40代後半の会社員の男性が3ヶ月で成婚した婚活エピソード(24)

きっかけは「年齢」でした。49歳を迎える直前、「ここで結婚できなければ独身を貫こう」と心に決めました。過去にも40代前半で一度婚活をしましたが、その時は条件を縛りすぎて上手くいかず、自分の未熟さを痛感しました。年齢を重ねた今、最後の挑戦として「本気で結婚を目指す活動をしよう」と決意したのがスタートでした。 婚活アプリやパーティーも考えましたが、自分には不向きだと思いました。真剣度や身元確認の安心感がないため、40代後半の私にとっては効率的ではないと判断しました。その点、結婚相談所は「結婚を目的とした方だけが集まっている」「身元が保証されている」という点で納得できました。特に“いち婚”は、若々しい仲人チームの姿勢やリーズナブルな料金体系に惹かれ、最後の挑戦を託す場所にふさわしいと感じました。

活動はわずか3か月と短期間でしたが、印象的だったのは「仲人推薦文の作成」です。天間さん・片桐さんにヒアリングをしていただいた際、普段の自分では言葉にできない魅力を丁寧に引き出してもらいました。その推薦文を通じて相手に私の人柄が伝わり、実際のご縁にも繋がったと感じています。相談する機会は少なかったものの、初めて会った時から誠実に向き合っていただき、「信じて活動すれば大丈夫」と思えたことが成婚の大きな要因でした。 初めてのお見合いでは、彼女の仕事が長引いてしまい20分程度しか話せませんでした。しかしその短さが逆に良いきっかけとなり、その場で自然に次回を約束しました。また、プロフィールに誤って「オカメインコを飼っている」と記載されていたことがあり、彼女がその話題を振ってきたのも印象的でした。最初は驚きましたが、笑い合いながら会話が広がり、結果的にはご縁を深める大切なエピソードになりました。偶然さえ味方に変えてくれる不思議な出会いだったと感じています。 お会いした瞬間、写真よりもずっと綺麗で、ネイルや身だしなみも丁寧にされていることに惹かれました。時間が限られていたにも関わらず、誠実で柔らかな雰囲気が伝わり「もっと話したい」と思いました。彼女もまた「仕事の都合で短い時間になったことを申し訳なく思い、もう一度きちんと会いたい」と感じてくれたようで、最初の出会いが次に繋がったのだと思います。 真剣交際に入ってから数回会った時点で、自然と「彼女と結婚するんだろうな」と思うようになりました。クリスマスの時期に香水のセットを贈ったこともありましたが、特別な出来事というより、日常の中でお互いを大切にし合う感覚が積み重なり、「結婚するなら彼女しかいない」と確信しました。 お見合いの短い時間を気にして「次回はもっとゆっくりお会いしたいです」と笑顔で伝えてくれた時、誠実さと優しさに心が温かくなりました。また、プロフィールの“オカメインコ”の件を本気で心配してくれた姿にも、思わず「可愛いな」と感じ、心が動きました。小さな気遣いや真っ直ぐな反応が、私にとっては大きな安心に繋がりました。 私は初婚で、自分の子どもを望んでいました。そのため「お相手にお子様がいないこと」「自分より年下であること」の2点だけを条件として設定しました。過去の経験から「条件を広げることの大切さ」を学んでいたので、欲張らずに譲れないポイントを絞り込んだことが、ご縁を掴むきっかけになったのだと思います。 特定の場所というより「一緒に過ごす時間そのもの」が大切でした。短い時間でも食事をしながら会話ができるカフェやレストランは、お互いを知るのに最適だと思います。特に私たちは、クリスマスの季節に訪れた落ち着いたレストランで距離がぐっと縮まりました。肩ひじ張らずに自然体で過ごせる場所がおすすめです。 活動期間が短かったこともあり、やめたいと思った瞬間は一度もありませんでした。むしろ、彼女に出会えていなければ途中でやめていたかもしれません。その意味では、最初の出会いから順調に進めたことが大きかったと感じています。 辞めることを考える前にご縁が繋がったので「乗り越える」という感覚はありませんでしたが、強いて言えば「最初から最後まで覚悟を持って臨んだこと」が支えでした。結果が出なければ独身を貫くと決めていたため、迷いなく行動できました。その姿勢が短期成婚に繋がったのだと思います。

40代前半に活動した時は、条件を厳しく設定し過ぎてご縁を逃しました。今になって振り返ると「自分本位で我儘な婚活」だったと思います。今回の挑戦では「条件は2つだけ」と決め、間口を広げて多くの方にお会いすることを大切にしました。結果的に、その姿勢が運命の出会いに繋がりました。婚活は「自分という商品価値を適正に見極めること」も必要です。本当に譲れない条件を絞り込み、まずは会ってみること。それが成婚への最短ルートだと思います。どうか諦めずに頑張ってください。