条件は絶対ではないけども、それなりに条件があって、なるべく条件が揃っている人で、それでいて感じが良くて、尊敬できる人で、頼りになる人、楽しそうな人。感じが良い人というふうに、掘り下げると、とにかくいろんな条件が出てきますね(笑)。
自分はそんなに理想は高くないと言いつつも、精査していくと、かなり理想が高いということが窺えます。
自分が結婚する相手ですから、私の見解としては、最初からハードルを下げる必要はなく、理想は高くとも全然平気だと思います。ただ、気をつけないといけないのは、仮に、それだけの好条件の男性がいたとすれば、おそらくですが、かなりモテる男性ということになります。婚活女性が放っておくような男性ではありませんね。
相談所の中で言えば、連日多くの女性からお見合いのお申し込みが殺到する男性ということになります。
ここまでが、女性側の深層心理ということになります。
では男性側の深層心理はどうかと言えば、先ほどの give and take の話に戻しますが、女性が take に意識が集中するということは、
男性は最初から見抜いているものです。そして、それは女性側から見れば当然だと考えますから、男性自身がそのことで女性を偏見の目で見ることはありません。
ただし、そこには、 give(与える)がちゃんと備わっている女性であるかどうかという点を、必ず見抜こうとします。男性は結婚すると、家庭を守る。家族を守る。生活を守る(経済力)。ということが宿命づけられているので、要するに、奥さんや子供のためにしっかり働いて、一家の大黒柱の役割を果たす決断をするのです。
それが、男性にとっての give ですから、女性が何を自分に与えてくれるのか?ということを、交際中に考えるのです。
お付き合いの過程で、例えば尽くす女性がいたとして、その女性は、どのように自分に尽くしてくれるのか?
自分に何をしてくれるのか?ということを必ず考えます。結婚は男女双方の幸せのためにするものですから、どちらか片方が一方的に尽くして終わる。という関係性ではそもそも成立しません。
男性自身も、誰と結婚するかで、その後の自分の人生の伸びしろが変わるわけですから真剣なのです。
結論としては、お付き合いに発展した場合は、結婚したら自分にはこんなことができる。あんなこともできる。
ということを、直接的な言葉でアピールするのではなく、間接的に、いろんな気配りができるということを、
お付き合いの過程で、会話や行動、振る舞いで示していくことがとても重要になります。
女性にとっての男性への give(与える)とは、金銭的なことではなく、気配りができて、配慮ができて、男性自身がいつも居心地がいいと、
そう感じさせてくれる女性のことを指します。例えば、健康管理や栄養管理にいつも気を使ってくれている。とか、
お金は自由に使わせてくれるけど、大事な部分ではお財布の紐が堅い、賢い女性なんだな。とか、
この女性なら、家を任せても大丈夫だと、そういうことが「安心・信頼」として男性に伝わりますから、それ自体が、女性が男性に与える give(与える)ということになります。
ここを忘れてしまって、外見さえ磨いていれば男性が寄ってくるのではないか?と考えているとしたら、大間違いなのです。そのレベルで寄ってくる男性は、大抵はナンパに近い意識が高く、婚活という言葉を使っていても、殆どは表面的なレベルに過ぎません。
婚活は、女性も真剣ですが、男性も真剣なのです。
先ほどお伝えした三人の女性の中で、男性が最後にお付き合いした女性を選んだ最大の理由は、
三人目の女性だけ、 give(与える)が明確になっていた。ということが、決断した理由となります。
もし仮に、一人目と二人目の女性も give が明確になっていたら、男性の判断は変わっていた可能性すらありますね。そんなことを考えていくと、ちょっとしたことが原因で、意中の男性が自分を選んでくれるかどうか、そこが明暗の分かれ道となります。
婚活における男女のコミュニケーションの中で、どのように give を表現して伝えていくかということは、カウンセリング等で詳しくアドバイスしていきますが、この講座(全5回)では、基本的な男女の違い、それぞれの深層心理についてをお伝えさせていただきました。
これがある程度理解できて、自分のものにしていくことができれば、今後の婚活に期待が持てます。
自分がどう思っているかを相手に伝えることも大切ですが、相手が何を考え、何を求めているかを知ることは、何より大切であるということを忘れないでください。
どんな人にも、幸せになる権利があります。
そして、事実の上で、誰もが、幸せを掴むことができます。しかし、その実現には、give and take という方程式があることを、常に心のど真ん中に置いておくことが大事です。
最後となりましたが、今後のご参考にされてください。
終わり
ブログを読まれて何かご質問がある際は、高山専用アドレスまでご連絡ください。
婚活は、ちょっとした意識の変化で、結果も大きく変わります。
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高山