投稿日：2025/07/09

婚活で陥りがちな"出会い職人"「もっと良い人が」の危険性

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出会い職人にならないで
理想に近づいたら、次の理想を作らない
出会い職人にならないためには
さらに上の理想を求めない勇気
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出会い職人にならないで

こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー八木です。

婚活をしていると、「この人、私の理想に近いかも」と感じる相手に出会うことがあります。でも、そんなときに「もっと理想的な人がいるかもしれない」と思い始めると、婚活の目的がぼやけてしまい、「出会い職人」になりかねません。出会い職人とは、出会いそのものを量産することが目的化し、結婚というゴールを見失ってしまう人のことを指します。

今日は、なぜ出会い職人になってはいけないのか、そして出会いを大切にするためにはどうすればよいかについてお話しします。

理想に近づいたら、次の理想を作らない

婚活を始める際には、まず自分の理想のお相手を考えることからスタートするでしょう。「優しい人がいい」「安定した職業についている人」「趣味が合う人」など、様々な条件を挙げる方が多いと思います。しかし、婚活を進めるうちに、さらに上の理想を作ってしまうことがあります。「理想に近づくほど、もっと上を求めたくなる」という気持ちは自然なものかもしれませんが、それを繰り返していると、せっかくの良縁を見逃してしまう危険があります。

実際の結婚相談所での活動では、最初の理想を大切にすることが成婚への近道であることが分かっています。なぜなら、最初に描いた理想は、あなたが本当に求めている本質的な部分を表しているからです。後から追加する条件は、実は「あったら嬉しい」程度のものであることが多く、結婚生活において必ずしも重要ではないことがほとんどです。

そこで大切なのは、当初考えた理想を軸に「次はこの人との未来を描こう」と視点を切り替えることです。「この人とならどんな家庭を築けるだろう」「休日はどんな風に過ごすだろう」「将来子どもができたらどんな子育てをするだろう」と具体的に想像してみましょう。結婚は一緒に暮らす相手との生活を共に作り上げるものです。新たな理想を積み上げていくのではなく、目の前の出会いを大切にし、その人との理想の家庭を描く努力をすることで、婚活の目的に近づけるのではないでしょうか。

出会い職人にならないためには

婚活では、数多くの出会いを経験することよりも、一つひとつの出会いを大切にする姿勢が求められます。出会い職人になってしまうと、出会うこと自体が目的化し、関係を深める努力が後回しになりがちです。その結果、どれだけ多くの人と出会っても、結婚にはつながらないことがあります。これは非常にもったいないことです。

婚活市場では、お見合いの回数が多いほど成婚に近づくという傾向はありますが、それは単に数をこなすことが重要という意味ではありません。むしろ、一つ一つのお見合いから学び、相手を理解し、自分の気持ちと向き合う時間を大切にする人の方が、最終的に良いパートナーシップを築いています。

出会い職人にならないためには、自分が婚活を始めたときの初心を思い出すことが重要です。「なぜ婚活を始めたのか」「どんなパートナーとどんな生活を送りたいと思ったのか」を振り返りましょう。多くの場合、それは「温かい家庭を築きたい」「支え合えるパートナーがほしい」といった、シンプルで純粋な願いだったはずです。

そして、「この人なら」と感じた相手が現れたら、その出会いに真剣に向き合ってください。相手の完璧さを求めるのではなく、お互いを知り合い、時間をかけて関係を深めていくことで、理想以上のパートナーシップを築くことができるはずです。相手の小さな魅力に気づく努力をし、自分も相手にとって魅力的な存在になれるよう成長していく姿勢が大切です。