就職氷河期世代への就労支援に国の予算が投じられることが決まりました。その額603億円です。やっと国が本気になってくれたか、とロスジェネ(ロストジェネレーション)世代の一人として感じます。私は今44歳ですが、思えば学生時代、誰もが知る一部上場企業の就職説明会に数百人が訪れて採用人数は10人とかいうのが当たり前でした。狭き門というよりは、「その門、閉まってますよね?」と言いたくなるくらいの厳しさでした(苦笑)。私は当時教職員を目指していたこともあり(結果挫折しましたが・・・)友人たちよりも就職が決まるのが遅れ、なんだかんだで半年くらい就活していました。当時は長く辛い活動期間でしたが、それでも正規職員として採用されてよかったと、振り返ります。正社員になれなかった人たちの中には、非正規雇用を40代になるまで続けている人もいます。非正規雇用と正規雇用の年収の差はざっくり2倍ほど違います。年収にすれば非正規雇用の人は200万円台です。生活費もままならない収入です。ましてや婚活することなどは遠い話ですね。