“恋したい”なんて、言っちゃいけない気がしてたー第2章②
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目次
- 「彼の姿を見たら、思わず手を振ってた」
- 「自分から手をつないだ私に、びっくりした」
- 「この笑顔、久しぶりかもしれない」
- 「誰かの幸せが、私の背中を押してくれた」
「彼の姿を見たら、思わず手を振ってた」
待ち合わせの場所で、彼の姿が遠くに見えたとき、
私は思わず、子どもみたいに手を振っていた。
誰かに見られてたら…なんて、一瞬も考えずに。
「嬉しい」が、私の中のすべてを超えてしまった。
そんな私を見て、彼も少し照れたように笑って、
ゆっくり手を振り返してくれた。
「自分から手をつないだ私に、びっくりした」
この日は子どもを預けてきて、久しぶりに
“誰にも気をつかわない時間”を過ごしていた。
彼のとなりに並んだとき、気づいたら私は、
彼の手をつかんで、少し引っぱっていた。
「彼から手をつないでくれるかな…?」
そんなことを考えるより先に、体が動いてた。
彼は少し驚いたように、でもすぐに笑ってくれた。
ああ、私ほんとはこうしたかったんだ。
そう気づいた、たった数秒の出来事だった。
「この笑顔、久しぶりかもしれない」
「何か食べる?」と聞かれて、私はふと
「ソフトクリームが食べたい」って言ってた。
近くにあったミルクファームのお店で、
白くて甘いアイスを一口食べた瞬間、
思わず笑ってしまった。
——そういえば私、
子どもの食べ残ししか食べてなかったな。
なんでもないことなのに、
こんなふうに“自分のためだけ”の時間って、
すごく特別なんだなって思えた。
「誰かの幸せが、私の背中を押してくれた」
子どもを迎えに行く前、
近くのカフェにちょっとだけ寄ったら、
そこに妹と、よく知る店のマスターの姿があった。
カウンター越しに、ふたりが笑いながら話しているのを見て、
あ、妹も今…恋してるのかもしれない、って思った。
そう思ったら、なんだか急に嬉しくなって、
私はひとり、静かに微笑んでいた。
気づけば、私は彼と過ごした余韻のまま、
未来へ向かって、心をそっと動かしていた。
💫 ルーチェファータは、いつでもあなたの味方です。
あなたが「幸せになりたい」と願う限り、私たちはいつでも、そばにいます。