シンママの私がネイルしていたらダメですか？
- お見合い
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目次
- 久しぶりに自分のための時間を
- その一言が落とした影
- 本当は、こう言ってほしかった
- 私らしさをあきらめない
久しぶりに自分のための時間を
子育ても仕事も、毎日があっという間に過ぎていく。
だから、お見合いの前日は思い切って自分のためだけに時間を使った。
美容室で髪を整えて、ネイルサロンで指先を彩る。
鏡の中の私は、久しぶりに“ときめく自分”だった。
その一言が落とした影
当日、少し緊張しながら席についた私に、彼は開口一番こう言った。
「いつもその爪で料理とか家事してるんですか？」
笑顔で返せなかった。
まるで「お母さんらしくない」と責められたようで、
せっかくのオシャレが、一瞬で否定された気がした。
心の中でつぶやいた。
「シンママがネイルしていたらダメなんですか？」
「子どもがいない女性だったら、“綺麗ですね”って褒めてもらえたかもしれないのに…」
胸の奥のときめきが、その瞬間、静かにしぼんでいった。
本当は、こう言ってほしかった
「そのネイル、とても素敵ですね」「お会いできるのを楽しみにしてました」
シングルマザーにとって婚活は、ただの日常ではない。
忙しい毎日の中で時間を作り、勇気を出して臨んでいる。
その背景を少し想像してくれるだけで、選ぶ言葉は変わるはずだ。
私らしさをあきらめない
ネイルもメイクもオシャレも、誰かに好かれるためだけじゃない。
「自分らしく素敵でいたい」という想いの表れだ。
そんな努力やときめきに気づいてくれる人と出会いたい。
その人ならきっと、これから先もお互いを大切にできるはずだから。
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