ステップファミリー|数字からえてくる“いま”の再婚家族
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はじめに
「ステップファミリー」という言葉を、最近少しずつ見かけるようになりました。
けれど、実際には私のまわりに、私と同じように子連れで再婚したご家族はほとんどいません。
だからこそ、ときどき
「私たちは、まわりから見たら少し珍しい家族なのかな」
と感じることもあります。
でも、数値で見てみると、ステップファミリーは決して特別な存在ではなく、
いまの時代を生きる私たちのすぐそばにある、ひとつの自然な家族のかたちになりつつあります。
今日は、そんなステップファミリーについて、少しだけ数字を通して見てみたいと思います。
数字はときに冷たく見えるけれど、そのひとつひとつの背景には、たくさんの人生があって、再出発があって、家族になっていく物語があるように感じています。
婚姻全体の約7%
再婚の中では、もう珍しくない存在
推計データでは、婚姻全体の約7.0%がステップファミリー、そして再婚全体の約28%がステップファミリーとされています。
つまり、再婚の中では、子どもを含む新しい家族のかたちは、もう決して少数派ではないということです。
この数字を見ると、
子どもがいるから難しい、
再婚だから特別、
という見方だけでは語れない時代に、私たちはもう入っているのだと思います。
再婚は、ただ「もう一度結婚すること」ではなく、
それぞれが歩んできた時間も、大切な存在も含めて、
新しく家族になっていくこと。
そう考えると、ステップファミリーは“例外”ではなく、これからもっと自然に受け止められていく家族の形なのかもしれません。
離婚は年間18万組超
その約5割に未成年の子どもがいるという現実
2023年の厚生労働省の統計では、婚姻件数は474,741組、離婚件数は183,814組でした。
そして、未成年の子どもがいる離婚は94,487組で、全離婚件数の51.4%となっています。
この数字が教えてくれるのは、離婚は夫婦ふたりだけの問題ではなく、
子どもの暮らしや安心や未来にもつながる出来事だということです。
だからこそ、その先にある再婚や新しい出会いもまた、
大人同士の気持ちだけで進むものではなく、
子どもの気持ちや生活を大切にしながら育てていくものになります。
そう思うと、ステップファミリーが増えていくことは、
決して不自然なことではなく、
人生の中で起こる変化に、人がもう一度あたたかい関係を築いていこうとする、ごく自然な流れにも見えてきます。
増えているのに、言葉の認知度はまだ12%
一方で、日本法規情報の調査では、
「ステップファミリー」という言葉の認知度は12%にとどまるとされています。
つまり、実際には存在しているのに、
まだ社会の中で十分に知られているとは言えない、ということです。
この“知られていなさ”は、ときに生きづらさにもつながります。
周囲に理解されにくかったり、
初婚でできた家族と同じように見られたり、
「うまくいって当たり前」のような空気の中で苦しくなってしまうこともあります。
けれど本当は、ステップファミリーにはステップファミリーの育ち方があります。
✓ 最初からきれいに形が整わなくてもいい
✓ すぐに仲良くならなくてもいい
✓ 少しずつ、その家族なりの関係をつくっていけばいい
そういう理解が、これからもっと広がっていくといいなと思います。
“普通の家族”を目指しすぎなくていい
ステップファミリーで苦しくなりやすい理由のひとつは、
「ちゃんと家族らしくしなきゃ」
「早くなじまなきゃ」
「本当の親子みたいにならなきゃ」
と、無意識に急いでしまうことです。
でも、新しい家族には、新しい家族の時間が必要です。
これまで積み重ねてきた親子の歴史があるからこそ、
そこに新しい人が入っていくことは、簡単ではないのが自然です。
だからこそ大切なのは、
初婚の家族と同じ形を目指しすぎないこと。
✓ 同じでなくてもいい
✓ 少しずつ信頼が育っていけばいい
✓ 会話が増えていけばいい
✓ 一緒に過ごしても疲れない関係になっていけばいい
その積み重ねこそが、新しい家族の土台になっていくのだと思います。
再婚相手は、まず“信頼できる大人”から
子どもにとって、再婚相手は最初から「新しいお父さん」「新しいお母さん」ではありません。
だからこそ、最初から親になろうとしすぎないことも、とても大切です。
むしろ、はじめは
信頼できる大人の友だちのような存在
くらいが、ちょうどいいこともあります。
そのために意識したいのは、次のような姿勢です。
✓ 子どもの話を、まずはきちんと聞くこと
✓ 子どもの気持ちやペースを尊重すること
✓ 仲良くなることを急がず、 無理に求めないこと
✓ 家族になるというのは、役割を急いで決めることではなく、
✓ 安心を少しずつ重ねていくこと
そのやさしい積み重ねがあると、関係は思っている以上に自然に育っていくことがあります。
子連れ再婚の婚活で大切なのは、“理解”より“姿勢”
婚活の現場でよく感じるのは、
「子どもがいても大丈夫です」と言ってくれることと、
本当に子どものいる人生を受け止められることは、
少し違う、ということです。
大切なのは、知識の多さよりも、
一緒に考えようとしてくれる姿勢があるかどうか。
✓ 予定変更が起こること
✓ 子ども中心の日があること
✓ 会うタイミングを急げないこと
✓ 距離感に時間がかかること
✓ 元配偶者とのやり取りや養育費など、現実的な話があること
そういったことを“面倒な条件”としてではなく、
その人の人生の一部として、ていねいに受け止められる人かどうか。
ここが、安心して進めるご縁かどうかの大きな分かれ道になるように思います。
まとめ
ステップファミリーは、まだ日本では十分に知られているとは言えません。
けれど、数字を見れば、もう決して遠い存在ではありません。
婚姻全体の約7%、再婚全体の約28%を占めるとされ、離婚の約半数には未成年の子どもが関わっています。
知られていないからこそ、不安になることもあります。
でも、知られていないからこそ、やさしく知ることに意味があります。
家族の形が違っても、幸せの形まで違うわけではありません。
初婚の家族と同じでなくてもいい。
わが家らしい形で、少しずつ育っていけたら、それでいい。
そう思えたとき、ステップファミリーは
“難しい家族”ではなく、
あたらしくはじまる、あたたかな家族になっていくのだと思います。
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