婚活カウンセラーが解説！『自分らしさ』の正しい表現法

最初は良いところを見せることから始めよう

こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー 八木です。

婚活を進めていると、「お見合いの場で、普段の自分と違う服装や言葉遣いをすることに違和感がある」と感じる方もいるかもしれません。

「自分らしくない」と罪悪感を覚えたり、「取り繕っているだけでは意味がない」と思ったりすることもあるでしょう。

けれども、その感覚は間違いではありませんが、少し視点を変えることで、婚活を前向きに捉えるきっかけになるはずです。

お見合いは、いわば第一印象を決める大切な舞台です。

ここで大切なのは、外見の「自分らしさ」と内面の「自分らしさ」を分けて考えることです。

外見は相手への敬意を最優先に

まず外見について考えてみましょう。

お見合いの場では、外見の「自分らしさ」を出すことよりも、相手への敬意を払うことを最優先にします。

普段着ないスーツを選んだり、清潔感のある身だしなみを整えたり、女性であればきちんとしたメイクを心がけたりすること。

これらは「取り繕っている」のではなく、相手への敬意の表現です。

就職活動でも同様ですね。

面接の際にスーツを着て、普段よりも丁寧な言葉遣いをするのは、その場に対する敬意と真剣さを示すためです。

婚活もまた、自分の未来に関わる大切なステップですから、その場にふさわしい準備をするのは当然のこと。

これは決して偽りの自分ではなく、相手に対する礼儀や思いやりの表現といえます。

個性的なファッションや好みのスタイルといった外見の「自分らしさ」は、お互いを知り合って信頼関係が深まった後で少しずつ見せていけば良いのです。

最初は相手に敬意を示すことから始める。

これが、お見合いでの正しい姿勢なのです。

相手への感謝の気持ちを形で表現する

お見合いの場に相手が足を運んでくれたこと自体、大きな意味があります。

相手もまた、あなたと会うために時間を割き、身だしなみを整え、心の準備をして臨んでいるはずです。

その努力に対して、あなたが最善の自分で応えることは、「お互いを大切に思っている」というメッセージを伝える大切な手段です。

身だしなみや服装は、言葉以上に感謝の気持ちを伝えるツールです。

「あなたに会うために、少し特別な自分でいよう」と思うことは、相手への敬意そのもの。

それを意識するだけで、少しずつ自信も持てるようになるでしょう。

例えば、普段は少しカジュアルな格好をしていても、お見合いの日だけはきちんとしたジャケットを着る。

普段はリラックスした話し方をしていても、お見合いでは丁寧な言葉遣いを意識する。

これらの配慮は、決して「偽りの自分」ではありません。

相手に対する誠意と敬意を表現する、大人としての当たり前のマナーなのです。

内面の「自分らしさ」は素直に伝えよう

一方で、内面の「自分らしさ」については、まったく別の考え方が必要です。

あなた自身の考え方や価値観、好きなものや趣味、大切にしていることなど、これらの内面的な部分は取り繕う必要がありません。

文字通り、あなたらしさを大事にして相手に伝えることが重要です。

例えば、休日は読書が好きなのに「アクティブな人に見られたい」と嘘をつく必要はありません。

音楽が大好きなら、その話を楽しそうに語る姿こそが、あなたの魅力なのです。

家族を大切にしているなら、その気持ちを素直に表現することで、相手にあなたの人柄が伝わります。

大切なのは、自分の価値観や考え方を正直に伝えると同時に、お相手の考え方や価値観も尊重し、理解するように心がけることです。

「私はこう思うけれど、あなたはどう考えますか？」という姿勢で接することで、お互いの内面を知り合うことができます。

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