投稿日：2025/06/06

出生数68万人割れ結婚相談所が考える少子化対策と婚活

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カウンセラーの日常

過去最少を更新した出生数と見えてきた現実
静岡市が直面する厳しい現実
結婚の良さを改めて見つめ直す
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過去最少を更新した出生数と見えてきた現実

こんにちは。静岡の婚活・結婚相談所 JOYマリッジ.comの結婚カウンセラー八木です。

2025年6月4日に発表された厚生労働省の人口動態統計を見て、改めて日本の少子化問題の深刻さを実感しています。そして、私たち結婚相談所が果たすべき役割について、改めて考えさせられました。今日は、この問題について静岡市の現状とともにお話ししたいと思います。

厚生労働省が発表した「令和6年人口動態統計」によると、2024年の出生数は68万6061人となり、初めて70万人を下回りました。合計特殊出生率も1.15と過去最低を更新し、9年連続の下落となっています。

この数字を見ると、単純に計算して1人の女性が生涯に産む子どもの数が1.15人ということになります。人口を維持するために必要とされる2.1人を大きく下回っているのが現状です。一方で、婚姻件数は2年ぶりに増加し、48万5063組となったことは、わずかながらも希望の光と言えるかもしれません。

都道府県別で見ると、静岡県の合計特殊出生率は1.19となっており、全国平均の1.15をわずかに上回っているものの、依然として深刻な状況に変わりはありません。

静岡市が直面する厳しい現実

この全国的な傾向は、私たちの住む静岡市でも顕著に現れています。静岡市が発表した「静岡市の人口減少の要因分析と対策に向けた調査研究最終報告書（要約版）」（2025年1月22日）を見ると、その深刻さがより具体的に理解できます。

静岡市の人口は1990年の739,300人をピークに減少に転じ、2020年には693,389人となり、20政令指定都市中最下位となってしまいました。さらに衝撃的なのは、このまま対策を取らなければ、2050年9月末には約49万人となり、2024年6月末と比べて27.2％もの減少が見込まれるという推計結果です。

特に注目すべきは、静岡市の2020年婚姻率が20政令指定都市中下から2番目の低さであり、2010年から2020年にかけた婚姻数の増減率も同様に下から2番目に低いという事実です。出生率も2020年で下から2番目に位置しており、まさに少子化の要因となる指標すべてで厳しい状況にあることが分かります。

結婚の良さを改めて見つめ直す

このような状況の中で、私たち結婚相談所が果たすべき役割は非常に重要だと感じています。まず大切なのは、結婚の良さを改めて多くの方に知っていただくことです。

結婚は「苦労は半分、幸せは二倍」という言葉でJOYマリッジ.comは表現していますが、人生のパートナーと共に歩むことで、困難な時も一緒に乗り越え、喜びは倍に感じられるものです。経済的な安定だけでなく、精神的な支え合い、人としての成長、そして家族を築く喜びなど、結婚には多くのメリットがあります。

しかし、現代の若い世代の中には、結婚に対してネガティブなイメージを持つ方も少なくありません。経済的な不安、仕事との両立への懸念、自由な時間の減少など、様々な理由で結婚を躊躇する方が増えているのも事実です。だからこそ、私たちは結婚の本当の価値や素晴らしさを、具体的な事例とともにお伝えしていく必要があります。