亡き父から学んだたった一つのもの。『孤独感』
- 婚活のコツ
- 恋愛テクニック
- 自分磨き
目次
- 喧嘩=意見の相違 ならばやるべき意義がある😉
- 「異性に自分の感情を表現する」
- 自己主張と自己表現力
- 人は人に習い、人は人に与える
喧嘩=意見の相違 ならばやるべき意義がある😉
こんにちは!
これから婚活する方も、
婚活をおやすみしている方も
そしてもちろん婚活している方も
お元気ですか?
縁〜port婚活ナビゲーターの
野上今日子です。
さて、皆さんは恋人とケンカしますか?
ケンカのあと、仲直りはどうしていますか?
どんなことでケンカになったのか、
ケンカの原因にもよると思いますが、思っていることを心に溜めずにお互い言い合えて、なおかつ、すぐに仲直りできて、ケンカの前よりもっと仲良くなれる。
そういうのいいですよねぇ。
すぐに仲直りできるケンカができるって実はホントに仲が良くないとできないんじゃないかと思います。
「異性に自分の感情を表現する」
「異性に自分の感情を表現する」
私は長い間、このことが苦手でした。
原因は分かっていて、それは間違いなく育ってきた環境によるものだと思います。
小さい頃から、単身赴任の父親はほとんど子育てに不在で、父は私の小・中・高・大の入卒の記念日への参加はおろか、父と撮った記念写真すらありません。思春期を越えるまでの家庭環境は、シングルマザーに育てられたようなもので、しかも海外勤務で中途半端にアメリカかぶれした父親は、『家は夫婦のもので子は早々に自立するもの』という教育方針のせいか、一人娘なのに、なんだかもう居候のように緊張感があって、父と私の関係は息苦しいほど他人行儀なものでした。
そのことが私の恋愛事情にどう影響したかというと、好きになる異性に思ったことが話せず、どう思われるかばかりを気にしているので、ただただ疲れる。
父親にもおねだりができない私が、ボーイフレンドにいきなり甘えるなんてことができるでしょうか。甘え上手がモテると聞いても、甘えるってなにかね?状態でした。
自己主張と自己表現力
中学3年生の修学旅行の時、お土産物屋さんでのこと。
同級生のたまちゃんが、担任の先生に向かって、手のひらをひらひらさせて、
「先生!お金足りなくなっちゃった!貸して!」
とみんなの前で茶目っ気たっぷりにお願いして、担任の先生が、「しょうがないなぁ。いくらだよ」と1万円も貸していたのを見て、イナズマに打たれたように衝撃を受けた私は、家に帰って早速、母親にこの話をしました。
先生に「お金がない、貸して」と言えるたまちゃんのあっけらかんとした明るさと可愛さ、素直さが私自身に足りないことに気づき、たまちゃんの性格がうらやましかったと言った時、母がなにを言ったかは忘れましたがなんとも気の毒そうに私を見る母の表情を今でも覚えています。
そんな私がそろそろ結婚を考えるようになった26歳、仕事が忙しい彼に対して、寂しいのに『会いたい』と言うことができませんでした。
「ああしたい、こうしたい」と思っているのに、
彼に甘えることができないまま、
結果的に、「別に僕がいなくても平気みたいだね」と、ドラマのセリフみたいな言葉であっさりフラれました。
その時、
親に甘えずがんばっているワタシのことを心のどこかでは、“わかってほしい”と期待していた子供時代の私が幻のように現れて、昇華されないまま、それは心の底にオリのように重たく沈んで、男性に自分の思いを伝えることはさらに難しくなっていくのです。
人は人に習い、人は人に与える
でも、安心してください。
恋愛の力って凄いものがあります。
ついに、私の心を解放してくれる男性が現れます。
30 歳になった時、仕事を通じて出会った男性は、恋愛感情というよりも戦友に近い存在でしたが、20数年も、異性に対して素直にも正直にもなれなかった私がある時、この男性と些細なことから大ゲンカになり、私は人生初、『異性に感情をぶつける』ことを経験します。
それは、それまで相手に好かれることばかり考えて、自分の意見も感情も表現できないでいた私のタマシイレボリューション!となったわけですが、その夜、心の中は後悔ばかり。『諍いの内容がどうであれ、あんなにひどいことを言ってしまったのだから、もう完ぺき嫌われただろうな。それでも、明日朝イチで謝ろう。
別れることになったとしても気まずいままで2人の関係を終わらせるのは良くない』
眠れないまま、そう結論を出し、翌日震える気持ちで電話で謝った私に彼は、
「こっちこそ悪かった。電話くれてありがとう。」と言ってくれて、それまで以上にお互いのことを信頼しあえる関係になっていきました。
「思ったことを言ったら嫌われる」
「いやだと思っても好かれるためにガマンする」
こんな風に思っていた私は、それから、
少しずつ自分の感情を解放することができるようになって、いろんなドラマがありましたがここでは長くなるので割愛。
その男性のおかげで、見事に「甘え上手」な可愛い女(笑)に成長できたと思います。
恋愛は、自分自身と向き合うものだとこれまでもいろんなところでお伝えしてきました。
自分のダメなところと向き合うのはそれ相応に痛みも味わいます。
恋愛なんてしなければ、つらい思いもしなくていいかもしれない。
こじらせの原因が私のように家庭環境にある場合でも、人間関係の課題は人間との関わりでしか乗り越えられないもので、
「あの時あの人がいてくれたから、
私は成長できた」と感謝できる恋愛はいいものだと思っています。