42歳保育士、9回のデートで「婚活」をやめた日
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7/18(土)16:00~16:54 HelloFM「あのとき⏳二人であゆむ人生が始まった❤️」放送
番組ナビゲーター:木村直樹(福生の仲人・アオキ マリッジサポート オフィス 代表)
『第36回放送 特別番組「42歳女性成婚会員 保育士さんの成婚ストーリー②」
以下のURLをクリックして聞くことができます。
「もう、いいかな」
2021年8月、小林さん(42歳・保育士)は婚活を始めた。
周りの友人はとっくに家庭を持ち、職場では毎日子どもたちの「ママは」「パパは」を聞く日々。焦りがなかったと言えば嘘になる。
それでも心のどこかで「本当に好きって、私わかるのかな」という不安を抱えたままのスタートだった。
そんな彼女の前に現れたのが、44歳・介護施設でケアマネジャーとして働く清水さん。
お見合いの席で見たのは、こちらへの気遣いと、ちゃんとした常識。「悪くない」——そのくらいの温度で交際はスタートした。
介護と保育、フィールドは違えど「人の人生に寄り添う仕事」という共通点があった二人。
それでも小林さんの心はまだ、恋愛のスイッチが入っていなかった。
■ 「わからない」が続いた半年
初デートはカフェのカウンター席。
予約したのにテーブルではなくカウンターに通され、清水さんは一瞬「えっ」という顔をしたそうだ。
でもその偶然のおかげで肩の力が抜け、仕事の話、きょうだいの話、同窓会の思い出まで、気づけば2時間近く話し込んでいた。
「真面目そうで、緊張しない人だな」。それが小林さんの第一印象だった。
デート2回目では山登りの話で意気投合。
同じ山に登ったことがあるとわかり、「また登ってみたいな」という気持ちがふと湧いた。
年末年始をはさんでデート3回、デート4回と会うたび、清水さんは少しずつ将来の話を持ち出すようになる。
「一緒に住むなら拝島より東大和がいいか」。
真剣な問いに、小林さんは正直に答えるしかなかった。
「正直……よくわからない」
普通の恋愛ドラマなら、この台詞で終わってもおかしくない。
事実、間に入る仲人からも「清水様が意味がないと思えば、二人の交際はここまで」という厳しい言葉が飛んでいた。
それでも清水さんは離れなかった。
デート5回、昭和記念公園を歩きながら、小林さんは思い切って言う。
「お互い、好きとは言っていませんよね」。清水さんの返事は「そうですね〜」。
拍子抜けするような、それでいてどこか正直な間だった。
物足りなさを感じながらも、二人はなぜか次の約束を交わしてしまう。
今振り返れば、ここが運命の分かれ道だったのかもしれない。
実は、デート3回とデート4回の間には約3ヶ月ものブランクがあった。
まん延防止等重点措置による自粛期間だ。
それでも二人は毎週のように電話で話し続けていたという。
だからこそ久しぶりに会っても「久しぶり」という感覚がなく、自然に会話が続いた。
会えない時間の積み重ねが、実は静かに二人の距離を縮めていたのかもしれない。
仲人からの報告書には「二人はデートするけれど、距離を置いた交際しかできない関係かもしれない」という厳しい分析も記されていた。
それでも小林さんは、清水さんと会うこと自体を「面倒」と思わなくなっている自分に気づき始めていた。