親の仇かってくらい、煮込むのよ。
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コピーライターKです。
とある男の料理動画が、たまらなく好きだ。
色気のある渋い手元、無骨な鉄フライパン。黒い背景。なんか木のまな板。
手の込みようも半端なくって、ポークカレーの動画を見始めたはずなのに、なぜか鶏ガラを2時間煮るところから始まる。一瞬、え?見る動画間違えた?って思う。 そこからたまねぎとにんにくと生姜を揚げる。そこにカレー粉と小麦粉を合わせてカレールーを作る。それを冷ます。すくう。ここでやっと冒頭の鶏ガラスープ登場。火にかけてルーとスープを合わせて完成と思いきや、濾す。そこにすりおろしたにんにくや苺ジャム、フライパンで焼き色をつけた豚肉を投入。やっと完成。
そんな男の料理動画が、たまらなく好きだ。
先日、友達夫婦にその話をした。友人も「ああ、俺も好き」と言った。
奥さんが友人を親指でくいっと指さして言った。
「こいつも、煮込むのよ」
「煮込むって?」
「すじ肉。親の仇かってくらい、煮込むのよ」
「いいやん。おいしそう」
「勘違いすんなよ。おいしいとか、おいしくないとかじゃなくって。わざわざ食材買ってきて、何時間もかけて料理するより、冷蔵庫にあるものでぱぱっと15分で作ってくれる方がうれしい」
らしいです。
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