結婚後の夫婦別姓に対する世論の声はどうなっている?
結婚後の夫婦別姓に対する世論の声はどうなっている?
結婚の形も多様化してきている現在、「夫婦別姓」を選びたいというカップルも増えてきています。ですが現在のところ、法律で夫婦別姓は認められていません。
今の日本では夫婦別姓はどのように考えられているのでしょうか。結婚に関するアンケート結果をもとに、世論を確認していきましょう。
【「夫婦別姓」に関するアンケート調査の結果】
まずは、平成29年12月に行われた、内閣府による「世論調査報告書」の内容をご紹介します。夫婦別姓が認められるよう法律を改めるべきかどうかという点について、世論をまとめてみました。
改める必要はない
改めても構わない
18~29歳
19.8%
50.2%
30~39歳
13.6%
52.5%
40~49歳
15.6%
49.9%
50~59歳
19.1%
48.2%
60~69歳
33.0%
41.0%
70歳~
52.3%
28.1%
<p style="word-break: break-all;">出典:<cite><ahref="https://survey.gov-online.go.jp/h29/h29-kazoku/zh/z16.html" target="_blank" onclick="ga('send', 'event', 'ExtClick', this.href, '家族の法制に関する世論調査 図16_内閣府');">内閣府:家族の法制に関する世論調査 図16</a></cite></p>
世論では、主に10~50代の方が夫婦別姓に賛成していることがわかります。70歳以上では圧倒的に反対派が多いものの、39歳以下の方では賛成派の方が多いという結果でした。
【「夫婦別姓賛成派」が増えてきている】
平成29年の調査結果を過去の世論と比較すると、夫婦別姓に賛成している人が増え、反対派を上回るという結果になりました。「夫婦として生活をしていれば別姓でも正式な夫婦だ」という考えが多い傾向です。
主に若い年代に賛成意見が多く、賛成派が反対派を上回ったということから、夫婦別姓が法律的に認められる日が訪れる可能性は十分にあると考えられます。
【夫婦別姓は将来的に認められる可能性も】
結婚後の夫婦別姓についての調査結果をご紹介しましたが、賛成派の方が多くなっているということから、将来的に認められる可能性もあると言えます。
性別が変わることは、結婚前までの自分を捨てるような意識になる人も少なくありません。「夫婦別姓は性別による差別だ」という意見もあり、今後の法改正の動きに注目したいものです。