「結婚はゴールじゃない」と言われる本当の理由
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〜離婚理由データから見える“結婚前に大切なこと”〜
最近、SNSなどを見ていると
「婚活中です」という投稿と同時に
「離婚を考えています」「離婚しました」といった言葉も目にするようになりました。
せっかく出会い、結婚という決断をしたのに、なぜ夫婦は離婚という選択に至るのでしょうか。
これは誰かを責める話ではありません。
むしろ これから結婚を考えている方にとって大切な“現実のヒント” になるお話です。
結婚はゴールではなくスタート。
頭では分かっていても、現実には離婚という選択が一定数起きているのも事実です。
では実際に、何が原因で夫婦はすれ違ってしまうのでしょうか。
離婚理由の1位は「性格の不一致(価値観のズレ)」
法務省が公表している「協議離婚に関する実態調査」では、
離婚原因として最も多いのは 「性格の不一致」 でした。
これは「相手が嫌いになった」という単純な話ではなく、
・価値観の違い
・生活リズムの違い
・考え方の前提の違い
といった、日々の積み重ねで生まれる“小さなズレ” が関係を揺らしていくということを意味しています。
「性格の不一致」の正体は、だいたいこの3つ
① 会話のズレ
言葉が通じないというより、「前提」が違う。
小さな誤解が積み上がり、話すほど疲れる関係になってしまうことがあります。
② 役割期待のズレ
家事・育児・仕事に対する考え方。
「手伝う」という感覚か、「分担する」という感覚か。
どちらが正しいではなく、合意形成ができないことが問題になります。
③ “正しさ”の押しつけ
相手を理解するより先に、評価や採点が始まると関係は冷えていきます。
「分かってもらえない」が積み重なると、心の距離が広がってしまいます。
次に多い離婚原因
同じ調査では、次の項目も上位に並びます。
・異性関係
・精神的な暴力
・親族との折り合い
・浪費
ここから分かるのは、離婚が起きるときは
大きな事件よりも先に、安心が削られていく生活 があるということです。
婚活で本当に大切なのは「条件」よりもここです。
離婚理由の多くが「ズレ」なら、婚活で備えるべきことはシンプルです。
1)ズレが出たときの“話し合い方”を見る
相性は「最初から合うか」よりも
ズレたときにどう直せるか で決まります。
・不機嫌で黙る人か
・詰問
・論破に走る人か
・話し合いで解決しようとする人か
ここが合わないと、どれだけ条件が良くても折れてしまいます。
2)家事・お金・親族の話を結婚前に言語化する
聞きにくい話ほど、後で大きな問題になります。
「聞かない優しさ」は、長期的には優しさにならないこともあります。
3)我慢できる違いと、我慢すると壊れる違いを区別する
価値観はすべて一致しません。
でも、生活の土台(安心・尊重・金銭感覚)がズレると苦しくなります。
「好き=我慢」 ではありません。
「波風立てたくないから我慢する」が続くと、
やがて心が限界を迎えてしまいます。
結婚前にできる「現実的な相性チェック」
相性とは、気が合うかどうかではなく
“ズレた時に壊れないか” です。
次のことを話し合ったことがあるか、振り返ってみてください。
・ケンカしたときのタイプを知っているか
・お金の使い方の感覚を共有しているか
・家事は「手伝う」か「分担する」か話しているか
・一人の時間の必要性を理解しているか
・親との距離感について話しているか
・ストレスが溜まったときの行動を知っているか
・感謝や謝罪を言葉にするタイプか
・将来の働き方のイメージは近いか
・“正しさ”より“尊重”を優先できる人か
・違っていても「大丈夫」と思える相手か
これらを話したことがない場合、
結婚後に“初出しの地雷”になることがあります。
まとめ
相性がいい夫婦とは、
✔ ケンカしない夫婦ではなく
✔ ズレても壊れない夫婦
結婚前に必要なのは、運命や条件よりも
「話しておく勇気」 なのかもしれません。
結婚とは、相手を選ぶことでもありますが、
同時に 「違いとどう向き合うかを決めること」 でもあります。
相性がいい相手とは、何もかもが同じ人ではなく、
違いがあっても話し合える人。
違和感を我慢し続ける関係ではなく、
違いを言葉にできる関係こそが、長く続く土台になるのかもしれません。
結婚前に、少し勇気を出して話してみる。
その時間は、未来の自分を守る準備でもあります。
正解の相手を探すより、
一緒に答えを作っていける相手かどうか。
その視点を、心の片隅に置いてもらえたら嬉しいです。
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犬飼博司