“決めきれない”自分を責めないで
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「いい人だとは思うんです。でも、どうしても“決められない”んです」カウンセリングの席で、そんな言葉を聞くことは少なくありません。相手に不満があるわけではない。一緒にいて嫌な気持ちになるわけでもない。それでも、「この人だ」と思えない。婚活の現場では、そうした“心のタイムラグ”が起きることがあります。そして多くの方が、そんな自分を責めてしまうのです。けれど──“決めきれない”のは、あなたが誠実に向き合っている証拠。それは、軽い気持ちで選ばない真面目さであり、心がちゃんと働いているサインなのです。 迷うのは「誠実に向き合っている証拠」恋愛では、勢いで進めることもあります。けれど結婚は、“これから何十年”という現実が続くもの。だからこそ、慎重になるのは自然なことです。ときに「もっと早く決められたら」と思うかもしれません。けれど仲人として何百人もの婚活を見てきて感じるのは、“早く決めた人”よりも、“自分の納得を大切にした人”のほうが、結婚後の満足度が高いということ。迷いは、心の誠実さ。それを恥じる必要はまったくありません。 “決められない”の裏にある3つの要因 「自分でも理由がわからない」という方もいます。その気持ちをほどくために、少し整理してみましょう。① 理想と現実のギャップに戸惑う プロフィールの印象や“こうあるべき”という理想と、実際の人柄の間にギャップがあると、人は一度立ち止まります。それは、心が「本当の自分に合うかどうか」を丁寧に見極めている瞬間です。 ② 相手の気持ちを思いやりすぎて動けない 「自分が迷っていることを伝えたら、傷つけてしまうかも」と、相手を気づかうあまり決断を先延ばしにしてしまうケース。やさしさが行動を止めている場合もあります。 ③ 自分の“幸せの基準”がまだ定まっていない婚活中は、周りの意見や他のカップルの進展に影響を受けやすい時期です。でも「誰かの幸せ」ではなく「自分が穏やかでいられる関係」が、本当の基準です。 迷いを整理する3つの視点 どうしても決められないとき、焦って答えを出すより、視点を少し変えてみましょう。 ① 「一緒にいるときの自分」を見つめてみる 相手といるとき、自然体でいられるか。無理に笑っていないか。“自分らしく話せる時間”があるなら、それは大きなサインです。 ② 「感情」より「生活感」を想像してみる 毎日の食事、休日の過ごし方、将来の会話──そうした日常を思い浮かべてみてください。「落ち着く」「安心できる」と思えたら、そこに“幸せの芽”があります。 ③ 「選ぶ」より「育てていける関係か」で考える 婚活では“どちらが良い”と比べがちですが、大切なのは「この人と育てていけるか」。完璧な相手はいません。でも、信頼を積み上げていける人なら、未来は十分に描けます。 仲人からのメッセージ “決められない自分”を責めないでください。婚活には、考える時間も必要です。そしてその迷いこそが、あなたが真剣に未来を見ている証です。Rosequaztzでは、答えを急がせることはしません。一歩一歩、自分の心と向き合う時間を大切にしてほしいからです。立ち止まる日も、ちゃんと前に進んでいる──そのことを、忘れないでください。 結びに “決めきれない”のは、まだ心が探している途中だから。人それぞれのテンポがあります。焦らなくていい。本当に信頼できる相手には、“決めよう”と思える瞬間が、自然と訪れます。婚活は、迷いも含めてあなたの人生の一部。どうかその時間を、やさしく受けとめてください。「誠実に、温かく、そして現実的に。」あなたのペースで、幸せを見つけていきましょう。