婚活はメンタルブロックとの戦い?
メンタルブロックって、お聞きになったことはありますか?人は生まれてから、20歳になるまで
平均148,000回のマイナスの言葉を聞いて育つと報告されています。
それが無意識の中でマイナスのブロックになって何かやろうとしても自信が持てない進めない、
そんな状態になるそうで、婚活の中ではその大きさから過程やかかる時間が大きく変わってきま
す。
某国立大学出身、面長のシュッと爽やかな出で立ちのYさん。プロフィールも容姿もバツグン、
理系出身のモテ男子。あっという間に交際が5名を超えて7名までに。「これから1人に絞りま
す」と宣言して、3人、2人、そして最後の1人をしっかり選びました。
ところが順調そうで実は大きな落とし穴がありました。真剣交際に入る時に悩みが始まり「お相
手が立派過ぎて眩しすぎる!」と言うのです。実は子供の頃から自分は劣等感の塊(母親から
100点を取りなさいと、いつもできない事を指摘されたそう)で、交際相手が学校のランクも上
で何より非の打ち所がない良い性格・・・だと、少年の様な涙を流して悩むのです。
時間をかけてYさんの長所や魅力に気づいてもらい何とか真剣交際になりましたが、成婚まで長
い時間を要して交際相手から「これ以上は待てません」と。
プロポーズ出来ない理由は「母親に反対されるのではないか」と今度は自分で作っている恐怖心
。面談の度にネガティブな気持ちを打ち消してプラス思考になるように、時間をかけて話
し合う日々。子供の頃から作られたメンタルグロックとの戦いの時間は、待たせてい
るお相手も辛かったはず。
唯一の救いは一人で抱えずに心を開いてくれたことです。何とか乗り越えて最後のプロポーズの言
葉に3ヶ月かかり「成婚」に辿り着きました。全てに感謝です。
Yさんのように人がうらやむ要素を幾つも持っていながら、小さい時からのブロックで涙を流す
婚活もあれば、一見地味に見えても自分のペースですんなり決断できる人もいます。心の奥のメ
ンタルブロックの大きさが、成婚にたどり着く過程に予想以上に大きく影響するのを、婚活の現場で出くわします。
もし日々の生活の中でマイナスが溜まって心が重いたいなと感じたら、プラスの言葉をたくさん
聞いたり好きなことを優先して、早めにクリアリングしてみてくださいね。
そして何よりも自分の気持ちを大切にしてくださいね。
丹波れい