小説「100日後に退会する女子」 28日目

28日目

ハジメがＩＢＪに登録していた。

なんてこった！

どっかで見た顔だが、

フォトスタジオで綺麗に撮影していたから違うのかなと思ったが、

プロフィールを見たら間違い無い。

担当カウンセラーからのプロフィールを読んでやる。

「頼りになるご主人になってくれる事間違いございません」

頼りないから別れたんだよ・・・

・・・

一言くらい言えよー・・・。

この前会った時、何にも言ってなかった。

私のプロフィールを見られたくないなあ・・・。

・・・

ﾌﾞｰﾌﾞﾌﾞｯ

ハジメからLINEが来た・・・

「ナナミちゃんと同じシステムやったわ。

実は登録した。

写真が綺麗すぎて誰かわからんかったわw」

・・・

先を越された・・・

写真ね・・・そこは褒めるところやろ・・・

もう、そのニュアンスは言われ疲れてるねん・・・。

・・・

「そうなんや。

お互いに頑張ろうな。」

「うん、頑張ろう。」

・・・

変な感じだ。

ま、ヤツも独身だし、結婚願望あるしな。

仕方ない・・・

さて、何件かお見合いOKするか。

絶対にハジメより先に成婚してやる・・・

退会まであと72日

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