小説「100日後に退会する女子」 26日目
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目次
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- 退会まであと74日
26日目
今日は献血だ。
ただ、凄い雨と風。
普段なら予定キャンセルするけど、
今の時期は出てみよう。
・・・
献血が終わった。
物凄く感謝された。
良い事をしたなあ。
今、医療従事者の方は本当に大変だ。
家から出ない事で遠くから支援する。
献血も支援の1つだ。
・・・
緊急事態宣言からもう10日。
あと4日誰にも会わなかったら、私は陰性ということなのかな？
ハジメとは駅でお別れ。
結局、ほとんど話せず。
元々無口なヤツだ。
レディと2人でいるんだから、何かしら誘えばいいのに。
・・・
ジャッジアイズを返して貰った。
お礼の手紙が挟んである。
ハジメは手紙を書いてくる。
口ベタだかららしい。
・・・
「結論から読んでるんやろなあ、この手紙も。
ナナメ読みの七海ちゃんは相変わらず？
また今度FF7の話しながらZoom飲みでもしよう。
ジャッジアイズありがとう。
龍が如く7は俺は好き。」
・・・
私は、何でも結論から知りたいクセがある。
だから、こういう手紙も最後の文から読むのだ。
ハジメはそれを知っている。
ナナメ読みの七海と名付けられた。
龍が如く7を私が気にしていた事を覚えていたのだろう。
・・・
居心地は良いが、男を感じない。
だから別れた。
・・・
さて、家でゆっくりするか。
他の人と交際が進んだら、その人との居心地も良くなるはずだ。
