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真剣交際で「伝えていいこと」と「伝えなくていいこと」

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真剣交際で「伝えていいこと」と「伝えなくていいこと」


真剣交際に入ると、多くの方が一気に不安になります。

「どこまで話していいんだろう」

「これ言ったら、引かれないかな」

「正直に言うべき? それとも黙っておくべき?」

仲人をしていると、この質問は本当に多いです。

結論から言います!

真剣交際は全部さらけ出す場ではありません。

でも、大事なことを隠す場でもありません。

今日は、その線引きをお伝えします。


真剣交際で「伝えていいこと」

① 結婚生活に直結する価値観

これは、必ず伝えてください。

・仕事を続けたい/続けるつもりはない

・住む場所への希望

・お金の使い方の感覚

・家族との距離感(同居・帰省頻度など)

ここを曖昧にしたまま進むと、後から必ずズレます。


② 自分が大切にしていること

完璧じゃなくていい。

・安心できる関係でいたい

・感情をちゃんと話し合いたい

・一人の時間も尊重してほしい

「私はこういう関係を望んでいる」

これは、伝えていいどころか、伝えるべきです。


③ 不安になりやすいポイント(整理できている範囲で)

ここがポイントです。

感情をぶつける

相手を責める

ではなく、

「私はこういう時、不安になりやすい」

「こうしてもらえると助かる」

自分の取扱説明書として伝える のは、とても健全です。


④ 親との関係(必要な範囲で)

毒親で育った方は特に悩みますよね。

全部話す必要はありません。

でも、

・距離を取っている理由

・結婚後の関わり方の希望

これは、きちんと伝えてOKです。

むしろ、ここを隠すほうが、後でしんどくなります。


真剣交際で「伝えなくていいこと」

① 過去の恋愛の細かい話

聞かれても、詳細に話す必要はありません。

・何人と付き合ったか

・どう別れたか

・どんなことをしたか

これは、今の関係にほぼ関係ありません。


② 整理できていない感情

怒り

恨み

過去への未練

未消化のまま投げると、相手は受け止めきれません。

話すなら、

「今も整理中なんだけど」

「感情としてこうだった」

ここまで自分の中で言語化できてからで大丈夫です。


③ 相手を試すような本音

・「これ言ったらどう反応するかな」

・「愛情を測りたい」

こういう本音は、信頼を育てるどころか、壊します。

不安は試すものではなく、共有するものです。


④ 親への強い恨み・否定

毒親で育った方ほど、ここは注意です。

親への怒りそのものが悪いわけではありません。

でも、それをそのままぶつけると、

相手は

「どう受け止めればいいか分からない」

状態になります。

伝えるなら

「だから私はこうしたい」までセットで。

大事なのは「何を言うか」より「どう伝えるか」

同じ内容でも、

✖「あなたが○○だから不安になる」

⭕「私はこういう時に不安になる」

主語が変わるだけで、相手の受け取り方は大きく変わります。


真剣交際の目的を、忘れないでください

真剣交際は、

・嫌われないための期間ではありません

・我慢を積み重ねる期間でもありません

「この人と、安心して人生を組めるか」を確認する時間です。

だからこそ、

・言えないことが増えていく

・我慢ばかりが増えていく

この状態なら、一度立ち止まっていい。

最後に、仲人としてひとつだけ正直に言います。

本当に合う相手は、あなたが丁寧に伝えた本音で離れていきません。

それで離れるなら、結婚後はもっと苦しくなります。

今のあなたが無理せず、安心していられるか。

真剣交際では、そこを何より大切にしてくださいね。


す~さんの結婚相談室 鈴木

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