幸せな結婚ができる人、できない人。違いは利己性と利他性
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目次
- 利己主義と利他主義で結婚生活が上手くいくかどうか分かる
- 1. 利己主義とは何か ― 深層心理から見る
- 2. 利他主義とは何か ― 成熟した愛情の土台
- 3.結婚生活での決定的な違い
- まとめ ― 成功する結婚の条件
利己主義と利他主義で結婚生活が上手くいくかどうか分かる
婚活をしていると、見た目・年収・趣味・価値観など色々な条件に目が行きがちです。
でも実は「結婚生活がうまくいくかどうか」を決める、もっと大事な“見えない要素”があるのをご存知ですか?
それが「利己主義(自分本位)」か「利他主義(相手を思いやれる)」かという視点です。
今日は、この2つの違いと、婚活で意識して見ておきたいポイントをお話しします。
1. 利己主義とは何か ― 深層心理から見る
利己主義(エゴイズム)は、単に「わがまま」という意味にとどまりません。根っこには「自己防衛」や「自分が傷つきたくない」という深層心理があることが多いのです。
幼少期に「自分が満たされなかった」経験がある人は、
「自分を守らなければならない」価値観が無意識のうちに染みついています。
その結果:
✅ パートナーの言動に「支配されたくない」「損をしたくない」という反応が出やすい
✅ 他者の視点に立つ力(共感性)が弱い
✅ 自分の快適さ・利益を優先する判断基準になる
たとえば:
家事分担で「自分はやりたくない」とまず考える
相手の気持ちより「自分が納得できるかどうか」で話を進めたがる
衝突が起きた時に「自分が悪かった」と認めることに強い抵抗を感じる
こうした性質は、結婚生活ではじわじわとパートナーを疲弊させる要素になります。
2. 利他主義とは何か ― 成熟した愛情の土台
一方、利他主義とは「自分の枠を超えて相手のために考え、行動できる力」です。
重要なのは、「自己犠牲」とは違うということ。
健全な利他性は:
✅ 自分の軸を保ちつつ
✅ 相手の立場や感情を汲み取ることができ
✅ 関係全体の調和や幸福を優先する
→ 成熟した愛情や信頼の土台になるのがこの利他性です。
【具体例】
自分の希望と相手の希望が違った時、「どうすればお互い納得できる形になるか」を一緒に探せる
パートナーが困っている時、「自分の予定や快適さ」を脇に置いてでも支えられる
衝突が起きた時、「自分はどう見えていたか」「相手はどう感じたか」を内省できる
こういう姿勢がある人との結婚は、信頼が深まりやすく、相手も自然と心を開けるのです。
3.結婚生活での決定的な違い
結婚生活は、価値観・習慣・優先順位のズレをすり合わせる連続です。その過程で「利己性」が強い人は次のような問題を起こします:
✅ 議論が「勝ち負け」になる → パートナーが萎縮する
✅ 家族や親戚の問題で「自分の都合」を優先 → トラブルが長引く
✅ 生活習慣や家事・育児で「譲れない」と主張し続け → 相手が疲弊
結果 → 愛情が摩耗し、家庭の空気が冷たくなる。
利他性がある人は、むしろ衝突の場面でこそ絆を深められる:
✅ 「どうしたら良い関係を築けるか」を一緒に考える
✅ 時には自分が折れることもいとわない
✅ 相手が安心して意見を言える雰囲気を作れる
結果 → 夫婦としての信頼感・チーム感がどんどん育っていく。
さて、問題は「この資質は初対面や初期交際ではなかなか見えづらい」という点です。
しかし、次の場面で兆候は出ます:
✅ 小さな意見の食い違いが起きた時 → 対話の姿勢があるか
✅ 相手や第三者への態度 → 上下意識や支配欲が出ていないか
✅ 自分が損をする場面 → すぐ不機嫌になるか、柔軟に対応できるか
✅ パートナーの幸せや満足について自然に考えているか
「譲り合い」と「一緒に作る意識」が感じられるかどうかが判断ポイントです。
まとめ ― 成功する結婚の条件
結婚は、“ふたりで作っていくもの” です。
条件やスペックではなく、**「この人となら話し合って歩み寄っていける」**と心から感じられるかどうか。
その土台を作るのがまさに「利他性」という資質。
✅ 利己性が強いと、結婚後に必ず苦しくなる
✅ 利他性がある人との結婚は、年を重ねるほど幸福度が増す
婚活では、つい目に見える条件に意識が向きがちですが、人柄の深い部分=利他性の有無こそ、ぜひ見極めてほしいポイントです。
そしてもし、自分自身にも「利己的なクセがあるかも」と思ったなら――そこに気づき、意識を変えていければ、それだけで婚活の質も大きく変わりますよ!
す~さんの結婚相談室 鈴木
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