結婚後の貯金はどれくらい必要?将来に備えて理解しておきた
結婚後の貯金はどれくらい必要?将来に備えて理解しておきた
「結婚後の貯金額ってどれくらいが適切なのだろう」と考えていませんか。デリケートな問題なので、気軽に相談することもできませんよね。お困りの方のために、結婚後に貯金が必要になる理由と参考にしたい貯金額の目安を紹介します。
【結婚後に貯金が必要になる理由】
結婚をきっかけに貯金を始める夫婦は少なくありません。結婚生活には多額の費用がかかるからです。特に大きな費用といえるのが人生の3大必要資金です。
具体的には、教育資金・住宅資金・老後資金を指します。具体的な必要金額はケースで異なりますが、数千万円程度かかることが一般的です。3大必要資金を短期間で貯えることはできないため、結婚をきっかけに貯金を始める夫婦が多いのです。
【結婚後の貯蓄額はどれくらい?】
残念ながら、結婚後の貯蓄額がわかる公的な資料は見つけられませんでした。代わりに、金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」を参考にします。
■結婚後の貯金額の目安■
同資料によると、20歳代(世帯主)2人以上世帯の預貯金残高合計は164万円、30歳代(世帯主)2人以上世帯の預貯金残高合計は852万円です(金融資産非保有世帯のうち、預貯金合計残高で回答があった世帯の平均値)。
金融資産を保有していない世帯を含む金融資産保有額は、20歳代(世帯主)2人以上世帯が212万円(中央値63万円)、30歳代(世帯主)2人以上世帯が752万円(中央値238万円)となっています。
■毎月の貯蓄額の目安■
では、毎月どれくらいの貯蓄をしているのでしょうか。
同資料によると、20歳代(世帯主)2人以上世帯は平均で年間手取り収入(臨時収入を含む)の17%、30歳代(世帯主)2人以上世帯は年間手取り収入(臨時収入を含む)の14%を貯蓄に回しています(金融資産保有世帯を対象に調査)。
参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」(https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2021/21bunruif001.html)
【結婚後は貯蓄に適したタイミング】
一般的に、結婚後は貯蓄に適したタイミングと考えられています。出産・子育て・住宅ローンの返済などに費用がかからないケースが多いからです。ライフイベントを見据えて、計画的に貯金をしていきましょう。