幸せになれる人となれない人の違い
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幸せになれる人となれない人の違い
正直に言うと、昔の僕は「幸せって、努力すれば誰でも手に入る」って信じてた。
頑張れば報われるし、人に優しくすれば好かれる。
そんな単純な世界で生きてた。
でも、仲人の仕事をして何百人という人生に関わってきて、分かった。
幸せになれる人って、何かを持ってる人じゃなくて、受け取れる人なんだ。
「こんなに頑張ってるのに、なんで幸せになれないんだろう」
ある夜、面談が終わったあとにひとり残って、冷めたコーヒーを飲んでた。
時計の針は21時半。窓の外は冬の雨。
今日も一人、泣きながら帰った女性がいた。
「どうして私ばかり、うまくいかないんでしょうね」
彼女は笑いながらそう言ってたけど、目の奥はずっと泣いてた。
あの時、僕も胸の奥がぎゅっと痛くなった。
仲人として何もしてあげられなかったような気がして。
幸せになれない人は、完璧を求めすぎる
「もっと素敵な人がいるかもしれない」
「相手に嫌われたくないから、言いたいことが言えない」
「こんな自分じゃ、愛されない」
そんな言葉を何度も聞いてきた。
だけどね、幸せって、完璧な選択の先にあるんじゃない。
欠けたままでも愛し合える勇気の先にあるんだ。
たとえば、少し不器用でも、笑うと優しい人。
ちょっと口下手だけど、約束は絶対に守る人。
そういう温度のある人と向き合えるかどうかで、人生は変わる。
幸せになれる人は、今をちゃんと味わえる
以前、成婚した女性がこんなことを言ってた。
「一緒にご飯食べてる時、なんか幸せかもって思ったんです。特別なこと何もないのに」
その言葉、忘れられない。
彼女は、恋愛経験が少なくて自信もなかった。
でも、「今、目の前の時間を大切にしよう」と思えた瞬間から、表情が変わった。
人って、今を感じられる時に、ちゃんと生きてる。
ちなみに、僕が幸せを感じるのは、夜に会員さんから「今日は楽しかったです」ってLINEが来る瞬間。
ほんの一言なのに、あったかくなる。
幸せって、そういう静かな出来事の中に潜んでる。
幸せになれない人は、心のハードルが高すぎる
ある男性がこう言ったことがある。
「自分なんかが幸せになっていいんですかね」
その言葉に、僕は少し泣きそうになった。
幸せになる許可を自分に出せてない人って、意外と多い。
どこかで、「自分なんかが」というブレーキを踏んでしまう。
でも、幸せって自分を許すところから始まる。
上手くいかなくてもいい、弱くてもいい、失敗しても笑える。
そんな人ほど、自然と愛される。
幸せって、頑張りすぎない勇気
婚活をしている人たちを見ていて、僕が感じる最大の違いはここ。
幸せになれる人は、頑張ることを手放す勇気がある。
うまくいかない日があっても、「まあ、そんな日もあるか」と笑える。
相手が冷たくても、「きっと余裕がなかったんだろうな」と受け止められる。
一方で、幸せになれない人は、いつも正解を探してる。
愛し方にも、話し方にも、デートの内容にも。
でも、愛は正解じゃなくて、共鳴なんだ。
あなたは、どっち側にいたい?
完璧を目指して疲れてるか。
それとも、欠けたまま笑ってるか。
幸せって、選ぶものじゃなくて、感じる力なんだと思う。
だから、何かが足りないときほど、心を柔らかくしてみてほしい。
きっとその隙間に、誰かの優しさが入ってくるから。
余談だけど、最近、朝の散歩が好きになった。
まだ街が完全に目を覚ましていない時間、コンビニのコーヒー片手に空を見上げる。
白く淡い雲の隙間から、少しずつ光が差してくる瞬間がある。
その光が顔に触れた時、なんか知らないけど「今日も生きてるな」って思う。
幸せって、そういう一瞬の静かな肯定みたいなものなんだ。
誰かに見せるためじゃなく、自分の中にぽっと灯るもの。
たぶん、それを感じられる人が、本当の意味で幸せになれる人なんだと思う。
す~さんの結婚相談室 鈴木
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